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同人誌の印刷依頼後に誤字に気づいた場合どうなる?

公開日:2020/10/01  最終更新日:2023/01/11

同人誌の印刷依頼後に誤字に気が付いた場合には、どのような対策が可能で、最悪の場合はどのようなことになるかについての説明をします。これは印刷会社により対応が変わることもあります。販売前など事前に誤字に気が付いた場合、同人誌の印刷依頼をした作成者側が具体的に取れる行動についても解説します。

基本そのまま販売されるのが同人誌

一般の書籍や小説などであれば、誤字が見つかった場合にはわからないうちにこっそりと修正し新しく印刷し、普通に販売を行うことがあります。すなわち、誤字においてはその都度対応することが可能です。しかし同人誌の場合、誤字が判明しても元のままの原本の発行になり、同人誌の作成者が修正をして印刷会社に再度依頼をしない限り、データは原本のまま使用され間違いは正されないまま発売されてしまいます。

このとき、同人誌の内容がまったく把握できない程の脱字などがなければ回収を考える必要はなく、よほどの脱字や文字の間違いがない限り、同人関連の作品はそのまま販売されると見てよいでしょう。

これを修正するとなると、同人作品を発売するサークルが再度印刷の依頼を担うので、よほど予算に余裕がある同人サークルでなければ再度文章を編集することや、脱字の編集をすることはありません。また、そうした書籍を販売しても罪にはならず、同人作品の売り上げには関係しないことが多いので、書籍の中身が良ければ脱字であろうが文字の間違い、言葉の間違いや表現の問題があっても同人誌は基本そのまま販売しても問題は生じないのです。

データ化した物を差し替える等で対応する

同人誌の脱字などの間違いに気が付いた場合、コピーを頼んだ会社に連絡をしてデータを差し替えるという手法で対応できます。これは、まだ同人書籍が印刷されていない場合においてのみ対応できる可能性がある手法です。つまり、コピーを頼み製本を依頼した会社に間違っている部分を訂正してもらい、正しいものを製本してもらうということです。

ただし、この手法はすでに製本を終えている同人書籍には対応できません。本がすでにでき上がっている場合には、作り直しという扱いになり、再度同人書籍のデータを印刷会社に預け作製をします。作製をするということは、再度書籍を印刷する予算が必要になるため、その予算がない場合には、敢えて文法間違いや脱字がある物を販売するということも選択肢の中に踏まえなければならないでしょう。

ただしこれは、よほど同人書籍が注目をあびていて、間違いがあってはならないもの以外です。間違いがあっても直接売り上げが落ちるような要因にはならないと推測される場合は、データを差し替えることができずにそのまま作製しても、よほどの脱字や問題がある表現がない限りは、無理に再製本する必要性はないでしょう。

訂正シールを張り内面だけでも取り繕う

どうしても間違っている箇所を修正したい、しかし再製本する余裕がないという場合には、問題のある箇所に訂正シールを貼り付けて修正するという手法があります。この手法の利点は、再製本をする費用がかからないことです。訂正シールを貼り付ける労力だけで済むため、経費を抑えた上で間違いを訂正できます。

しかし、この手法の問題は、脱字などの間違い箇所が多ければ多いほど手作業で訂正を行うため、同人書籍を手掛けたサークルの人員を総動員したとしてもかなりの時間がかかることです。しかし、間違っている箇所を訂正するという努力は同人書籍を購入する方々には伝わりますので、時間をかけてでも間違いを修正するという行為自体は決して恥ずかしい行為や面倒な行為ではないでしょう。

むしろ、脱字をそのままにしている場合や、意味が通じない文章の書籍をそのまま発売しているサークルなどの方が問題です。そうした場合、購読者は再講読に踏み切らなくなる可能性もあり、修正をしないことと間違いが多いことから、読む気力すら起こらないサークルとしてレッテルを張られることもあるでしょう。

現在の同人書籍は捨てて次の同人書籍で巻き返しを図る

この手法は、現在販売している同人書籍の間違いを修正せずに、次の作品で巻き返しを図る手段です。これは、現在の作品は、誤字や脱字のチェックを再度行わずそのまま販売をすることです。商品の売り上げが多い場合、誤字や脱字の修正を次の同人作品販売時に行い、修正した物を販売します。

修正した物は修正版であるなどわかるように販売すると、再購入してもらえる可能性があるため、あえて次の同人作品を販売する際に売るという手段をとるのです。この手法では、続編とセットで販売することで、価格を安くするなどの手法を用いて前作で間違いがあった書籍でも再度販売することが可能になります。

つまり、間違いが多かった書籍を回収することに近い状態で販売できるのです。デメリットとしては、再販売になるため初版の書籍価格よりも値段を抑えないと購入してもらえない点があります。また、続編の同人誌に間違いが多かった場合には、再購入の見込みがなくなるため、続編では誤字や脱字などがあってはならないなど、販売が初版の物よりより厳しくなります。

印刷前に文章校正ソフトを使用して間違った場合

印刷前に文章校正ソフトウェアなど文章を訂正し誤字や脱字を見つけるサービスを利用したとしても、間違う場合もあるでしょう。この場合の対応としては、ソフト側に問題がありますので、ソフトウェア開発者と協議をしたうえで損害が発生する場合においては、損害賠償を請求するという対応法もあります。

ただし、こうした誤字や脱字などを訂正するソフトウェアは無償提供である物が多く、そうしたソフトウェアを利用して出た損害は保証しないというものが大半です。よほどの優良なアプリなどでない限り、脱字など文章に問題があっても損害と認めてもらえないことが多いのです。

また、何をもって損害とみなすかという判断が難しいのが同人書籍であり、脱字や誤字で売り上げが下がったのか、書籍自体の内容が面白くないがゆえに売り上げが下がったのかということを見極める必要もあります。すなわち、安易に校正ソフトウェアの開発者と揉めて裁判を起こすことはおすすめできない解決法です。要は、本来同人書籍の考案者が注意すべき問題をソフトウェア開発者に任せているため、責任の追及はできない可能性が高いのです。

これから間違えない様にすることが重要

間違いに気づき修正ができた場合はそれでよいのですが、間違いに気がつかないで修正ができなかった場合には、今後の文章の誤字や脱字をなくすように努力しなければなりません。この誤字や脱字は、本来サークル側の人員が校正をきちんとしておくことで解決できる問題です。それを業者等に依頼した場合には、文章校正費用が発生し代金を支払う必要が生じます。

これを無償で提供されたサービスに頼った場合には、このサービスを利用して出た損害について保証はしないという契約に準じて利用したことになるため、文章に問題があっても自業自得なのです。ですから、これから発売する同人書籍では文章校正をきちんと行い、脱字などが起きないよう注意を払い印刷に至るまでの間チェックすることが重要となります。

自己が作り上げた同人書籍の文章校正がきちんと済んでから、初めて印刷することが望ましく、何のチェックもせずにぶっつけ本番で製本に当たるなどはもってのほかです。チェックをするからこそ間違いに気が付き製本するまでの間に修正をできるのです。

 

基本的に同人書籍は普通の書籍とは異なり、自己出版になりますので修正に関しては自己の予算で行います。そのため、誤字や脱字は印刷前までであれば修正可能ですが、印刷されると修正はできなくなります。そのために必要なことはチェック体制です。サークルは、文章の間違いや脱字をきちんと見つけ、修正した上で製本しなければ間違ったまま同人書籍が発売されてしまいます。

 
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