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同人誌を自分で印刷する際の製本方法|袋綴じ・中綴じ・平綴じ

公開日:2021/01/01  最終更新日:2021/02/03


同人誌は、印刷会社に依頼して製作する以外に自作することも可能です。自分で製作した同人誌は「コピー本」と呼ばれていますが、コピー本を製作するには製本も自分でしなければいけません。しかし、コピー本の製本方法と言っても何種類かの方法があります。そこで、ここではコピー本を製作する際の製本方法についてご紹介していきます。

コピー本とは?メリット・デメリットについて

製本方法の前に、まずはコピー本の定義とメリット・デメリットについて確認しておきましょう。 コピー本とは、家庭用のプリンタなどで印刷した原稿を自身で綴じた同人誌のことを指します。その最大のメリットは、印刷会社に依頼して製作したオフセット本やオンデマンド本と比べて、締切日に余裕が生まれることです。

オフセット本やオンデマンド本の場合、最低でも数日前には入稿する必要がありますが、コピー本の場合はイベント開催の直前まで原稿の調整を行うことができます。ただし、コピー本であっても製本などの作業時間を考慮して、ある程度余裕をもって原稿を仕上げるようにしましょう。また、印刷会社に依頼するよりもコストを抑えられることや、装丁の自由度が高いといったメリットもあります。

一方で、印刷会社に依頼する場合とは異なり、コピー本は製本などの手間がかかるというデメリットがあります。加えて、作業に慣れるまでは品質が安定せず、全てを手作業で行うため製作できる部数に限りがあるのもデメリットです。そのため、製作する部数が多くなった場合は、基本的に印刷会社に依頼するのが無難でしょう。

袋綴じとは?やり方と特徴について

袋綴じは、最も簡単でポピュラーなコピー本の綴じ方です。やり方としては、まず原稿をプリンタなどで片面印刷し、次に印刷面が表になるように二つ折りします。最後に、袋になった方とは逆側をホッチキスで綴じて完成です。 袋綴じは、連続するページを同じ紙に出力すれば良いのでミスが起こりにくいというメリットがあります。

ただし、右綴じと左綴じでは出力する順番を変える必要があるので注意しましょう。加えて、右綴じにする場合、1ページ目が右側にあると作品の前に空白のページが生まれてしまうので、左始まりとなるように設定しておく必要があります。

また、袋綴じは仕組みがシンプルなので初心者でも簡単に製作可能で、作業時間も少なくて済むというメリットもありますが、二つ折りした内側が白紙なのでページ数の割にかさばるというデメリットがあります。さらに、後述する中綴じや平綴じと比べると、手作り感が出てしまうのも否めません。そのため、より本格的な同人誌を自作したい方は、袋綴じではなく中綴じや平綴じを選択することをおすすめします。

中綴じとは?やり方と特徴について

中綴じは、袋綴じの次に簡単な製本方法です。出版社の雑誌にもよく使われている方法で、袋綴じとは異なり紙の両面を活用するのでページがかさばらず、見た目もキレイという特徴があります。 具体的なやり方としては、まず原稿を両面で出力し、全ての原稿に折り目をつけます。そして、全ての原稿を重ねてから二つ折りにして、中心部分をホッチキスで留めれば完成です。

中綴じは、上記の通り袋綴じよりもキレイに仕上げることが可能ですが、仕組みは少々複雑です。連続するページを隣同士になるように出力すれば良いわけではないため、ミスが起こりやすいというデメリットがあります。ただし、プリンタドライバの設定にある小冊子印刷を選択すれば、印刷ミスを防ぐことが可能です。

なお、中綴じを行う際は一般的なホッチキスではなく、留める角度を調整できるホッチキスを使うと便利です。一般的なホッチキスでも中綴じをすることは可能ですが、失敗してキレイに仕上らない恐れがあります。しかし、角度調整できるホッチキスであれば簡単に中綴じをすることができます。価格もそこまで高いものではないので、中綴じでコピー本を製作するのであれば準備しておいた方が良いでしょう。

平綴じとは?やり方と特徴について

平綴じは、上記した2種類の方法と比べると手間がかかりますが、厚手の雑誌などによく見られる製本方法で、最も本格的な同人誌を製作することが可能です。

やり方としては、まず原稿を両面で出力して全ての原稿を二つ折りにします。次に、全ての原稿を折った状態で重ねて、ダブルクリップなどで折り目側が動かないように固定してください。そして、接着剤で折り目側を接着させ、接着剤が乾いたら背表紙側に近い部分をホッチキスで留めます。最後に、接着剤や両面テープなどで表紙を貼り付けて完成です。

平綴じは、接着剤が乾くまで重しを使って圧着させる必要があり、袋綴じや中綴じよりも多くの手間と時間を要するというデメリットがあります。そのため、ある程度の余裕をもって原稿を仕上げる必要があるとともに、大量部数のコピー本製作には不向きな製本方法と言えるでしょう。また、作業に慣れるまでは失敗するリスクが高いものの、袋綴じや中綴じよりもキレイに仕上げられる方法なので、見た目にこだわったコピー本を製作したいという方は是非チャレンジしてみてください。

ページ数が多いコピー本をホッチキスでキレイに留める方法

ここまで、コピー本の概要と3種類の製本方法についてご紹介してきましたが、コピー本のページ数が多くなった場合、通常のホッチキスでは留めるのが難しくなり失敗するリスクが高まります。大型のホッチキスを購入すれば、ページ数が多くなっても心配ありませんが、通常のホッチキスでもある程度の枚数までならキレイに留めることが可能です。

通常のホッチキスで多くの紙をキレイに留めたい場合、まずスーパーの惣菜などに使われている発泡スチロール製のトレイを用意してください。次に、5センチ四方の正方形に切り出したトレイを留めたい紙の束の下にセットして、通常のホッチキスでトレイごと留めます。そして、トレイを外してから、飛び出ている針の先端を折り曲げれば完成です。

なお、針を折り曲げる際は、ホッチキスのお尻部分にあるリムーバーで押さえつけると比較的簡単に曲げることができます。 この方法であれば、通常では失敗してしまうような枚数の紙でも簡単に留めることができるため、大型のホッチキスを購入したくないという方は是非試してみてください。また、コピー本製作以外にも、日常生活や仕事などでも活用できるテクニックなので覚えておいて損はないでしょう。

表紙だけを印刷会社に依頼することも可能

コピー本は、オフセット本やオンデマンド本よりもコストを抑えることが可能というメリットがありますが、その気になればどこまでもこだわれるという魅力もあります。例えば、高価な特殊紙を使ったり、装丁を工夫したり、化粧断ちをしたりしたコピー本を製作している方も少なくありません。

特殊紙を使ったり装丁を工夫したりすると、コストや手間が増える可能性が高いものの、他の同人誌との差別化を図ることができるというメリットがあります。 また、表紙だけを印刷会社に依頼するのも効果的です。表紙は同人誌の顔となる存在であり、その良し悪しで手に取ってもらえるかが決まると言っても過言ではありません。

そのため、同人誌を製作する際はできる限りこだわった表紙にすることが重要となりますが、現在では表紙のみの依頼を受け付けている印刷会社も多数存在しています。比較的価格が安い会社も増えてきており、そこまで製作コストが増えることもないので、コピー本を製作する際は表紙だけ印刷会社に依頼することを検討してみても良いでしょう。

 

同人誌は、家庭用のプリンタなどを使えば自分で製作することが可能ですが、その製本方法には主に袋綴じ・中綴じ・平綴じという3種類があります。これら3種類の方法はそれぞれ特徴や難易度が異なるため、手間や時間、自身のスキルを考慮した上で最適と思われる方法を選択することが大切です。また、どの方法を選択するにしても、始めてコピー本を製作する場合は何回か練習してから本番に臨むと良いでしょう。

 
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