同人誌を自分で印刷!コンビニで印刷できるサイズは?
同人誌は業者に頼まなければつくることができないと思っている人が多いですが、コンビニで印刷したものを製本して、いわゆるコピー本と呼ばれるものをつくることもできます。少ない部数を簡単に発行することが可能なので、気軽に試せるでしょう。幅広い大きさに対応しているので、作成を始める前に具体的な特徴を知っておくと良いです。
もくじ
業者に頼まなくても自分で印刷することができる
業者に依頼すれば本格的な同人誌を作成することができますが、このサービスを利用したいと考えている場合は何部以上でなければ依頼することができないという決まりがあったり、何日前に依頼や入稿を行っておかなければならないという決まりがあったりします。特に即売会などのイベントが実施される前には予約が殺到するので、直前になってから予約したいと思っても期待していた日にちまでに仕上げてもらうことは難しいです。
コンビニにはコピー機が設置されていますが、コピー機を活用すれば自分でもコピー本をつくることができます。身近な場所にあるので気軽に利用することができますし、製本する時間さえ確保しておけばイベント当日の朝に印刷を行っても間に合わせることができる可能性があるでしょう。
時間がないけれど何とか作品を販売したり配ったりしたい、業者に頼むほどの部数は発行しないけれどつくりたいと考えているのであれば、コンビニのコピー機を利用して作成する方法にチャレンジしてみることがおすすめだと言えます。
コンビニでは色々なサイズで作成することができる
コンビニで同人誌を作成するときにはサイズが限られていそうだと考えるかもしれませんが、幅広いサイズで作成することができるので安心です。一般的に設置されているコピー機では様々なサイズでのコピーが可能となっていますが、基本的にはA3やA4、B4やB5に対応しており、それに加えて写真サイズにも対応していることが多いと言えます。そのため、これらの範囲であれば好きなものを選択してコピーすることが可能です。
それぞれに1ページ分の原稿を印刷できるだけではなく、片面に2ページ分の原稿を印刷することもできます。柔軟に対応させることができるので、A4ノートくらいの大きさでつくりたいと考えている人も、単行本程度の大きさでつくりたいと考えている人も利用することができるでしょう。
販売するものなのか配布するものなのか、1ページあたりにどれほどの情報が詰め込まれているのかということで選ぶべき大きさは違ってきますが、コンビニで印刷する場合も幅広いサイズに対応できることを知っておくと良いです。
コピー本の大きさはA5かB5が一般的
同人誌のコピー本を製作するときには、A5もしくはB5サイズで作成することが一般的だと言えます。もちろん、他のサイズを選ぶ人もいますが、多くの場合はこれくらいの大きさで発行することを知っておくと良いです。それぞれのコピー本をつくる場合は、A5やB5の用紙に両面にコピーする方法を選ぶこともできますし、A4やB4に2ページ分をコピーする方法を選択することもできます。
前者の場合はページ順に重ねて端をステープラーで綴じることができますし、後者の場合は半分に折り畳んでから真ん中を綴じることで冊子化することが可能です。他にも綴じ方はありますが、これらのサイズで作成するときにはこういった方法で実施すると簡単に作成することができます。
初めてコピー本をつくるときや、どのサイズにするべきか分からずに悩んでいるときは、主流なA5やB5がおすすめだと言えるでしょう。自由に選ぶことはできますが、作り方やノウハウを調べやすいという理由からも初心者におすすめのサイズです。
B5のコピー本をつくるときはコンビニが便利
自宅にプリントすることができる環境がある場合は、コンビニを利用しなくても同人誌のコピー本を作成することができますが、B5のコピー本を作成する場合はコンビニが便利だということを知っておきましょう。
家庭用のプリンターはコピー可能サイズがA4やA5、B5になっているケースが多いです。もしも、B4サイズで印刷をして折り畳むことによってB5にしたいと考えているのであれば、コピーすることが難しい可能性が高いと言えます。家庭でコピーするつもりで作成していたのに、いざ印刷を実施しようとするとサイズが適応していなかったという問題に遭遇する可能性が高いです。
幅広いサイズに対応している家庭用のプリンターもありますが、対応していない機器のほうが一般的だと言われているので、初めからコンビニを利用することを想定しておくと確実だと言えます。作成するコピー本のサイズによっても、便利な作成方法が違ってくることを知っておくと、印刷する段階になって焦ることなく作業を進めていくことができるでしょう。
選ぶ大きさによっては欠けが生じないように注意が必要
初めて同人誌のコピー本をつくる場合は、大きさの選び方と余白のつくり方が悪くて失敗してしまうことが多いです。コンビニのコピー機は非常に便利ですが、余白のない原稿を使用すると欠けが生じる可能性が高くなります。
原稿と同じサイズ、つまり等倍で印刷するときには天地左右の全てに余白を設けるように指示されているケースが多いです。これを考慮することなく原稿を作成すると、余白がないことによって見切れているコピー本になってしまったり、ステープラーを使って綴じた場所の絵や文字が見えなくなってしまう場合があります。
インターネット上で紹介されているノウハウを参考にしながら選んだ大きさごとに最適な余白を設ける方法がおすすめですが、実際にコピーするときには初めは試しに1部だけすると良いです。一気に全ての部数を発行してしまうと、失敗しているものが大量生産されてしまう可能性があります。余計にお金が必要になってしまうので、欠けが生じないように配慮した上で試し刷りを行い、成功してから全てをコピーすると良いでしょう。
ノベルティまで作成することができる
コンビニのコピー機を活用することによって、簡単に同人誌のコピー本をつくることができますが、それに加えて配布用ノベルティを作成することもできます。
冊子だけを販売したり配布したりする人もいますが、それと一緒に購入者にポストカードやペーパー、写真などを配る人も多いです。同人誌の表紙をポストカード化やペーパー化したものも非常に人気がありますし、イベント限定の描き下ろしイラストなども購入者から喜ばれることが多いノベルティだと言えます。
自分でコンビニで印刷する場合はノベルティを諦めることになると思うかもしれませんが、同じくコピー機を利用して作成することができるので安心です。これについても幅広いサイズでつくることができますし、写真用の光沢紙を利用することもできるので、理想的なグッズに仕上げることができます。
コピー本からノベルティまでまとめて作成することができる機器がコンビニにはあるので、簡単にどちらも作成したいと考えている場合には利用することを検討してみると良いでしょう。
同人誌を印刷したいと思っている場合、コンビニのコピー機を活用すれば簡単にコピー本を作成することができます。業者に頼むときと違って好きなタイミングで印刷しやすいですが、業者と同じく多彩なサイズで作成できる点が魅力的です。コピー本作成で選ばれることが多いA5やB5サイズの冊子も作成することができるため、積極的に利用してみることをおすすめします。