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同人誌印刷の入稿方法:Illustratorのサイズ・色・書き出し設定

公開日:2021/05/01  最終更新日:2021/03/05


さまざまなデザイン現場で用いられているIllustratorですが、同人誌の作成にも当然使えます。ただし印刷会社への入稿の際には、いくらかの決まり事があるため注意が必要です。ここではIllustratorを使って同人誌の原稿を作る際のポイントと、書き出しの際に必要な色・サイズなどの詳細の設定について解説します。

Illustratorで入稿する前に行う擦り合わせ

Illustratorで同人誌の原稿を作成する場合、まず依頼する印刷会社が取り扱っているIllustratorのバージョンを調べる必要があります。会社によってはIllustrator5や8といった、古いバージョンにも対応している場合があるため諸事情により旧バージョンを使って作成している方は、対応している会社を見つけておくことが先決です。

入稿の際に、使用しているバージョンを連絡しなければならないケースもあるため、現在のバージョンを確認しておくようにしましょう。 反対に最新のバージョンに対応していないケースもあるため、アップグレードを行う際には注意が必要です。

ただクリエイティブクラウドに対応しているのであれば、ダウングレード保存ではなく書体のアウトライン化と画像埋め込みを行った上で、ai形式で保存すれば問題ないケースもあります。

もし対応していない場合については、多くの企業でCCレガシーというダウングレード保存の方法やPDF互換ファイルの作成法に関してアナウンスしてくれます。大抵の印刷会社ではチャットもしくはメールフォームにて疑問・質問を受け付けているため、注文・発注を行う前に同人誌出版において不安に思っていることを先に聞いて解消しておくと良いでしょう。

書き出しの際に行う作業・トリムマークとアウトライン化

同人誌の作成だけでなく、Illustratorによる原稿を提出する際において書き出し時に必要な設定に関して見ていきます。まずはトリムマークの作成と、画像のアートボード配置箇所についてです。オブジェクトの項目からトリムマークを作成しておかないと、冊子を刷る際のトラブルの元となります。

加えて、画像はアートボードの中央に配置することを忘れないようにしましょう。またCS4以降では以前のバージョンのようにソフト内で完結できないため、アドビ社のサポートページにアクセスして作成用のプラグインを利用しなければなりません。

入稿時だけでなく、他の人とデータを共有する際に重要なのが文字のアウトライン化です。原稿内の文字をテキストデータのままにして入稿してしまうと、相手が所有していないフォントデータは表示不可となり文字化けしてしまいます。正しく表示するためには、アウトラインを作成することが必須です。選択ツールなどで文字を全て選んだ後、メニューバーの書式からアウトラインを作成してください。

なお文字をアウトライン化すると、それ以降は文字が画像化されてテキスト編集ができなくなります。アウトライン化を実行する前に、別名保存をしておきいつでも作業に戻れるようにしておくのが鉄則です。文字のアウトラインもれの確認は、書式項目のフォント検索を実行すれば残骸のチェックが可能です。

カラーモードの選択やトーンの処理について

色に関しての処置として、まず書類のカラーモード選択が挙げられます。企業によって指定するカラーモードが異なっており、必ずCMYKもしくはRGBのどちらを選択するのかを確認しておきましょう。設定方法は簡単で、メニューバーのファイル項目から書類のカラーモードを選択して決定します。

次にトーンの使用に関してですが、濃度が10%未満の描画および1pxのトーンは印刷に上手く出ない可能性が高いです。線の太さは2pxであっても文字がかすれたりする恐れがあるため、必ず3px以上で作成してください。なおトーン化する時に効果の中のピクセレートにある、カラーハーフトーンは使わない方が良いです。灰色がかったドットに変化して、印刷に上手く反映されないためです。トーンを使用する際は、必ずモノクロ2階調・60線以上のものを使用するようにします。

また同様にスクリーントーンについても、いくつかの注意点があります。ドットが正円ではない種類や線数が細か過ぎるもの、ドットが黒100%ではなく灰色がかったトーンなどは使用しない方が良いです。印刷した際にモアレやつぶれが発生して、画像に粗さが見られるからです。加えて600dpi以外のデータに使われているトーンに関しても、モアレが発生する原因になるためやめておきましょう。

リンクファイルの名前や処理について

Illustratorの原稿データを送付する際、本命のデータ容量が大きくなり過ぎることを避けるためにリンクファイルを使用するのが一般的です。しかし企業によってはリンクファイルをEPSで保存して配置するよう指定したり、全て埋め込んで保存することを指定したりします。ルールはそれぞれの会社で異なるため、ホームページで仕様を調べたり分からない時は問い合わせましょう。

埋め込みの場合を見ていくと、リンク切れや画像不備などリンクの問題を避けるために採用している会社が多いです。画像の埋め込みは、そのまま配置していけばできます。

一方他の編集ソフトを用いてイラスト画像を配置する場合は、指定のカラーモードを選択したのちeps形式で書き出します。書き出す際のプレビュー設定については、TIFFもしくは8bitバイナリを選択しましょう。

本文がモノクロであれば、グレースケールもしくは2階調を選択した上でeps形式で保存します。画像を埋め込みにする場合のポイントは、埋め込む前の画像も一緒に入稿することです。画像ファイル名は、作業の際に埋め込んだ時の名称から変更しないようにしてください。

バージョンによって異なる効果の処置

原稿のやりとりをする際、注意しなければならないのがIllustratorのバージョンごとに異なる効果についてです。バージョン8以前には存在していないフィルタ機能などは、バージョンによって効果が異なるなど互換性がない機能があるため注意が必要です。多くの印刷会社では、利用しているバージョンの記入が求められます。透明化のオプションは特にトラブルが出やすい機能の1つであるため、使用しているページを記載する必要がある場合もあります。

10以降に搭載されているエンベロープ機能やワープオプションを使用する際も、注意が必要です。この場合は必ず、分割および拡張やオブジェクト項目からアピアランスの分割を実行してオブジェクトを図形化するようにしてください。8以降に付属しているブラシツールについても同様に、分割・拡張をしておくと安全です。

なお9を使用している場合、特にデータにバグが見られやすいです。必ず見本データを添付して、バグに対応できるようにすることが重要です。正常に印刷されない場合は、企業が独断でラスタライズを施す場合もあります。

その他の注意点やPDF書き出しについて

原稿データの容量が重くなりすぎた場合、閲覧や出力の際にトラブルを招く恐れがあります。パスが多くて処理に時間がかかるほどであれば、ラスタライズを実行して軽量化しておくのが良いです。白黒のみの原稿であればカラーは使用せず、モノクロのみで作成します。加えて白黒の原稿であれば、リッチブラックを使用すると印刷工程の前にはじかれる可能性があるため注意が必要です。

1つのファイルにつき原稿を1ページずつ保存することがルールとなっている会社もあるため、それぞれの規則や条件を入稿前に必ず確認するようにしましょう。 IllustratorをPDF形式にて入稿する場合は、書き出し時に指定の設定方法が必要な場合があります。PDF形式に書き出す際、表紙からページ順に配置するのが一般的です。複数のファイルで分割して書き出す場合は、ファイル名の名付けはページの順番が分かるように番号を打つのが基本です。

またPDFのWeb校正入稿をする場合は、見開き印刷ではなくページで書き出します。提出するフォルダ内に、単一のページでファイルが並ぶ状態になっていれば大丈夫です。このシステムを利用すると、専用の校正システムでの自動チェックが行われるため素早い納品が可能です。仕上がりのイメージを、ブラウザ上で確認できるためクオリティを追求したい方におすすめします。

 

Illustratorにて同人誌の原稿を作成して印刷する場合、印刷会社とのバージョンの擦り合わせが重要になります。データを書き出す際に大切になるのが原稿データ内の文字のアウトライン化とカラーモードの選択、画像のリンクおよび埋め込み処理です。印刷を依頼する前に問い合わせておき、疑問を解決しておくと納品までがスムーズです。

 
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