納品先が未定でも同人誌の印刷を依頼できる?
同人誌を作る場合、業者に依頼するのですが、その際に出来上がった本を指定した住所に送ってもらうことができます。
しかし送りたいところが決まっていない場合も少なからずあるかもしれません。
ここではそのような時にどうしたらいいかをご紹介していきます。
基本的には注文することは可能
もし業者に依頼する同人誌の納入先がまだ決まっていない場合、注文ができないというわけではありません。
実はコミックマーケットで自分の作ったものを販売する場合、直接搬入のスペースの番号がわからないということはあり得るからです。
とはいえ、直接搬入の番号がわかるまで注文を待っていては、コミックマーケットが開催されるまでに本を用意できない可能性もあります。
従って、その番号がもしわかっていないというときでも、実は業者の方には注文できるようになっています。
ただ連絡無しでは良くないので、注文をする際に後日納入のスペースの番号がわかったら連絡するという旨を伝えておく必要があります。
また書店に置いてもらうというときは、いつ置いてもらえるかわからないということも十分あり得ます。
その場合は預かり在庫として依頼しておけば、何も問題なく注文を受けてもらうことができるようになっています。
ただいつまでも宙ぶらりんの状態にしておくことはできないので、書店に納品できる日が決まったら、すぐに業者に連絡しましょう。
入稿時に納入先が未定のときは?
原稿を入稿する際に、納入する先が未定だったというのは、決して珍しいことというわけではありません。
実際に注文するタイングによってはまだコミックマーケットについて詳細がわからない場合もあるからです。
しかし、業者側としてはできるだけわかった状態で注文してもらう方がありがたいので、実際に注文する際はわかっている内容は全て伝えるようにしましょう。
その方が情報量の少なすぎるということから相手が困ってしまうこともなく作業を進めてもらいやすくなるからです。
したがって、コミックマーケットのスペース番号が決まっていなかったとしても、どこのコミックマーケットに参加するかは決まっているはずです。
だから、まだ納品先がしっかりと決まっていない場合でも、イベント名だけはしっかりと選択してから注文するようにしましょう。
もちろん、その後スペース番号がわかったらすぐに連絡をすることは基本ですが、だいたいイベントの10日前までには連絡をしておきましょう。
また、業者は何もわからない状態で作業を進めることはできないので、注文をするときは必ず納品予定日を指定しましょう。
そうしなければ作業を進めてもらえないので、結果的にコミックマーケットが開かれるときに搬入できなくなってしまう可能性が出てくるからです。
納品先がわからない、未定だというときでも注文はできますが、イベント当日に間に合わせるためにも、日にちや大まかな場所は忘れずに連絡しましょう。
納品日を後から早めることは基本的に不可
同人誌を印刷してもらう場合、業者の方に納品先を指定すればそちらの方に送ってもらうことは可能です。
もちろん自宅に送ることもできるし、その際は中身が何かわからないようにしてもらう配慮もしてもらえます。
ただコミックマーケットが開催されるときは、膨大な量の同人誌の依頼が来ることもあり、発送だけでもかなりの時間を要する場合もあります。
つまり、依頼者だけのことをしている余裕は業者側にはなく、わからない点や不備がある場合は作業を進めてもらえない可能性も出てきます。
したがって、入稿時には全ての納品内容が確定している方が良いのですが、やはり場所だけは未定ということもあり得ます。
その場合でも、最低限納品日だけは確定しておくというのは、スムーズな作業のためにも必要なことです。
業者は入稿されたデータを確認したらすぐに作業に取り掛かってくれますが、そこでできた本をどこにも届けられない状態になってしまうと困ってしまいます。
また、納品日がわかればその日までには作業を終えて発送できる状態にしておくこともできるので、場所が未定でも必ず納品日は指定しておく必要があります。
ちなみに、一度指定した内容に関しては、簡単に変更することはできないようになっているので、その点には注意しましょう。
例えば納品日は遅らせることはできますが、予定よりも早めることは基本的にはできないことになっています。
スムーズな対応のためにも、できるだけ内容が確定してから注文をすること、また未定の場合はわかり次第すぐに連絡をすることを心がけましょう。
また、納品日になってもまだ納品先が決まっていないということももしかしたらあるかもしれませんが、その際は業者側で預かりということになります。
この場合納品日から1ヶ月以内に納品先を連絡する必要があり、その時点でもし連絡がなければ業者の方から自宅に商品が送られたりします。
この時の対応は業者でも違っている場合がありますが、預かりとなった場合は余分に料金も発生してしまうので、注意しましょう。
このようにイベントの開催する日はわかっていても、どこに搬入すれば良いかわからない場合でも業者に印刷を依頼することはできます。
ただいくら搬入先が未定だといっても、納品日などは全てわかっているはずなので、わかっている点はしっかりと業者に伝えるようにしましょう。
しっかりと日時は伝えるようにし、さらに納品先もわかり次第すぐに連絡しましょう。
そして納品日自体は遅らせることはできますが早めることは基本的には無理なことなので、その点にも注意しましょう。
また、できるだけ安く同人誌を作りたいというときは、安く作業をしてくれる業者を選ぶという人も少なくありません。
しかし実際にはそれだけでなく、業者に依頼する際にしっかりとわかっていることは全て伝えることが重要です。
さらに情報がわかり次第依頼している業者の方に追加で伝え、できるだけ作業が滞らないようにするのが依頼する側の責務だと言っても良いでしょう。