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同人誌にはどのような種類がある?それぞれの特徴を理解しよう!

公開日:2021/10/15  最終更新日:2021/09/29


一口に同人誌といっても、いくつか種類があります。明確な違いがあって、それ以外は許さないということはなく、基本的には各人が好きなことを書いているのですが、その内容や書き方によって種類がわかれます。これから同人誌を書きたい、集めたいという人は、そうした種類を知っておくと参考になると思います。今回はそういった点をまとめます。

同人誌とはどのようなもの?漫画との違いも知ろう!

まず、同人誌とはどんなものでしょうか。一般的には、同じ趣味や志を持っている個人やサークル・団体が自ら資金を出して作成する、いわゆる「同人雑誌」のことを指しています。一般の書店で流通している「漫画誌」のように商業出版の流通経路に乗らないケースが圧倒的に多く、頒布会などでやりとりされます。

このように、内容はどちらもマンガでぱっと見は似ているように見えますが、その成り立ちや取引方法は異なります。そもそも「同人誌」の語源になっている「同人」とは、考え方や主義志向、趣味などが同じ人たちが集まることを指しています。それらの同人が共同で執筆、編集、発行する機関誌や雑誌のことを「同人誌」といいました。「同人誌」の歴史は、古くは明治時代にまで遡ります。

小説家の尾崎紅葉などが中心となった文学結社である「硯友社(けんゆうしゃ)」から文芸作品などを自費で出版した「我楽多文庫(がらくたぶんこ)」が日本で初めての同人誌といわれています。そこでの同人誌出版の活動が、のちの日本の文学界に大きな影響を与え、多くの才能が見出だされ、傑出した作家を輩出したといわれています。

現代の同人誌も、利益を求めることを第一に捉える商業出版と違い、出版社を通さないため、幅広く一般の書店の店頭にも置かれるようなことはありませんが、作家たちの意思が反映しやすい形態だといえます。現代の同人誌のジャンルは、小説のような読み物を扱った「文芸系」の他、自ら創作したマンガを扱う「一次創作系」、既存のマンガ・アニメ・ゲームなどを題材とした「二次創作系」、コスプレ写真集といったものがあります。

その他、芸術分野から外れて、鉄道やミリタリーといった特定の趣味を深く追究したものやIT(情報技術)に関する技術的なノウハウや知識を集めた「技術系同人誌」というジャンルまで存在します。そういった分野でも例外なく、好きなことにハマった人たちが好きなことについて書いたものを頒布し合っています。

まさに当初の同人誌のように、同じ志を持った人が集まれば、そこに新しい同人誌のジャンルができあがるような感じです。中には商業出版の本を凌ぐようなクオリティの同人誌も多く出版されており、その幅の広さは奥が深いものがあります。あまり一つのイメージにとらわれず、いろいろなジャンルが集まる頒布会などに出掛けてみると、いろいろなタイプの同人誌に出会えて楽しいと思います。

同人誌にはどのような種類がある?

さて、同人誌は、その発行方法によって「個人誌」「合同誌」「ファンジン」の3つに大きく分類できます。どんな立場の人がどのようにして作ったかによって変わってきます。以下では、それぞれについて見ていきます。

個人誌

個人誌とは一人の作者によって制作された同人誌を指します。企画から原稿の制作、頒布に至るまで、一人で行います。たいていの場合、作者は同人作家や同人漫画家です。これは現在の同人誌で主流の発行形式です。このような個人誌のメリットは、個人の資金と時間が許す限り、納得のゆくまで冊子の体裁を整えたり、ストーリー展開や表現の追求ができたりすることです。個人のこだわりを発揮しやすい方法といえます。

以前と比べてパソコンで原稿が簡単に作れるようになったことに加えて、冊子の制作費用も以前に比べて安価になったことで、あまり大掛かりな作業にはならなくなりました。印刷所への入稿も、小ロットでの発注ができるため、あまりまとまったページ数でまとまった冊数の制作を目指す必要がなくなりました。小ロットで自分が作りたいだけ作って頒布するということが可能なのです。また、作品発表の場もインターネット上に広がったことで、頒布が容易になり、個人でもなんとかなるようになったところも個人誌普及には大きかったでしょう。

合同誌

合同誌とは、特定のジャンルの下に複数の作者が集まり、各々が寄稿する形で発行費用を出し合って作る同人誌のことです。サークルを組んで「サークルの合同誌」という形で発行されます。普段は別々のサークルで活動している人たちが集まって新たに一つのサークルを結成して出版する場合も合同誌と呼ばれます。大きなサークルでは、合同誌を出版している場合があります。合同誌では、一つのテーマについて、複数の人がそれぞれの経験や視点から述べているのを読み比べることができるため、そのテーマの幅広さを実感しながら楽しむことができるでしょう。

ファンジン

ファンジン(fanzine)という種類もあります。ファンジンとは、「fan(ファン)」と「magazine(雑誌)」をくっつけて作った造語です。何かのファンが集まって、評論や創作などを展開したものを雑誌にまとめたものです。とくにSFものに多いようです。

同人誌の製本方法を把握しておこう!

最後に、製本方法の違いからも同人誌の種類を見ておきましょう。製本の方法には、主に次の3つがあります。内容や内容の分量に応じて綴じ方が選ばれます。

無線綴じ

表紙の内側の本文の紙に対して、針や糸を使わず糊で接着する綴じ方です。一般に流通している単行書もこの製本方法を採用している本が多いようです。分厚い冊子や大判の冊子に対応できることが特徴です。一方、背表紙に対して直角に、つまり冊子を閉じた状態で本文用紙を接着して固定するため、できあがった冊子は物理的に180度全開にできません。

どうしても綴じてある部分に近いところは影になってしまいます。そのため見開き絵の多い画集のような冊子の場合は、次に紹介する中綴じや折綴じがよいようです。また、20ページ程度の薄い冊子にも向きません。だいぶしっかりした分量のページ数で出版するときの選択肢になると思います。

中綴じ

週刊誌をイメージされるとわかりやすいと思いますが、見開き2ページ、両面4ページ単位で印刷した本文を、表紙と共に針金で綴じたものです。長所としては、ページの綴じてある方まで180度全開にできるため、画集・写真集に最適です。とくに、見開きページがあるような冊子にも向いているといえます。一方、短所としては、針金の貫通力や耐久性の限界の都合で、あまりページ数が多いと対応できない場合があり、分厚い冊子には向いていません。

折綴じ

表に厚めの表紙用紙を付けずに、本文用紙のみで中綴じ製本したものは、折綴じ本と呼ばれています。かなり簡易な印象がありますが、初めて制作した同人誌でページ数が多くないときなどには向いているでしょう。

 

今回は同人誌の種類について見てきました。同人誌の内容から製本の仕方に至るまで、いろいろな種類にわけられます。ただ、これらの種類は厳密に規定されている訳ではないので、実際に同人誌を制作するときは参考までに知っておき、どの種類で制作するかということを考える時の種にしてみるとよいと思います。いずれにしても、好きなことにハマっている人が好きなことについて書いた冊子が同人誌ということになるのです。

 
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