同人誌と一緒に名刺を作るメリットは?名刺に何を書けばいいの?
これから同人誌のイベントに参加する人に、今回の記事はおすすめです。名刺を作成しようかどうか迷っている人は、今回紹介する記事を参考にして作成してみましょう。必ず作成しなければいけないわけではありませんが、自分の作品や活動ジャンルを知ってもらえる絶好の機会となるでしょう。
同人イベントに出展する際に名刺は必要?
必ず名刺が必要ではありません。しかし、自己紹介するときに有効になります。
自己紹介するときに有効
たくさんの人と交流するイベント会場では、交流した人全員にサークル名やペンネームを伝えるのは難しいでしょう。名刺を作成しておけば、簡単な自己紹介だけ口頭で済ませて、名刺に記載している情報を相手に見てもらうことができます。
そうすることで、自分の労力をそこまで割く必要がなくなります。また、聞き取りにくいサークル名やペンネームであれば、名刺を渡すことで相手に正確に伝わるようになるので便利です。
こちらは、ビジネスの場面と同じように考えて差し支えないでしょう。聞き取りにくい情報を正確に伝えてくれる有効な手段として活用してください。
そして、名刺のレイアウトやデザインにこだわることで、ほかの人とは違う魅力を伝えられます。自分らしさを適度に発揮することで、相手に自分の印象を残せるようになります。
まったく知らない人に渡す必要はない
ビジネスの場面で行う名刺交換のように、初対面の人とあいさつを交わしながら行う必要はありません。イベント会場であれば、メッセージカードで交流する方法もあります。購入者やファンに名刺を配るなど自分なりのルールを設けるとよいでしょう。
他人と交流するときに有効な手段となる名刺ですが、初対面の人に渡すと受け取った人も迷惑に思うかもしれません。迷惑になるかもしれないと判断したときは、メッセージカードを渡すようにしましょう。
仮に、相手から名刺を受け取りたいといわれたときに渡すとスムーズです。このような場合は、名刺を受け取った人も迷惑になりません。
イベント会場でさまざまな人と交流するときは、嫌われないようにすることも大切です。あの人はしつこい、自分の利益しか考えていないというような印象を持たれてしまうと、今後の活動に支障が出てしまいます。
名刺を作成するメリットとは
メリットを3つ紹介します。自分の作品を知ってもらう絶好の機会です。積極的にセールスしましょう。
交友関係を広げられる
個人で活動している人は、自分で同人誌をプロデュースしなければいけません。絶好の機会であるイベントを活用すると知名度がアップするでしょう。
すると、次回のイベント会場でも自分のことを覚えているので、作品を購入してくれる可能性も高まります。また、自分も購入者を記憶できるので、次回のイベントで会ったときに声をかけやすくなります。
サークルの宣伝に活用できる
サークル名を名刺に記載すると宣伝効果があります。活動規模が小さいサークルや認知度がそこまで高くないサークルは、イベントの機会を活用して地道に宣伝する方法が適しているでしょう。
また、購入者とコミュニケーションを交わして、サークルに求めているものや購入したい作品などのヒアリングもできます。活動を知ってもらうだけではなく、購入者のニーズも調査できるので、名刺は有効な手段になります。
新たな人間関係が生まれる
購入者と個人、購入者とサークルというつながりやきっかけが生まれるだけではなく、そこから人間関係が拡大する可能性も秘めています。たとえば、コスプレイヤーやカメラマンなどと人脈を形成できるということです。
イベント会場には、コスプレイヤーやカメラマンも多く来場しているので、自分の作品をPRできるでしょう。カメラマンに写真撮影を依頼できると、Web上に作品が掲載される確率も高まります。
また、コスプレイヤーに自分の作品のキャラクターを紹介して興味を持ってもらえるようにするとよいでしょう。仮に、自分の作品のキャラクターに興味を持ってもらえると、コスプレしてくれるかもしれません。
この際、自分の要望ばかり伝えるのではなく、相手にとってメリットとなるような提案もするように心がけましょう。たとえば、コスプレイヤーやカメラマンに自分の作品を取り扱ってもらえたら、後日自分の作品を無料でプレゼントするなどして交流しましょう。
同人イベント用に名刺を作成する際の注意点
3つの注意点を紹介します。イベント終了後にトラブルが発生しないように気を付けましょう。トラブルを未然に防止して安全に活動してください。
個人情報を記載しない
思わぬトラブルを防止するために、同人イベント用の名刺は本名を記載しないようにします。個人で活動している人はペンネーム、サークルで活動している人は、サークル名とペンネームというように、本名を隠して名刺を作成します。同人誌の奥付にも本名を記載していないので、そちらと同じように統一しましょう。
電話番号を記載しない
一般的な名刺では電話番号を記載しますが、同人イベント用の名刺では電話番号を記載しません。メールアドレスやアカウントの情報のみ掲載します。こちらは同人誌の奥付と同じ内容のものを記載するとよいでしょう。
後日、名刺を受け取った人が名刺を整理するときに、同人誌の奥付と関連付けて作業する人もいるからです。本名と同じく安易に個人情報を記載しないように注意します。思わぬトラブルを防止するためです。
アカウントに個人情報を載せない
名刺に記載するアカウントには個人情報を載せないようにしましょう。たとえば、住まいや生年月日などの情報は伏せるようにします。アカウントを複数持っている場合は、個人情報が載っていないものを選択するようにします。
同人用名刺って何を書けばいいの?名刺に記載することとは
名刺に記載する内容を紹介します。自分の作品や活動ジャンルを知ってもらうよい機会ですが、個人が特定されるような情報は掲載しないように気を付けましょう。
サークル名やペンネーム
本名が使われることはほとんどありません。サークル名を記載すると宣伝効果もあります。個人で活動している人は、ペンネームのみ記載しましょう。
自分の作品やイラスト
自分の作品をPRできる絶好の機会です。過去の作品やイラストなどを記載しましょう。また、グッズを販売している人は、そちらの情報も記載しましょう。興味を持ってくれた人がグッズを購入してくれる可能性もあります。
ホームページのURLやメールアドレス
ホームページのURLだけではなく、QRコードも記載しておきましょう。イベント中でも気軽にホームページを閲覧できます。ホームページを閲覧しながら会話を楽しめるので、作品についてより深い会話ができるかもしれません。
また、メールアドレスも記載しましょう。何かあったときに連絡が取れます。コスプレイヤーやカメラマンに名刺を渡したときに、仕事のオファーが届くかもしれません。そのためにもメールアドレスを載せておきます。
活動ジャンル
名刺を受け取った人と同じ活動ジャンルだった場合は、会話が盛り上がるかもしれません。新たな人間関係が生まれるので、それを楽しみにしましょう。
SNSのアカウント
個人情報が特定されるようなSNSのアカウントは掲載しないようにします。思わぬトラブルを防止するためです。
まとめ
同人用名刺に記載する内容を理解して作成に取りかかりましょう。思わぬビジネスチャンスを掴めるかもしれません。ただし、名刺を交換した後にトラブルに巻き込まれないようにしましょう。個人が特定されるような情報は記載しないようにします。今回紹介した注意点を踏まえて、購入者やビジネス関係者と交流を楽しんでください。