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印刷所の製本作業の工程―同人誌ができるまでの道のり

公開日:2021/04/01  最終更新日:2021/02/12


同人誌を入稿する準備が整ったら、いよいよ製本作業になります。これまでは自分やサークルだけで作業を進められますが、ここからは印刷所とのやり取りが待っています。入稿には同封物の決まりがあるので注意してください。また、入稿には様々な方法がありますからひとつずつ丁寧に解説します。まずは同人誌ができるまでの工程を見ていきます。

原稿チェックはしっかりと

同人誌を入稿するときは、どのような工程を経て印刷製本されるのでしょうか。原稿が印刷会社に到着して、最初に行われるのが原稿チェックです。ここでチェックされるのは「ノンブル」「セリフ」「モアレ」「サイズ」の4つとなります。

ノンブルとはページ番号のことです。同人誌の順番を示す記号になりますが、ここは仕上がりのときに断裁されて切り落とされてしまいます。そうすると確認ができなくなるので全てのページにノンブルが必要なことは覚えておきましょう。

モアレとは縞や斑(まだら)のことです。これは線や点が重なり合ったときに生じ、画像サイズを変更するときにモアレが生じる場合があります。原稿のチェックは入念に行いたいものですが、十分に確認したと思っても意外と抜けがあるものです。

そういうときは印刷会社から「ノンブルが入っていません」などと確認の連絡があります。不備があると工程が進まないので、会社から連絡があったら早急に対応することが大切です。原稿の確認が終わったら、次はいよいよ製本作業に移ります。ここもチェック項目があるので詳しく見ていきましょう。

同人誌の製本作業の工程はどのように進む?

製本とは印刷された紙を束ねて本にする作業のことです。この作業が終われば同人誌は完成だと言えます。印刷会社はどのように製本作業を行っているのでしょうか。デジタル入稿を例にしながら流れを解説していきます。

まずはデジタルデータを製版機でフィルムに製版していきます。製版とは版下という元になる原稿を撮影して特殊なフィルムを作り、修正し下版(げはん)に備えることです。実はこの製版機は会社により出来上がりが微妙に異なる場合があります。

次にフィルムを使って印刷していきます。同人誌はオフセット印刷と呼ばれるものが主流です。版に付けたインキを中間転写体に転写し、紙に写していきます。出来上がった紙は裁断され、中身をページ順にして1冊の本にまとめますがその作業を丁合と言います。

そして製本機に紙を入れるのが製本です。この作業が終わると天・地・小口の3点を断裁し指定のサイズにしますが、これを化粧裁ちと言います。化粧裁ちが終わるといよいよ完成です。完成した本はこちらも指定した冊数をまとめ、紙などで梱包されます。

印刷会社への入稿方法をチェック

ここまで一連の工程を見てきました。だいたいの流れは分かったのではないでしょうか。ここからはそれぞれの工程で行われる作業をひとつずつ細かく見ていきます。まずは入稿の仕方です。最近はデジタルで原稿を作ることが主流になりました。

そこでおすすめしたいのは、デジタルのデータを印刷会社にインターネットで送付する方法です。この方法をオンライン(WEB)入稿と言います。送付に時間がかからないため、会社に出向く必要がないので便利です。

もうひとつは宅配便と郵便で行う方法です。宅配便と郵便はアナログのものを送付する方法とデータを入れた記録メディアを送付する方法があります。運送会社を利用することになるので、届くまでには時間がかかることは注意してください。

また、データや紙は宅配の途中で傷つかないように緩衝材で包んでおくことも忘れないようにしましょう。最後に直接持っていく方法もあります。近くに営業所がある場合は、直接持っていくことができます。持っていく方法は宅配便や郵便と同じです。注意点は事前にアポを取っておくことや、会社の営業時間を把握しておくことです。

オンライン入稿の詳しいやり方は?

繰り返しになりますが、最近はオンライン入稿が主流です。ただ、一口にオンライン入稿といっても様々な方法があるので詳しく見ていきましょう。

主に3つの方法がありますが、最初に紹介するのが印刷会社のホームページから入稿するものです。会社のなかには独自のサーバーを持っていて、入稿システムを提供している場合があります。使い方としては会社のホームページに会員登録をして、そこからログインしてデータを送付します。

FTPソフトを利用する方法も主流です。FTPという専用のアプリケーションが必要ですが、作成されたデータを圧縮して送付することで行います。送付方法はFTPソフトのマニュアルを確認してください。

メールやファイル転送を利用する手法もあります。オンライン入稿のメリットは家にいながら行えるという点です。宅配便や郵便だと届くまでに時間がかかりますが、オンラインなら指定の時間を設定できますし、即座に送ることも可能です。データを圧縮した場合でも、サイズが大きければ時間がかかる場合もあることは注意してください。

入稿するときにはルールがあるので注意

原稿を入稿するときは独自のルールというものが存在します。主に必要なのは次の3点です。

一つ目は発注書(申込書)です。「同人誌印刷発注書」などという決まった形式のPDFファイルなどがあるので、それを印刷して同封します。これは印刷会社の公式サイトなどから入手できるでしょう。

ちなみにオンライン入稿するときは、サイトに申込フォームがあらかじめ入力されるようになっています。その場合は発注書(申込書)は不要です。次に入力する内容ですが、題名や筆名、本のサイズや冊数といった本の内容に関するものと、本名や電話番号など本人確認のために必要なものを記載します。

次に必要なのがデータの仕様書(確認書)です。原稿がどのように作られたか確認するために必要なもので、項目には解像度や保存の形式、データの内容などになります。なお、これは会社により要不要が分かれる書類です。

最後に必要となるのが出力見本です。パソコンのモニターに表示されているものを撮影し、それをデータチェックの参考にします。つまりスクリーンショットを提出します。

料金の支払い方法と発送されたあと

料金はいつ支払うのでしょうか。料金の支払いは入稿する前、もしくは入稿と同時です。会社により後払いが可能なところもありますが、それは例外と言えるので支払いは入稿のときと覚えておきましょう。注意点はサービスにはオプションや割引を用意していることがあります。

特に同人誌はコミケをはじめとするイベントに合わせて割引クーポンが使える場合があり、そのときは総額が変わってきます。そのため、事前に料金の見積もりを依頼しておくと総額が分かって便利です。支払い方法はいくつかの方法が選べます。一般的なのは銀行振込によるものです。サービスによってはクレジットカード決済や郵便振替も利用できます。

そして、製本作業が終わると発送されます。発送先は事前に指定した納品先となるでしょう。同人誌は梱包されたダンボールに詰められており、結構なスペースを取るので自宅に保管するよりもイベント会場にそのまま搬入する方法が便利です。これを直接搬入といい、イベント当日にスタッフが運び入れてくれます。イベントによっては直接搬入を対応してくれないケースもあるので、事前に確認しておきましょう。

 

同人誌の印刷から製本作業まで流れを見て、それぞれの工程を詳しく解説してきました。同人誌を作るときは入稿までの準備に大半の時間が取られますが、入稿からも細かい作業は必要になることが分かったのではないでしょうか。同人誌のイベントに間に合わせるためにも、しっかりと時間をとって余裕を見ておくことが大切です。

 
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