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和紙に同人誌印刷ができる?和紙を使うメリットとは

公開日:2022/06/15  最終更新日:2022/06/30

和紙を使うメリット

同人誌とは、同じ考えや趣向をもつグループ、団体または個人によって執筆、編集、発行される雑誌や機関誌のことを指します。出版社を介さずに制作活動ができますが、製本作業なども自ら行う必要があります。そして、同人誌を和紙で作るという方法もあります。本記事では、和紙で同人誌を製作することのメリットについて紹介します。

そもそも和紙に印刷ってできるの?

漫画や小説などを出版するためには、特定の出版社を経由して発行を必要があります。しかし、漫画家や小説家を目指しているすべての人が、簡単に作品を出版できるというわけではありません。

また、もし出版できたとしても、顧客に購入してもらい、収入を得るには高いハードルがあるでしょう。つまり、プロの漫画家や作家として活動し、仕事として成立させることは非常に狭き門であることが現状なのです。そこで、本業は別に行い、趣味の範囲で制作活動をしたいと考える方も一定数います。

しかし、趣味で執筆をした作品が、誰の目にも触れないまま放置させてしまうのは寂しく感じてしまうのではないでしょうか。そこで、同人と呼ばれる考えや趣向が同じ人たちが集まって、執筆活動や編集し、同人誌を発行するという方法があります。同人誌と漫画や小説などの書店に置かれている本の最も大きな違いは、出版社が製作過程に介入しているかどうかという点です。

そして、同人誌は、出版社を通さずに作品を製作できるため、表現の自由度が非常に高いことが特徴です。一方、漫画や小説は出版社がサポートし、商業誌として出版します。商業誌とは、出版社が営利を主な目的として発行するもののことです。つまり、作品を出版して収益を得られるかどうかという点が最も重要視されるのです。

したがって、漫画家や小説家が主なストーリーや絵の構成を考えつつ、出版社の意向や編集者の指示に従わなければならないことがあります。そのため、表現の自由度は同人誌に比べると低くなってしまうといえるでしょう。ただし、商業誌の場合は、出版までにかかる広告費や製本の費用はすべて出版社が負担することになり、作家が費用を負担する必要がありません。

一方、同人誌の場合は、出版社のサポートがなく、個人やグループ、団体などが同人誌の制作にかかる費用をすべて負担することがほとんどです。また、商業誌は街中でよく見かける書店に置かれるのに対し、同人誌が書店に置かれることありません。一般的にコミケと呼ばれる同人誌の販売会や、インターネットでの個人売買が主な流通経路となります。

そのため、同人誌は漫画のように利益を生み出すことも難しいでしょう。しかし、同人誌は営利を目的としていないため、制作費にかける費用や手間も自由に決めることができます。商業誌はコスト重視となりますが、同人誌はたった1冊を丁寧に作りあげてもいいのです。

たとえば、ほとんどの商業誌は書籍用用紙や上質紙と呼ばれる紙を使用しています。上質紙や書籍用紙はコストが安めで、大量生産に向いていることが特徴です。

しかし、同人誌としてせっかく製本を行うなら、和紙という選択をおすすめします。そもそも和紙に文字をプリントできるのか、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。しかし、最近の和紙にはさまざまな種類があり、なかには印刷に向いているものもあるのです。また、これまで日本には多くの記録媒体が利用されてきましたが、現在では、USBメモリなどが主流となっています。

しかし、1970年ごろにはフロッピーディスク、それ以前はカセットテープが記録メディアとして利用されていました。つまり、技術が進歩し、小型で膨大な記録を残せるものが注目され、フロッピーディスクやカセットテープは淘汰されてしまったのです。

一方、和紙は記録媒体の主流ではないものの、100年以上前に和紙に記録されたものがそのまま残っているケースも珍しくありません。したがって、丈夫で時間が経っても綺麗な状態で保存できる和紙は、現在でも大切なことは、和紙に書いて残しておきたいと考える方が一定数います。

そのため、時代が変化しても和紙の文化は消えることなく、受け継がれているのです。また、和紙の魅力は、時間の経過とともに強くなり、水に濡れても破れなくなるということも挙げられます。

つまり、和紙を1枚完成させるために手間とコストがかかっている分、100年先200年先も受け継いでいける素材なのです。そのため、長く大切に保存しておきたい同人誌には和紙が適しているといえるのです。

インクジェットプリンターでの印刷

和紙は手作業で作られ、厚みが不揃いでザラザラしているというイメージを持っている方も、多いのではないでしょうか。しかし、近年では機械で生産される和紙があり、プリンターでの印刷に向いているものもあるのです。

まず、和紙はインクジェットプリンターとの相性が最もよくなっています。インクジェットプリンターとは、紙の正面にインクを吹き付けて印刷する方法です。

そのため、表面がザラザラしている和紙でもきれいに印刷できるのです。ただし、和紙は自然の素材を使用し、細長い繊維が重なり合ってできています。

つまり、通常のインクを使用してしまうと、インクが繊維をつたって、にじんでしまうことがあるのです。そこで、和紙にインクジェットプリンターで印刷する場合は、にじみにくい加工のされたインクの使用がおすすめです。

レーザープリンターでの印刷

オフィスなどで見かけることの多いレーザープリンターでも、和紙に印刷できます。ただし、レーザーのプリンターは高額なものも多いため、個人でプリンターを購入する場合は、インクジェットプリンターを検討するとよいでしょう。

レーザープリンターの最大の魅力は、和紙にプリントしてもインクがにじまないという点です。通常、にじみ止めという加工が施されている和紙を印刷では使用しますが、レーザープリンターで印刷する場合はにじみ止めの加工がされていない和紙でも印刷可能です。

ただし、一気に何枚も印刷してしまうと、和紙の紙粉がプリンター内に溜まってしまうことがあるため、手入れをしながら印刷するとよいでしょう。

オフセット印刷

和紙への印刷を業者に依頼する際、最も多く使用されているのがオフセット印刷です。なぜオフセット印刷機が使用されているのかというと、手差しができるからです。通常、大量に印刷を行う際は、自動給紙と呼ばれる紙を自動で送ってくれる仕組みを利用します。

しかし、自動給紙は紙を空気で吸い上げる仕組みとなっています。通常のコピー用紙などであれば、問題なく吸い上げることができますが、和紙は繊維が重なってできている性質上、無数の穴が開いています。

そのため、空気が漏れてしまい、和紙を吸い上げることができないのです。また、和紙のなかには、自動給紙に対応可能なものもありますが、穴を加工で埋めてしまっていることから、和紙特有の風合いが失われてしまっています。

そこで、オフセット印刷機の手差しという機能を使用することで、手動で紙を送ることができます。そのため、自動給紙対応の和紙を使用せず、和紙本来の風合いを残したものに印刷することが可能になるのです。

 

和紙のなかには、印刷機でのプリントに対応しているものがあります。そのため、大切な同人誌を長く状態よく保存したい場合は、和紙にプリントするのが適しているでしょう。また、和紙特有の肌触りや厚みは、上質な印象をもたらします。ただし、和紙のなかにも印刷のインクがにじんでしまったり、にじみ止めの加工によって、和紙の風合いが失われてしまったりしているものがあります。そこで、和紙の種類と印刷方法は慎重に選ぶことが大切です。

 
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