スマホでの同人誌小説の作り方と印刷のコツ
パソコンで同人誌を作る方が多い中、残念ながらパソコンを持っていない方もいるかもしれません。ですが、スマホでも同人誌を作ったり、印刷することが出来ます。 直接印刷会社のサイトにスマホで作った原稿を投稿することが出来ますので、パソコンを持っていない方も気軽に同人誌を製作することが出来ます。 作り方を紹介しますので参考にしてみてください。
もくじ
スマホだけで入稿出来る同人誌印刷会社を活用する
同人誌を製作するとなると、パソコンや専用のソフトが必要なのではないかと思われる方が大半です。 しかし残念ながらパソコンがないという方は、スマホだけで入稿出来る印刷会社を活用されるとよいでしょう。 これならスマホさえあれば、誰でも同人誌を製作することが出来ます。
趣味が本格的になってきて、自分が書いた漫画や小説を本にして出版したいという方は挑戦してみてください。 作り方はまず同人誌印刷会社のサイトで会員登録を行います。 見積りから決済方法、原稿の入稿まで行うことが可能ですので、最初にどのくらいの費用が掛かるのかを見積もってもらうとよいです。
見積りは無料で行ってくれるところがほとんどですので、1社だけでなく数社に見積りを出してもらいこれなら納得できるという業者を選びます。 安いところを選びがちですが、仕上がりや紙の質や印刷状態なども比較した方がよいです。紙質が悪かったり、印刷があまり綺麗でないと同人誌として販売した時にあまり売れなかったりすることもあります。 実際に利用された方の口コミ評判などもチェックされるとよいかもしれません。
原稿の作り方はどうすればいいの?
小説をスマホで書くにはどうしたらよいのでしょうか。ワードというソフトが入っていればワードで直接書いても良いのですが、動作がとても重いというデメリットがあります。 ワードの機能を別に活用せずに、文章だけを打ち込みたいという方は付属のメモ帳だけを使って原稿を書いていくことも可能です。 これなら気軽に通勤通学中の隙間時間に文章を打つことが出来ます。
テキストエディタを使って、とりあえず小説の文章をすべて書き終えましょう。 印刷会社のサイトを見るとワードの小説入稿用テンプレートが用意されていることもありますし、フリーソフトで無料配布していることもあります。 自分の欲しい印刷サイズに合うテンプレートを見つけてダウンロードします。
次にワードでテンプレートを開いた後、テキストエディタで仕上げた小説をコピーしてから貼り付けをします。 流し込みを行った後は、文章の校正を行いながら整えていきましょう。 改行が文章の途中に来ていたり、余分な空白などがある場合がありますので、推敲もしながらおかしなところはないかチェックしていきます。
PDFで出力したら保存する
小説の場合、文章チェック終了後はワードのメニューから印刷、PDF形式で保存をしておきましょう。イラストや漫画などを入れたい場合は、PDF形式にしたものをJPEG画像に変換してから、画像入稿を行います。 印刷業者によっては、イラストや漫画などが含まれている場合は入稿形式を統一しておかないと印刷が出来ない場合がありますので注意が必要です。
入稿する原稿に関しては、ご自身のスマホに保存させておく方法もありますが、クラウドサービス利用する方法もあります。 色々な作品を製作されている方はクラウドサービスに保存しておいた方が容量の面で心配することはありません。
また印刷データのアップロードを目的として使用されている方なら、クラウドサービスに保存された方が使い勝手がよいです。 何故ならクラウドサービスを使用した場合だと、パソコンのようにフォルダ分けをして保存することが出来ますし、後からファイル名を変更させることが出来ますので、入稿をスムーズに行うことができるというメリットがあります。
クラウドサービスをうまく活用しましょう
クラウドサービスには色々な業者があります。同人誌向けのデータを保存しておくには、どこのサービスが使い勝手がよいのかを調べておくとよいかもしれません。 実際に使用された方の口コミなども調べてから選ばれるとよいですし、使い勝手が悪いと思ったら違うクラウドに乗り換えてもよいです。
クラウドにデータをアップロードすると、どのファイルをアップロードしたのかわかりやすくなります。ページごとにファイル分けしておいたり、原稿内のノンブルの数字と合わせておくと後から原稿を修正したいときに便利です。
同人誌に印刷をする原稿が揃ったら、印刷会社の公式サイトからアップロードをします。入稿用のアップロードボタンをクリックするだけで簡単に行うことが出来ます。 項目が出てきますので、表紙やグッズ、本文や口絵など指示に沿って原稿をあげていけばよいでしょう。 順番についてはサイトの方から指示がポップアップメニューで出てきますので、落ち着いて順番に行います。サイトから完了報告のメッセージが出れば、無事に完了です。
スマホだけで行える業者は限られている
現在のところ、スマホだけで入稿が出来る印刷会社は限られています。 ほとんどのところは、パソコンでの作業を想定しているので画像ファイル形式が出来る業者を探さなくてはなりません。
入稿時に注意しなければならないのは、キャンパスサイズをいくつにするかです。 原稿のサイズは出来上がった本のサイズを決めることから始めなければなりません。 A4サイズの場合とB5サイズの場合で作成される方が多いと思いますが、このサイズに塗り足しを足したものが原稿サイズとなります。
塗り足しとは、製本時に裁断される部分のことで上下左右3ミリであることがほとんどですが、業者によって多少の違いがあります。 モノクロ原稿なら解像度は600dpi、カラー原稿なら350dpi必要です。 パソコンで使用出来るソフトの保存形式では入稿が出来ないので、画像ファイルでの入稿が出来る印刷会社を利用することになります。 その点もよく考えて、業者を選ぶ必要が出てくることでしょう。どのような紙を使用しているのか、仕上がりの技術もチェックポイントです。
業者のテンプレートを使用すると簡単
テンプレートは自分のお好みのものを使って、指定の方法で原稿をアップデートしてもよいのですが、もっと気軽に行いたいという方や複雑すぎてわけがわからないという初心者の方もいます。 そんな方は迷わず業者のテンプレートを使用すると簡単です。 ガイドライン付きで解りやすいので、これから初めて同人誌を作るという方に適しています。
あらかじめページ数やどのような仕様にするのかを決めてから、表紙に取り掛かると作成がスムーズです。 業者のサイトによっては仕様を選んで、何部製作するのかを入力すると見積り金額がすぐに表示されることもありますので、すぐに値段が確かめられるというメリットもあります。 また原稿を入稿した時点で、推奨サイズが表示されるので自分であれこれ設定してやり直すよりも、あらかじめ表示された推奨サイズで製作すると簡単です。
初めて製作される方は、こうした業者のテンプレートをうまく活用してまずはどのような仕上がりになるのかを自分の目で確かめてみてはいかがでしょうか。部数も少なめに行い、自分の目で確認してみましょう。
パソコンがない方でも、スマホだけで同人誌を製作出来る印刷会社があります。 原稿を製作する際はスマホのメモ機能も仕様することが出来ますし、印刷対応業者もありますので挑戦してみるとよいです。クラウドサービスをうまく活用したり、業者のテンプレートを使えば初心者の方も簡単に同人誌を製作することが出来るでしょう。