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オンデマンド印刷で同人誌を印刷するメリット・デメリットとは?

公開日:2021/11/01  最終更新日:2021/11/09

同人誌の印刷について調べると、“オンデマンド印刷”と“オフセット印刷”という言葉がヒットするのではないでしょうか。2つともよく使用されている印刷方法ですが、それぞれに特徴があるようです。

こちらの記事では、オフセット印刷のメリットとデメリットについて紹介します。あらかじめチェックしておくとよいですよ。

オンデマンド印刷とは?

オンデマンド印刷とは、データを直接プリンターに送信して印刷する方法のことです。家庭用のプリンターもオンデマンド印刷の仲間ですが、同人誌などを作る際に業者が使用しているものは、もっと高性能で機械も大きく、印刷スピードも速いものが使われています。

オンデマンドの意味

オンデマンドとは、英語の「ondemand」のことで「要求に応じて・要求があり次第」という意味があります。簡単にいえば、「必要な時に、必要な分だけ印刷できる印刷方法」を指します。

オンデマンド印刷の仕組み

オンデマンド印刷は、「トナー方式」「インクジェット方式」という方式があります。最近では、トナー印刷が主流のようですが、デザインや内容に合わせて使い分けられています。

・トナー方式
トナー方式では、トナーと呼ばれる色を付着させたミクロサイズの粉を使用します。円柱のドラムにレーザーやLEDで、トナーを付着させるのです。

ドラムに付着したトナーと用紙が重なり合うタイミングで、さらに強い磁力を発生させると、用紙にトナーが転写します。その後、用紙に熱を加えることで、トナーが溶けて用紙に定着する仕組みです。

・インクジェット方式
インクジェット方式は、インクの粒子を直接紙に吹き付けて印刷する方法です。インクジェット方式には、「ピエゾ方式」と「サーマル方式」があり、インクの噴射方式に違いがあります。

ピエゾ方式は、電圧を加えてインクを噴出させる方式で、サーマル方式は、加熱することで気泡を発生させてインクを出す方法です。

トナー方式とインクジェット方式のメリット・デメリット

トナー方式のメリットは、印刷速度が速く、耐久性がある点です。また、枚数を大量に印刷する場合には、コストが抑えられます。

一方で、インクジェット印刷よりも色の再現度が劣ってしまう、熱を加える印刷方式のため、熱に弱い用紙には印刷できないというデメリットもあります。インクジェット方式のメリットは、色がキレイに印刷されるところですが、印刷に時間がかかる点がデメリットとしてあげられます。

オフセット印刷との違いはどこ?

代表的な印刷方法である、オンデマンド印刷とオフセット印刷ですが、その違いはどこにあるのか、解説します。

印刷のしくみの違い

オンデマンド印刷は、データをプリンターに直接送信して印刷すると紹介しました。一方で、オフセット印刷は、印刷に版が必要になるので、版を作成する工程があります。「版」の必要の有無が大きな違いといえます。

できあがった印刷物の仕上がりと納期の違い

オンデマンド印刷とオフセット印刷では、印刷物の仕上がりにも違いがあります。オフセット印刷は、版の作成に初期コストがかかりますが、細かい文字や写真などの表現を得意としています

しかし、納品までに時間がかかるという点もあります。オンデマンド印刷には、版を作成しなくてよいので、スピーディーに納品ができる強みがあるのです。

費用の違い

オフセット印刷の場合、印刷したい枚数が少ないとコストが高くなりますが、印刷枚数が増えるごとに1枚あたりのコストが低くなります。反対に、オンデマンド印刷は、少部数から発注が可能、で数十部からでも注文できますが、印刷部数が多くなるとコストが高くなります。

オンデマンド印刷を選ぶメリット

オンデマンド印刷で印刷した場合は、どのようなメリットがあるのでしょうか。オンデマンド印刷を選択した際のメリットについて詳しく解説します。

少部数から印刷できる

オンデマンド印刷の最大のメリットは、少ない枚数からでも印刷依頼ができるところです。1部から印刷を受け付けている印刷会社もあるので、同人誌を書きあげた後に、「とりあえず1部でいいから印刷してみたい!」という時にも活用できます。

また、数種類の印刷物を少部数で印刷したい場合も、オンデマンド印刷の選択がおすすめです。

納品がスピーディー

オンデマンド印刷は、注文から納品までがスピーディーな点が強みです。オンデマンド印刷は、オフセット印刷のように版を作成しないので、納期が短縮できます。

また、印刷の仕上げに熱を加える工程があるので、インクの乾燥時間を設ける必要もありません。印刷会社によって、当日から3営業日を最短の納期に設定している会社もあります。納期が心配な場合は、事前に確認しておきましょう。

RGB印刷が手軽にできる

CMYKとは印刷の4原色で、“シアン・マゼンダ・イエロー・キーパレット”のことを指します。印刷物の多くは、CMYKが基本となっています。

対してRGB印刷は、光の三原色の「赤・緑・青」のことで、Red・Green・Blueの頭文字をとってRBGと呼びます。人間はこの3つの光の割合で色を判断しています。

CMYKとRGBでは、色の再現度が異なります。RGBで作成した印刷データを、CMYKで印刷をすると、色がくすんだように変化して印刷されるのです。具体的には、パソコンでデータを作成した時と、実際印刷されたものとで色味が違うという問題が起こってしまいます。

しかし、最近ではオンデマンド印刷でもRGBの色を再現できる技術が普及しており、比較的安価でRGB印刷が選択できるようになっています。色にこだわりたい方でも、手軽にRGB印刷ができるのもオンデマンド印刷ならではです。オフセット印刷のようなカラーの再現度を求める人にもおすすめです。

オンデマンド印刷を選ぶデメリット

オンデマンド印刷には、多くのメリットがありますが、反対にデメリットもあります。オンデマンド印刷のデメリットがどのような点があるのでしょうか。

大量印刷だと費用が高くなる

オンデマンド印刷は、少部数から気軽に印刷できる反面、数千部など大量に印刷する場合には、費用が高くついてしまうこともあります。何部印刷したいのかによって、印刷方法を決めるのがよいでしょう。

色ムラができる

広い範囲でベタを使用する印刷では、色ムラができてしまうこともあります。ベタを頻繁に使用するような作品を印刷する際には、オンデマンド印刷は向いていないかもしれません。ミラーコート紙などを使用することで、色ムラが軽減されることもあります。

特色印刷や用紙の選択肢が限られる

オンデマンド印刷では、一般的にCMYKで印刷をするので、DICとよばれる特色カラーでの印刷はできません。また、熱を加えて印刷を行うので、熱に弱い用紙の使用は避けた方がよいとされています。

細かいデザインには向いていない

オンデマンド印刷では、印刷の際に細かいズレが生じてしまうことがあります。約2㎜の範囲でズレが出ることもいわれているため、細かいデザインを印刷した場合には注意が必要です。

 

オンデマンド印刷は、少ない部数から印刷ができるので、「少部数でよいから同人誌を印刷したい!」という方におすすめです。また、オフセット印刷に比べると納品までの期間も短く、気軽に印刷が依頼できるメリットもあります。

しかし、大量印刷だとコストがあがったり、オフセット印刷に比べると色の再現度が低くなったりするデメリットもあるので、予算や用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。

 
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