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成人向け同人誌印刷の注意点

公開日:2021/02/15  最終更新日:2021/02/03


同人誌には、いわゆる成人向けと分類されるものが多く存在します。そして、このタイプのものには性的な表現が含まれている場合が多いため、一定の規制や基準を守ることが必要条件となります。そこで今回は、成人向けの定義やそれに関する法律・条例、そしてこのタイプの同人誌印刷で注意すべき点などについて分かりやすく紹介します。

「成人向け」とはそもそも何なのか

そもそも「成人向け」とは、18歳未満の未成年が、見たり買ったりしてはいけないものといった意味になります。さまざまなメディアでよく見かける「R-18」や「18禁」という表記も、同じ意味のものと考えてよいと言えます。なぜこうしたものがあるのかというと、それは性的・暴力的などの非道徳的な要素が含まれているものが、法律や条例等によって規制されているからです。

そのため、誰でも見たり買ったりすることができる「一般向け」と区別する目的で、あえてこうした指定をしているというわけです。このような規制は、表現の自由という点から議論されることもありますし、制作者側を縛るものでもあります。

性的・暴力的なものを未成熟な子どもに見せると発育に悪影響を及ぼす懸念があるといった理由によるものなのですが、実際のところどうなのかという点については議論の余地があるでしょう。ただし現在は、「成人向け」と「一般向け」を区別する基準やルールが設けられていますし、それを守らないと同人誌などの著作物を出版できないのが現実です。

法律や条例による規制について知っておく

同人誌などのメディアは、第一に法律や条例を守る必要がありますし、それに反すると刑罰の対象になることがあるため注意が必要です。法律としては猥褻表現を規制する「刑法175条」があり、条例については、各都道府県が定める「青少年健全育成条例」などがあります。

条例の場合は、性的なものだけでなく、暴力表現や犯罪を誘発するような表現も、有害なものとして対象になっています。それに規制の内容は、各都道府県によっても違うため、ある県では対象になるのに、別のところなら問題ないというケースもあると言えるでしょう。そのため、同人誌を出すときは、それを出す地域の条例もあらかじめ確認しておいたほうが無難です。

ある地域ではOKだったからといって、別の地域でもOKとは限らないからです。こうした法律や条例というのは、素人には難しい場合もありますが、公に何かを表現するときはなにかしらのルールが存在しますし、知らなかったでは済まされないこともあります。自分で勝手に判断せずに、周りはどうルールに対応しているのかを常にチェックすることも必要です。

イベント主催者や印刷会社による自主規制もある

同人誌は、イベントなどで販売することが多いですが、その主催者が表現に関して自主規制をしている場合があります。各イベントで共通していることとしては「法律や条例を守る」ことはもちろんのこと「具体的な性器描写をしない」ことや「未成年に販売しない」こと「表紙に成人向けだと明記する」ことなどが挙げられます。

これらの自主規制は、本屋やコンビニなどで販売されているような一般の商業誌に準じたものとされており、特段に厳しいものではないと言えるでしょう。性器描写に関しては、男女の性別や、異性同士・同性同士といったシチュエーションなどに限らず規制の対象になります。

そして依頼する印刷会社についても、それぞれに基準を設けており、事前にチェックされることが多いと言えます。印刷会社側としても、無用のトラブルは避けたいという考えがあるため、どんな内容のものでも引き受けるというわけにはいかないということです。そのため、印刷会社が独自に設けた基準に合わない場合は依頼を断られることもあります。

「成人向けを示す表記」や「奥付」についての注意点

同人誌の表紙には、それが成人向けだとハッキリ分かるように「R-18」「18禁」「成人向け」などの表記をする必要があります。そのため、小さすぎる表記や、デザインなどに埋もれて分かりにくいような表記は避けるべきです。

そして表記そのものがない場合は、たとえ成人向けとして合法のものでも、印刷会社から断られることがあります。性的な表現が多かったり暴力的な表現が含まれるものは、成人向けに区別されることが多いため、そうした作品を出したい場合は注意しておきましょう。

「奥付(本の終わり部分に、発行日や発行者名を記したもの)」に関しては、同人誌や成人向けに限らず明記する必要があり、項目としては「発行日」「発行者名」「連絡先」「印刷会社名」があります。

最近は、個人情報を知られたくないといった理由から表記をしないケースも多く見られますが、責任の所在をハッキリさせ、何かあったときに連絡できるようにしておくべきです。トラブルが発生したときに、連絡先が書かれていないと、故意に責任逃れをしているとみなされてしまうこともあるため注意しましょう。

「性表現・性器描写」についての注意点

成人向けでは性的な表現が多くなりますが、具体的な性器描写はNGです。そのため、性器にあたる部分は黒ベタや白抜きなどで見えないようにする必要があります。こうした、性器部分を隠す方法としてスクリーントーンやモザイクトーンを用いる場合がありますが、これでは元の絵が透けてしまうのでNGになってしまいます。

ですので、性器部分の修正をするときは曖昧な方法ではなく、ハッキリと隠れるようにすることが重要です。表紙に関しては、全裸や半裸は避けるべきであり、場合によっては各自治体の条例によって販売ができなくなることがあるため注意すべきです。

基準としては、青年漫画雑誌等の表紙でよく見られる水着姿などの表現まではOKとされるケースが多いと言えます。したがって、基準がよく分からない場合は、本屋やコンビニで販売されている成人向けの雑誌を参考にするとよいかもしれません。表紙については、特に年齢制限を設けていないイベントで販売する場合は、未成年の目にも触れることになるので、より慎重な対応が必要になります。

印刷会社に「入稿」するときの注意点

印刷会社では、入稿された作品の内容をチェックし、問題がないと判断した上で印刷などの作業に入ります。そのため、入稿の段階で性的な表現などで問題があった場合は、依頼を断られたり修正を求められたりすることがあるのです。

しっかりと修正が施されたものなら問題ないのですが、それ以前の状態のものだと、基準をクリアできないので内容に関するやり取りなどで時間がかかってしまい、納品日が遅れることがあります。ごく稀に、見本ではしっかりと修正されていたのに実際の原稿では無修正になっているというケースもあるようですが、この場合は改めて修正が必要になるため、希望する納品日に間に合わなくなります。

ようするに、入稿するときは必要な処理が済んだ後のものを出さないと、内容確認などで余計な手間や時間がかかるということです。特にイベントでの販売でスケジュールぎりぎりで依頼する場合は、必要な修正を済ませた上で入稿しないと、納品がイベント当日までに間に合わないということにもなりかねないので十分に注意しましょう。

 

成人向けの同人誌を出すときは、法律や法令による規制や、イベント主催者や印刷会社による自主規制をクリアする必要があります。イベントでは「法律や条例を守る」こと以外にも、「具体的な性器描写をしない」「未成年に販売しない」「表紙に成人向けだと明記する」ことが共通の基準になっていると言えます。また印刷会社へ依頼する場合は、入稿時に必要な修正が済んでいないとNGになることもあるため注意しましょう。

 
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