コミケに作品を出展する方法!費用や年齢、倍率などを解説
コミケに作品を出展するには、ただ参加申請をするのではありません。出展は、抽選に当選することで席の確保ができます。費用や倍率はそれほど高くありませんが、どのくらいの準備が必要なのか、お伝えします。また、コミケに参加する際のマナーも知っておきましょう。人の多い場所で楽しむためにはマナーを守ることが大切です。
コミックマーケットとは?
コミックマーケットとは、世界最大の同人誌即売会です。同人誌とは、アニメや漫画を好きな人が、その魅力を伝えるために作った創作物または書物のことです。
外国人も多数来場する大規模なイベントになっています。作者と読者がつながる場所でもあるので、共通のものを通してつながりを持てる機会でもあります。
世界最大の同人誌即売会
コミックマーケットは、世界最大の同人誌即売会です。東京ビッグサイトを貸し切りにして行われるイベントで、年に2回開催されています。
同人誌と聞くと、一部のコアなジャンルの出版物というイメージを持つかもしれませんが、実際はそうではありません。自分が好きなものを、自分の言葉で魅力を発信するための冊子やグッズを広く指す言葉です。
わかりやすいのが、漫画やアニメ。少女漫画やBL作品などを自分なりに描いて漫画として販売することが多いです。販売し、実際に購入してもらい、好きな世界を多くの人に知ってもらうことで魅力を伝えます。
販売も出版社を通して出版されている本でなくて良いです。すべて自分で作ったものを商品として並べるので、販売している人も購入者も一般人。つまり、誰でも参加可能なイベントです。
外国人も数多く来場
アニメや漫画は海外でも人気です。そのため、熱烈なファンは海外にもいます。日本で行われているコミケに合わせて各国から来日する外国人も多く、グローバルなイベントです。
近年は、参加者によるコスプレも話題を呼んでいます。外国人は、日本人と違い、シャープな顔立ちやはっきりとした目鼻が特徴です。
メイクやアニメ特有の骨格にフィットすることもあり、二次元からそのまま出てきたような完成度を作り上げることができます。ネットでは美しいと話題になるコスプレも多く、コミケの風物詩のような存在になっています。
世界最大規模のアニメイベントとして捉えている外国人も多く、毎回多くの外国人が来場しています。
作者と読者がつながる場所
コミケは、作者と読者がつながる場所であるとも言えます。作者も読者も同じ作品が好きで集まっている人たちです。
自分なりにアニメや推しキャラクターについて語った冊子や、広げた世界観を創作し作品として発表している作者。手にとって作品を読んでもらうことで、読者が賛同して仲間を増やすことにもつながります。
お互いがひとりのファンとして自分なりの推し活を披露する場所であり、交流できる場所でもあるということ。新しいつながりが生まれる場所でもあります。こうして作者と読者がつながるきっかけを作れる場所です。
コミケに作品を出展する方法
コミケに作品を出展する方法は、サークル参加として抽選に申し込むことです。コミケに作品を出したいという人が多くいるので、毎度抽選を行って販売できる団体を決めます。
当選倍率は3分の2程度で、費用も1万円弱とそこまで高額ではありません。出展する作品は、コミケの当落がわかってから準備するのが良いでしょう。
サークル参加で手続きを
コミケに出展する側で参加するには、サークル参加に申し込む必要があります。
メディアなどの参加方法も合わせると、全4種類の参加方法がありますが、そのうちのひとつがサークル参加です。会場の規模に合わせて設置できる席数が決まっているので、当然ながら全員が必ずしも席に座れるとは限りません。
サークル参加として抽選に申し込み、当選した人のみに販売が許可されます。まず、第一歩としてサークル参加に申し込み、当選することから始まります。
当選倍率は3分の2
サークル参加を申し込んで、当選する確率は3分の2、すなわち60%程度です。比較的多い数字捉えられるかもしれません。開催場所となる東京ビッグサイトも会場が広いので、ブースの数も多く確保できます。
しかし、席数以上に申込者がいるため、毎回抽選になっています。結果がわかるまで油断は禁物です。また、ジャンルごとにブースの広さも違うので、当選倍率も変動します。
参加を希望するジャンルがどのくらい人気なのかを知っておくと目安になるでしょう。
参加費は約1万円
サークル参加としてコミケに参加する場合、申請にかかる費用は約1万円です。参加申込みにかかる費用、確保するブースを借りる費用、書類を郵送する切手代が含まれます。
1万円と聞くと、自分たちだけで工面できそうな金額です。同人誌やグッズの売上から回収できない金額ではないでしょう。参加費は1万円と、比較的安く参加できます。
コミケに参加する前に把握しておきたいマナー
コミケに参加する前にマナーを確認しましょう。当日は身動きができないくらい大勢の人が集まります。ひとりひとりがマナーを守ることで、参加者が楽しめる場所が作れます。
参加するコミケのパンフレットにも記載されているので、来場までに見ておくことをおすすめします。
徹夜で並ぶのはNG
会場の前に前日から並び、徹夜をするのはやめましょう。
コミケは、入場までに何時間も列に並ぶことがあります。テレビで報道されるほど大規模なイベントであり、関心を持つ人も多いです。
少しでも早く入場し、お目当てのグッズや冊子を購入したいと思う気持ちはわかりますが、前日や深夜から会場前で待機することはやめましょう。
近隣の住民や警備などに影響を及ぼす可能性があります。開催される季節柄、体調管理にも関わるので、時間を考えて会場に来るようにしましょう。
長時間並ぶことを覚悟して参加する
コミケは、さまざまなジャンルの同人誌やグッズが販売されます。
そのため、各方面からファンやオタクがたくさん来場します。会場周辺を埋め尽くすほどの参加者がいるため、入場までに3時間、4時間とかなりの時間がかかる場合があるのです。
とくに、夏は炎天下のなか、列に並びます。熱中症や脱水にならないよう、対策が必須です。コミケに参加する場合は、長時間並ぶことを大前提として参加しましょう。
前もって覚悟をしておくことで、長蛇の列に並ぶことへの苛立ちも抑えられます。純粋にコミケを楽しむためにも、心構えを持っておくことは大切です。
小銭を多く用意する
コミケに参加するときは、小銭を多く持っていきましょう。100円玉は何枚持っていても損はないです。
同人誌は主に数百円で販売されています。ページ数が多い作品は1,000円以上になることもありますが、何百円単位で値段が設定されているところがほとんどです。複数のブースで作品を購入する場合は小銭が必須です。
財布とは別に小銭入れを持っておくと良いでしょう。販売する側も、お釣りを多く用意しているとは限りません。お釣りを用意する側も、個人でできる範囲でしか用意できないので、買い手がお釣りが出ないようぴったり支払えると喜ばれます。
購入するときもスムーズにお会計が進むので、ストレスなく欲しい物が手に入れられるでしょう。コミケに参加するときは、小銭を多く持っていきましょう。
まとめ
コミケとは、東京ビッグサイトで行われる世界最大の同人誌即売会です。
年2回開催されており、毎年多くの参加者で賑わっています。外国人が多く参加しているイベントでもあります。そのコミケに出展者として参加する方法は、サークル参加という形で参加をすることです。
申込みの際、一般参加ではなくサークル参加というカテゴリーで参加申請をします。約60%の確率で当選し、ブースの確保も合わせて1万円弱で参加できるという手軽さが特徴。
一般参加をする場合には、長時間列に並ぶことを想定した対策と心構えをしましょう。近隣の迷惑になるので、徹夜で並ぶことがNGです。ルールとマナーを守ってコミケに参加しましょう。