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同人誌制作の進捗を実況することで作業がはかどる?原稿実況とは

公開日:2023/06/01  最終更新日:2023/04/21

原稿実況とは
同人誌は出版社の関与がなく、自費で製作・出版する代わりに自由な表現をできるのが魅力で、近年では「コミケ」の様子が地上波テレビでも取り上げられて周知されるようになっています。同人誌は完成した作品を見るのはもちろん、制作途中に行われる「実況」も楽しみの一つです。本記事では、原稿実況とは何かを解説します。

原稿実況とは

同人誌は自分の趣味に合う完成した作品を見るのが楽しいのはもちろん、推しの同人誌を制作する作家の「原稿実況」を見るのが楽しいという方もいます。原稿を作るのと実況が同じになる状況が想像できないかもしれませんが、イベントに出す新刊の原稿執筆や新作の制作状況を、ブログやSNS内のコミュニティなどで報告することを原稿実況といいます。

同人作家に限らず、マンガや小説家などの制作者は常に締切に追われている様子がイメージできるのではないでしょうか。もちろん、締切日までに着々と準備を進める制作者もいますが、一方で締切に追われて修羅場を迎えている制作者も一定数います。

締切に追われている状況でブログを更新している暇はないのですが、息抜きや周囲に頑張っていることを伝えたいといった意味合いを込めて、原稿の進捗状況を投稿する方も多くこれが「原稿実況」を呼ばれているのです。

また、締切に追われている制作者ではなくても、普段からブログやSNSを更新するのが趣味という方もいて、原稿ばかり進めていてほかに書くことがなくて原稿実況が投稿されるケースもあります。

なかには執筆中の原稿の一部や机、部屋の様子を「こんな感じです」という意味を込めて写真で報告する人もいて、部屋や机が散らかっている様子から締切に追われているのが伝わってきたり、不意に食べ物や漫画などが写り込んで、進捗状況以外のことが話題になったりするのも醍醐味です。

また、制作中の同人誌が個人で出版するものならともかく、合同誌などで一人が締切に遅れると作品が完成しないものもあります。

原稿実況は通常ならコメントで作家同士が励まし合うシーンが多いですが、合同誌などでギリギリの状況になってくると「迷惑かけるな!」「ブログを更新している場合か!」といったような突っ込みが入ることもあり、見る側を楽しませているのです。

原稿実況をすることで頑張れる

前述の通り、原稿実況は締切に追われて慌てている作家の様子が見られたり、作家同士のコミュニケーションが見られたり、作品完成までの工程が垣間見えてファンを楽しませている要素があります。

またそれと同じぐらい「作家同士の励まし合いになっている」という側面もあります。たとえば、mixiにある同人誌関連のコミュニティでは「原稿完成まであと半分」「ペン入れが終わった段階です」といったように、投稿するほどでもない細かな報告をする人もいます。

しかし、このような人がいると分かることで、似た状況で頑張っている人がいると分かって、モチベーションにつながるのです。また、徹夜しなければならない状況でやる気が出ないときも、仲間がいると感じられれば励みになってやる気につながるでしょう。

このように、現実逃避やモチベーションアップ、自分よりも追われている人を横目に心を落ち着かせたいなど、さまざまな意図が原稿実況には込められているのです。

掲示板やチャットでも実況は人気

原稿実況とは先に解説した通り、作家が作品の進捗状況を報告することですが、掲示板やチャットでも「実況」というジャンルは人気です。

一口に実況といってもさまざまで、掲示板やチャットなどではアニメや映画、スポーツ中継などのテレビ・ラジオ番組を見ながら、リアルタイムで掲示板やチャットに感想や状況をいい合う場所として使われていました。

このような使われ方はパソコン通信の時代からあり、当時は通信費が高額であったために気軽に使うことはできませんでしたが、実況が古くからあるジャンルだというのが分かります。

その後、現在ではゲームをプレイしている様子を配信するゲーム実況や素人がポッドキャストなどを使ってネットラジオを配信するものなど、実況というジャンルがさまざまな広がりをみせています。

テレビやラジオの感想を実況形式でいい合うのは、誰かと一緒にテレビを見たり、ラジオを聞いたりしている気分になれて楽しいのがイメージできますが、ゲーム実況が単にプレイヤーがゲームしている様子を見るだけなので楽しさが分からないという方もいるでしょう。

ただ、ゲーム実況を通して配信者の個性を感じられることに加え、武器を限定してプレイする様子を配信するなどアイデアやテーマを持たせた配信が多く、似ているだけでも楽しいと人気のジャンルなのです。

SNSや動画サイトによる実況

実況はSNSや動画サイトという場所でも楽しまれています。たとえば、動画共有サイトのニコニコ動画、通称ニコ動では、アップされた動画を視聴者はそれぞれ好きなタイミングで視聴し、動画の再生経過時間にそってコメントを書き込むスタイルの実況が行われています。

一般的な実況は、リアルタイムで配信者と視聴者が参加するのですが、ニコニコ動画の場合はそれぞれ異なった時間に参加するのです。現在ではニコ生と呼ばれるリアルタイム配信による実況もありますが、それぞれの好きな時間に視聴する実況という独自の文化を築いているのがニコニコ動画の特徴です。

ただ、リアルタイムの実況だとスケジュールが合わずに参加できないケースが多いですが、好きな時間に参加できるので予定が合わなくて見られないことがありません。

さらに友人と時間を合わせて再生ボタンを押せば、リアルタイムで同じ実況を見ているような感覚になるという楽しみ方もあります。なお、2008年ごろからはTwitterをはじめとするSNSによる実況も人気が高まっています。

Twitterは140字という字数制限があるものの、ちょっとしたコメントや思いを書き込むことの多い実況では、140字あれば充分で、実況とTwitterの相性がよかったために拡大していった背景があります。

また、ハッシュタグを付ければ投稿をすぐに検索できるため、テレビ番組をみているユーザーと実況を共有するために専用にハッシュタグが作られるようになりました。

さらに、番組やラジオの実況のほか、現在地や現場の様子を実況するのにも使われるようになり、実況と意識しなくてもTwitterを使うことで自然に実況に参加しているような状況が生み出されています。

ただ、インターネットの世界で人気のある作品や事件、事故、災害などが起こった時は、書き込む件数が膨大になりすぎてサーバーが落ちてしまうことも少なくありません。

定番となっているのはスタジオジブリの天空の城ラピュタで、テレビ放映がされるときに滅びの呪文「バルス」とキャラクターが発するシーンになると、実況参加者が一斉に「バルス」と書き込んで、サーバーが落ちる事態が起こっています。

このように、実況は気軽に見たり参加したりできるようになっており、インターネット上ではさまざまな実況が楽しまれているのです。

まとめ

実況は掲示板やチャットの世界では古くからあるジャンルの一つで、同人誌などの作家が原稿の進捗状況を報告する原稿実況やスポーツ実況、ゲーム実況などさまざまな実況があります。SNSでは専用のハッシュタグを使って投稿する実況もあり、一般の方でも気軽に実況に参加できるようになっています。同人誌が好きな方は、推しの作家の作品をチェックするのはもちろん、完成までの過程が見られる原稿実況も見て楽しむのもおすすめです。

 
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