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同人誌を作るときは必ず気をつけたい!表現規制に関するルール

公開日:2022/02/15  最終更新日:2022/02/07


同人誌を作りたいけど、どんなルールがあるのかわからない。自分の作品が法律や条例に抵触していないか心配。初めての同人誌を作るとき、わからないことだらけで不安ですよね。個人で作る同人誌にも守らなければいけないルールがあります。今回はとくに表現規制について解説します。

同人界隈はルールがたくさん!

同人誌を作る際には実はたくさんのルールがあるようです。ここでは同人活動で守らなければならないルールについて解説します。そもそも同人誌とは、同じ趣味や志を持った人たちが集まって同人活動を通して創作した製作物のことです。出版社を通すことなく、個人が自分の作品を自由に表現できるのが同人誌の醍醐味といえます。

しかし、いくら個人の自由な創作活動だからといって、世に発表するものである以上、責任が伴います。誰かの目に触れる以上、同人誌は社会通念上の規制や法令によって制限を受けることになるようです。そして、その責任の所在を明らかにするため、頒布される本には必ず奥付を入れなければなりません。奥付には製作者、連絡先、発行日、印刷会社名を明記する義務があります。

とくに性的表現が含まれる場合、男性向け・女性向けを問わず、法律や条例によって規制されます。中でも性的表現を規制する代表的なものが「刑法175条」です。また、地方自治体による「青少年健全育成条例」によって性的表現に限らず、犯罪行為を誘発する表現、過激な暴力表現などを含めた「有害な表現」に規制がかけられています。

「これくらい大丈夫」と勝手に判断して描いたものが非難を浴びて、最悪の場合には法律や条令で処罰される可能性があります。その結果、社会的に大きな影響を及ぼし、イベント会場の使用禁止などの事態を呼び起こし、同人誌文化そのものが縮小または、消失する可能性があるという自覚が必要です。

とくに性表現・パロディーには厳しいルールがある

先で述べたように「刑法175条」において、ワイセツ図画の頒布等は禁止されています。ワイセツとは具体的には「性器の露骨な描写」であり、「結合部分の具体的描写」を指します。これは男性向・女性向を問わず、適用されるようです。コミックマーケット参加者に送付されるコミケットアピールを参照すると、性器の露骨な描写があるものをワイセツ図画とし、持ち込み・頒布を禁止しています。

また、性表現における修正の目安は「商業誌」レベルとし、ワイセツ図画に該当する部分には、修正を行うこととし、修正は白抜き、黒ベタ、モザイク等が指定されています。性交シーンについては、結合部分が見えないようにし、リアルな描写は極力避けることとあるようです。また絵であってもフルカラーのリアルな描写の場合、性器にモザイク等で修正が行われていても、修正の度合や手法によってワイセツ図画とみなされる可能性があります。性器や性交シーンを描写する場合の修正等は、成年向け商業誌全般の状況を目安にするのがよいでしょう。

また、パロディーや二次創作については現在でもさまざまな議論があり、明確な答えはないのが現状です。日本のパロディーは海外のように風刺というよりは、オマージュやファン活動的な面が強く、原作への愛着や敬意を表した表現との受け取り方もあり、企業の反応もさまざまです。同人活動によって相互的に市場が拡大していくケースもあり、企業としてはガイドラインの範疇であれば黙認するというのが慣例になっています。

有名人、もしくは実写化作品のキャラクターを用いたジャンルにおいては、明確に名前を表記しての二次創作は推奨されていません。これは現在活動中の実在の人物のイメージを損なう可能性があるためです。そもそも極論をいってしまえば、二次創作自体がグレーゾーンであり、突き詰めると違法になってしまいます。しかし、だからといって必ず罰せられるのかといえば、そうではありません。

なぜならば二次創作において発生する著作権侵害とは、親告罪だからです。親告罪とはその著作権を保持している権利者が、違反した相手を訴えることではじめて罪に問われます。二次創作はファン活動であり、認知度のアップや、コンテンツの活性化に一役買っていると理解し黙認することを選択している権利者もいます。二次創作の自由はそうした権利者のスタンスによってなんとか存在している状況といってもよいでしょう。

とはいえ企業として公序良俗に反するものを黙認することはできないので、二次創作利用ガイドラインにおいて、過激な性的描写のある作品が禁止されているケースが多いです。自由に創作活動を続けていくうえでもガイドラインを守って節度ある創作活動をするように心がける必要があります。

デジタル化でその流通・配布が容易になったことから、著作権などの知的財産権については今後ますます厳しくなっていくことが予想されます。TPPでも、著作権強化だけでなく、著作権を非親告罪にするという動きもあるようです。そうなれば今のように権利者が黙認していても、違法となってしまう可能性が出てきます。条例や法律は、時代とともに変化していくので、常に最新情報を得るよう注意しましょう。

ルールを守って同人活動を楽しもう!

ここまでで、同人誌のルールについて紹介してきましたが、そもそもなぜこんなルールができたのか。どうしてルールを守らなければならないのかについて、過去に起こった出来事を紹介しながら説明します。1991年夏に開催予定だったコミックマーケットが会場である幕張メッセから使用を断られ、あやうく中止となる事件がありました。

ことはその少し前に、幕張メッセを管轄する千葉西警察署に届けられた拾得物の中に無修正同人誌が含まれていたことに端を発します。このことを問題視した千葉県警が、幕張メッセとコミックマーケット準備会に事情聴取をしました。そのため幕張メッセは同人誌即売会自体のリスクが高いと判断し、準備会に一方的に使用拒否通告をしました。結局、急遽会場を晴海の東京国際見本市会場に移し何とか開催となったようです。

その際、晴海会場側は見本誌の内容チェックを通じて猥褻図画とみなされる同人誌が持ち込まれることのないよう充分な対策を取ること、各同人誌印刷所への協力の要請を行うことを旨とした申し出を行い準備会もそれに従いました。1994年春には青少年健全育成条例が改正され、ページ全体の20%以上もしくは20ページ以上の性表現を含む本を「有害図書」指定され、これによって千葉県での同人誌即売会は事実上開催不能となりました。こうした苦い経験を踏まえて、同人業界は今日まで自主的にルールを定め、業界の健全な発展を守ってきたようです。

主に社会通念上の規制、著作権・肖像権、そして性表現に関するものがそうしたルールの中心となっています。同人誌は性表現にせよパロディー・二次創作にせよ非常に危ういバランスで成り立っています。過去の事例からもわかるように、ひとりひとりが自覚をもってルールを守って楽しむことが大切です。

 

同人誌は自由な創作活動ですが、自由な表現には責任が伴います。これくらい大丈夫などと勝手に判断するのは危険です。イベントの要綱などに目を通して、常に最新の情報を得るように心がけましょう。二次創作の場合は、著作権を持つ企業などが掲げるガイドラインに従いましょう。性表現の修正が正しいかなど、不安点がある場合は入稿前に印刷所に相談することも大切です。ルールを守って同人活動を楽しみましょう。

 
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