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18禁の同人誌の印刷を依頼するときのポイントと注意点

公開日:2020/12/15  最終更新日:2023/01/11

原作には無かった展開やキャラクターの描写など、同人誌には自分で考案した設定や世界観を付け加えて、原作ファンと一緒に楽しめる作品を仕上げられ点が魅力です。また、完全オリジナルの同人誌など作風もさまざまで、読み手側も想像力を刺激される作品が多数存在しますが、18禁の対象となる描写が描かれた作品は印刷の際に注意が必要です。

著者名等の明記がされた奥付記載は必ず行うこと

奥付とは、発行する雑誌の巻末部分に掲載されている、著者や発行日、発行責任者の連絡先や印刷会社の社名や所在地が明記されたページを指します。奥付は同人誌に限らず紙媒体の印刷物には必ず記載する必要がある重要事項です。発行する書物に対する責任の所在を明らかにするために必要なもので、作品内容に問わず記載は必須とされています。

この事項の中でも、とくに発行責任者の連絡先は重要とされており、代表者のメールアドレス又は同人サークルに属している方の出版物である場合、そのサークルと連絡が取れるメールアドレスなどの記載が最低限必要とされています。

また、SNSなどのIDでは不充分とされ、入稿時に断られる場合もあります。著者や責任者と連絡を取るために何かしらの登録が必要な媒体の連絡先では、印刷会社と責任者が直で連携が取れるわけではなく、印刷会社側も警戒し印刷受注を拒否することにつながりかねません。

出版した書物に対して何かしらのトラブルが発生した場合、印刷会社や著者など各関係者がきちんと事後処理ができるようにするためにも、奥付の記載は必要だとされているのです。

表紙部分には成人指定の記載が必須で18歳未満の作品もNG

発行する同人誌には、表紙面に必ず18禁や成人向け、R-18などといった誰が見ても成人向けのアダルト作品であるとわかるように、このいずれかの表記を表紙に記載したうえで発行するのが鉄則です。これらの内どれかの記載がされていても、表記が小さ過ぎる、表紙のデザインでは確認しにくい状態では、法令に引っ掛かってしまい公序良俗違反の書物としてみなされる危険性が発生します。

法律的に問題のある作品では、印刷会社側も入稿時に断らざるを得ないため、表記のサイズは誰が見ても成人向けの雑誌であると認識できるようにしなければなりません。また、性的表現に限らず暴力的な描写が中心の作品にも、表紙面にこれらの表記が必要となってきます。

その他にも、著者の年齢が18歳未満の作品も印刷ができません。18禁という表記は、18歳未満の青少年は対象外の作品ということですので、閲覧はもちろんのこと同人誌として制作し流通することも法律上できません。法令による規制を違反した出版物を印刷するわけにもいかないため、著者の年齢も18歳以上である必要があります。

表紙デザインに性的な表現を使用するのは控える

表紙のデザインには、露骨に性的表現を描写したものや性器を描くのも厳禁とされています。成人向けの雑誌はセクシュアルなデザイン画を表紙に掲載すれば読み手側も妄想が膨らみ、それにともなって作品にも興味が湧くものです。しかし、はっきりこのような描写が描かれている場合、各地方自治体の条例に引っ掛かってしまい、作者と共に同人誌発行に関係する印刷会社も刑罰の対象になってしまいます。

同人誌を入手するには、コミックマーケットを経由するのが一般的です。この通称コミケの会場として使用される場所は、政府や各地方自治体管轄の公的な会場を使用するケースがほとんどですので、公序良俗に違反しないようにしなければなりません。

18禁の作品は内容も過激で、性的表現や暴力表現が作中のほとんどを占める作品が中心ですが、表紙面であからさまにこのような過激な描写をアピールしてしまうと刑罰の対象にもなりかねず、入稿時に拒否されて発売することもできません。表紙のデザインは読み手側の興味を引くために重要ですが、露骨な描写は控えるように注意が必要です。

性的描写シーンの修正はしっかり行いましょう

作中に登場する性交シーンや性器の描写には、必ずモザイクを施さなければなりません。訂正する場合は、黒ベタや白抜きなどで完全に隠れるように修正をおこなってください。

濃いスクリーントーンやモザイクトーンで隠すという手法もありますが、これらの方法では法令で隠すことが必須とされている部分を完全に隠しきれないため、黒ベタか白抜きのどちらかの手法を用いて修正するように心掛けましょう。過去にも、この性的な部分の修正が完全でなかったため、警察によって摘発されて関係者が逮捕されるという事件も発生しているため、とくにこの点には注意が必要です。

また、修正箇所が狭かったり小さかったりした場合、修正がされていないとみなされ摘発の対象になってしまうこともあります。対象箇所は余分に大きめの黒ベタなどの方法で隠すようにしましょう。その他にも、ページの下から、性器などが透けて確認できるような状態では、印刷を拒否される場合もありますので、必ず完全に見えない状態で依頼を行うようにするのが大切です。

過激過ぎる作風だとNGを出されることも

作品内容があまりにも過激過ぎた場合でも、断られるケースにもつながります。たとえば、法律で処罰の対象とされている危険薬物の入手経路や、爆発物などの人畜に被害を及ぼす危険物の具体的な作り方など、実生活上で不特定多数の被害を及ぼしかねない描写が具体的に描かれている場合も、断られる事態に発展しかねません。また、作風が過度に猟奇的である、残虐である場合でも、NGが出てしまう可能性があります。

その他にも、実在する団体や個人を中傷する内容も禁止です。読み手側が模倣して何らかの事件が発生すれば、印刷会社側にも責任が問われてしまう事態にもなるため、度が過ぎた過激な内容に仕上げてしまうと入稿時に拒否されてしまいます。

同人誌も含めて、マンガや雑誌も読者の想像力を良くも悪くも刺激するものです。読み手側の想像力を刺激し過ぎる内容だと、取り返しのつかない事件の引き金にもなるため、入稿希望の作品は誰が読んでも安全でクリーンな作風に仕上げるのも大切です。

盗作や原作のイメージを著しく崩壊させる作品もNG対象

同人誌には、登場人物やシナリオが作者完全の「オリジナルで描かれた作品」と、既存のキャラクターや原作を題材にした「二次創作物」の二種類が主流です。同人誌の多くが後者の作風で描かれていますが、性的な表現や暴力表現で原作やその登場人物のイメージを著しく崩してしまう描写で描かれていると、入稿時に拒否される対象になります。

版権や権利元の企業などから、クレームが入ってしまうようなトラブルに発展する可能性があるためです。そのため、原作キャラや世界観のイメージを極端に崩さない範囲の作品に仕上げなければなりません

その他にも、既に実在するキャラクターに極めて模倣させた登場人物を題材にした作品でも、入稿時にNGの対象になってしまうこともあります。どちらのケースも悪質だとみなされた場合、権利元や原作者からクレームが発生し、印刷会社側も少なからず責任を問われる事態に発展してしまいます。印刷依頼をする際は、既存のキャラクターの模倣や世界観を壊す内容は避けましょう。

 

何かと規制が多い18禁同人誌ですが、これらルールをきちんと守られている作品でないと印刷を拒否される可能性が高いです。同人誌の制作は自由度が高いのが特徴ですが、自分の想像力や世界観を同人誌として世の中に形に遺すためにも、これら最低限のルールを遵守し、出版後も何かしらのトラブルが発生しないように注意するのが大切です。

 
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