同人誌を作りたい!仲間の集め方・サークルの作り方を解説
これから同人誌を制作したいと考えている人は、自分に合った方法で仲間を集めてサークルを作りましょう。
イベントに参加するときはサークル単位となっているので、結成する必要があります。このときの仲間の集め方や運営前に知っておきたいことを紹介するので、今後の参考にしてください。
同人誌サークルとは?
合同サークルと個人サークルがあります。両方に所属することが可能です。気の合う仲間が見つかったときは、合同サークルで活動しても良いでしょう。
同人サークルとは
漫画、小説、ゲームなどの作品を制作して発表するグループを指します。イベントに参加するときはサークル単位となっているので、結成する必要があります。
合同サークル
複数人で作品を制作して発表するグループを指します。同じジャンルで活動している個人が集まるケースがほとんどです。
それぞれの得意分野を活かした作品を制作できるメリットだけではなく、費用や作業の負担が軽減するメリットもあります。
こちらのデメリットは、お金に関するトラブルが発生しやすいことと、締め切りを守れないメンバーが在籍していると、イベント当日に作品を発表できないリスクがあることです。
しかし、普段は個人で活動している人にとって、刺激を受けられる場であることは間違いありません。
個人サークル
1人で作品を制作して発表しているグループを指します。
個人で活動しているのに、サークルという用語が用いられていることに違和感がある人もいるでしょう。同人誌のイベントに参加するときは、サークル単位となっているので、個人で活動している人もサークルとなります。
最近は個人で活動する人が増加しており、自分のペースで活動できるメリットを味わえるようになっています。以前は作品を制作する費用が高額であったため、費用の負担を軽減するために合同サークルが多くなっていました。
こちらのデメリットは、仲間で役割分担ができないので、費用や作業の負担が大きくなることです。
合同サークルを作るには?仲間の集め方
さまざまな方法で仲間を集められます。自分に適した方法を選択しましょう。
サークルの種類を決める
普段は個人で活動している人も、仲間と作品を持ち寄って合同サークルとして活動したいと考えている人もいるでしょう。
合同サークルは個人で取り組むときよりも、仲間からの刺激が得られるので、自分にプラスになることが多いでしょう。
活動内容を決める
1つのジャンルに絞って活動する方法や、漫画の制作だけではなく、小説の制作やグッズの販売などにも取り組んでも良いでしょう。
仲間の力量を見誤らないために、最初は堅実に活動していく方法もあります。どのようなことに取り組みたいのか自分の思いを伝えてみましょう。
サークル名を決める
どのようなサークル名でも問題ありませんが、すでに存在するほかのサークル名と同じにならないように気を付けましょう。特に、同じジャンルで活動する場合は避けるようにします。
そして、ほかの人に知られても恥ずかしくないサークル名にすることも大切です。その理由は、サークル名を伝票に記載して、荷物の発送や受け取りをしなければいけないことがあるからです。
家族や業者に見られてしまうことを想定しておきましょう。どのようなサークル名にすれば良いのか分からないときは、友人に名前を付けてもらう方法や、ネーミングしてくれる人を募集する方法があります。
友人を誘う
自分と好きなジャンルが一緒の友人がいれば誘ってみましょう。友人同士で合同サークルを作るのはおすすめです。
お互いどのような性格なのか知っているので、トラブルが発生しにくいからです。また、お互いの得意分野を知っているので、同人誌を制作するときの役割分担もスムーズにできるでしょう。
SNSなどで仲間を募集する
友人に同じ趣味の人がいない場合や、同じジャンルを好きな友人がいない場合に有効です。
インターネット上であれば、すぐに見つかる可能性があるので仲間を募集してみましょう。この際、どのようなジャンルの同人誌を制作したいと考えているのか、どのような仲間を募集しているのか明確にしましょう。
仲間は集まったものの、自分が求めていた人とは違った場合は、ストレスが生まれてしまいます。
仲間を募集しているサークルに声をかける
現在は、個人で活動している人が増加しているので、仲間を募集しているサークルは珍しい存在でしょう。しかし、SNSやイベントに参加したときに、仲間を募集している情報に触れられるチャンスがあるかもしれません。
また、公に仲間を募集していなくても本当は仲間を募集しているときもあるので、自分の希望を早めに伝えておくと良いでしょう。この際、サークルの雰囲気や活動内容も確認すると良いでしょう。
運営前に抑えておきたいルール決めについて
後からトラブルになりそうなことは、早めに決定しておきましょう。また、日頃からの綿密なコミュニケーションを欠かさないようにします。
売上の分配方法を明らかにする
必ずこのように売上を分配しなければいけないということはありません。しかし、イベント当日までに決めておくと良いでしょう。
お金を巡るトラブルは良く起こります。すべての同人誌が売れた場合は問題ありませんが、売れ残った場合はどのようにするのか決めておきましょう。
費用の負担割合を明らかにする
全員が同じページ数の漫画を制作する場合は、費用の負担割合は同じで問題ないでしょう。
しかし、ゲームや音楽を制作するときは、全員が納得できる費用の負担割合を考えなければいけません。売上の分配方法だけではなく、費用の負担割合もトラブルになることがあるので、甘く見ないようにしましょう。
また、イベントの参加費用も全員に分かるように明らかにしましょう。
役割分担を明確にする
誰がどの作業をするのか明確にしておきましょう。できればその都度決定するのではなく、作業に取り掛かる前に決めておくと良いでしょう。
この際、特定のメンバーばかりに負担がかからないように仲間で協力することが大切です。同人誌を制作するときは、印刷会社に依頼する作業や、イベントの運営会社と調整する作業があります。
また、思うように作業が進まないときもあるでしょう。このようなストレスとも向き合っていかなければいけません。仕事などの合間に同人誌の制作に取り組んでいるのは皆同じなので、少しでも自分にできることは無いか考えましょう。
締め切りを守る
自分だけで活動しているわけではないので、納期はきちんと守りましょう。
複数人で作業しているので1人が締め切りを守らないと、ほかの仲間に迷惑をかけてしまいます。今後も活動したいと考えていても、日頃の取り組み方次第では仲間に入れなくなる可能性があります。
どうしても締め切りが遅れそうなときは、できる限り早めに連絡しておきましょう。締め切り直前になって連絡しても、時間の余裕が無いので対応できなくなる確率が高まるからです。
特に、同人サークルの場合は締め切りを決定するときに、イベントの開催日に合わせている場合がほとんどなので、最悪の場合はイベントに参加できなくなる可能性があります。
作業の進捗管理を自分でできなくて困っている人は、仲間に相談してください。
まとめ
普段は個人で活動している人は、刺激を受けるために合同サークルに加入すると良いでしょう。同じジャンルが好きな友人がいれば誘ってみましょう。
現在はインターネットから仲間を募集することも可能です。ただし、運営前に押さえておきたいルール決めについて内容をよく理解しておくことが大切です。楽しく活動できるように仲間で協力しましょう。