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同人誌印刷業者で扱っている用紙の種類とは?

公開日:2019/06/15  最終更新日:2019/04/15

最近は同人誌を作る人が増えていると言われていますが、その印刷で使われる用紙のことをよく知らないという人も多いのではないでしょうか。ですのでここでは、業者がどんな種類の紙を扱っているかや、それぞれの紙の特徴などについて紹介します。

 

本文で使われる用紙の種類について

同人誌の本文で使われる用紙については、主に上質紙やコート紙、マットコート紙が知られており、この3種類は、ほぼどの業者でも扱われています。

1つ目の「上質紙」は、最も使いやすい紙とされており、コピーやノートの紙に近いイメージがあるものだと言えるでしょう。上質紙というのは、モノクロ一色刷りに適しているため、黒い墨で描いた漫画や、文字だけの小説といった作品を掲載したい場合に向いています。

そしてこの紙は光沢がないので目に優しいと言えますし、長い文章を読むのに最適だと言えるでしょう。ただし4色刷りといったカラーには不向きとされているため、カラー写真がメインの内容になっている場合などは避けた方がよいと言えます。

2つ目の「コート紙」は、紙の表面をコーティングして光沢を出しているのが特徴であり、カラーの写真が多い場合に向いています。ですので、コスプレ写真を多く掲載したい場合や、カラーのイラストがメインになっている場合などに選ぶとよいでしょう。

しかしコート紙は、見た目がテカテカして光を反射しやすく、文字が読みにくくなる場合があるため、小説などの長い文章を読ませる場合には不向きだと言えます。

3つ目の「マットコート紙」は、コート紙と同じように表面をコーティングしたものですが、つや消しの加工を行っているので落ち着いた感じがするのが特徴です。そのため、作品の内容がしっとりしていたり落ち着いた印象を持っている場合に向いているでしょう。あるいは、掲載している写真やイラストについて文字で説明を行うという内容の場合も、マットコート紙は合っていると言えます。

以上のことを考慮すると、文字や墨一色の漫画がメインなら上質紙で、カラーの写真やイラストがメインならコート紙、そして写真と文字をどちらも重視するならマットコート紙がよいということになります。また、上に挙げた3種類以外の紙としては、クリーム上質やコミック紙と呼ばれるものもあるため、合わせて知っておきましょう。

まず「クリーム上質」は、先ほど紹介した上質紙と似ていますが、色がクリーム色になっているのが特徴です。そのため、真っ白な上質紙よりもさらに目に優しいと言えますし、作品の雰囲気によっては上質紙よりこちらを選んだ方がしっくりくるという場合もあるでしょう。

次に「コミック紙」は、表面に少しざらつきがあることや、上質紙と比べると厚みがある割に軽いといった特徴があります。ですので、重量は軽くても本に厚みを持たせたいという場合に向いていますが、時間が経つと黄ばみやすいという性質もあるため、その点も考慮して選ぶ必要があるでしょう。

 

同じ用紙でも紙の厚さによる種類がある

同人誌の印刷業者が扱っている用紙の種類は先ほど紹介した通りですが、それぞれの紙には、さらに紙厚の違いによる種類があります。紙厚は、連量という「kg」で表される単位になっているのが特徴であり、この単位は、紙1000枚分が何kgかという意味になります。

ですので同じ種類の紙であれば、重量が重いほど厚みがあり、軽いほど薄いということになるでしょう。一般的には馴染みのない厚さの表し方なので分かりにくいかもしれませんが、業界では普通に用いられている表示方法なので、同人誌を何度も作る場合は知っておくと役に立ちます。

まず「上質紙」の場合はどうなっているのかというと、70kgと90kg、110kgというのが一般的であり、定番は90kgだと言えます。厚みのイメージとしては、70kgものはコピー紙と同じぐらいの厚さであり、110kgのものはかなりしっかりした厚みが感じられるでしょう。

次に「コート紙」については、90kgと110kgというのが一般的であり、より多く使われているのは90kgの方だと言われています。厚みのイメージとしては、90kgのものはコピー紙より少し薄い感じで、110kgのものは紙幣の厚み程度になります。コート紙の場合は、表面を滑らかにする目的でロールによる圧縮が行われるため、同じ重さの上質紙と比べると薄くなるのです。

そして「マットコート紙」については、上質紙と同じで70kgと90kg、110kgというのが一般的であり、定番も90kgになります。ただし実際の厚み関しては、上質紙よりも少し薄くなるのが特徴で、定番の90kgは紙幣と同じぐらいの厚みになるでしょう。

以上のことから、紙の厚みについては、同じ重さであれば上質紙が最も厚く、次いでマットコート紙、そして一番薄いのがコート紙ということになります。どの紙厚を選んだらいいのかということに関しては、ページ数をどれぐらいにするかや、製本方法によっても違ってきます。

ページ数を多くしたい場合は紙厚を薄くした方がよいですし、ページ数が少ない場合は紙厚を厚くしたほうがよいと言えるでしょう。ただしどの紙厚のものを選ぶかということは、作者側の希望だけで決められるものではなく、業者の製本技術にもよるため、事前に業者側と相談することも必要になります。

 

表紙に使われる用紙の種類について

同人誌に使う用紙というのは、本文だけでなく、表紙にどんな紙を使うのかということも大変重要になってきます。

表紙というのは一番先に目に入るものなので、内容がどんなにいいものだったとしても、表紙の良し悪しが売り上げを大きく左右してしまうことがあるからです。同人誌の表紙によく使用されているものは、先ほども紹介した上質紙とコート紙、マットコート紙の3種類だと言えるでしょう。

しかし他にも、色上質紙やアート紙、キャストコート紙と呼ばれるものもありますし、特殊な紙としてはエンボス紙というものも知られています。表紙に使われるものは、紙の種類自体は本文に使われるものと同じ場合も多いのですが、大きな違いは紙厚とラミネート加工の有無だと言えるでしょう。紙厚については、当然のことながら本文の紙よりも厚くなりますし、連量でいうと135kgのものが多いと言えます。

次にラミネート加工については、やるかやらないかは作者の好みによって決めることができるため、やらないという選択肢もあります。ですがラミネート加工を行えば、表紙を保護することができますし、高級感を出すことも可能です。

そしてラミネート加工では、ツヤを出すグロスと、ツヤを消すマットのどちらにするかを選ぶことができるため、作品の雰囲気などによって使い分けるとよいでしょう。

ただしこうした加工を行うと、加工をしない場合と比べて料金が高くなってしまうため、予算との兼ね合いも考慮する必要があります。また、業者によってはラミネート加工ができないという場合もあるため、あらかじめその点を確認しておくことも重要だと言えるでしょう。

 

同人誌の本文で使われる用紙には、文字の印刷に適した上質紙や、写真をキレイに見せることができるコート紙、そして写真と文字のどちらも重視したい場合に向いているマットコート紙などがあります。

紙厚は、連量という「kg」で表される単位になっており、上質紙とコート紙、マットコート紙の定番は90kgです。表紙に関しては、本文の紙と同じ種類のものを使う場合でも、紙厚やラミネート加工の有無に違いがあると言えるでしょう。

 

 
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