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同人誌におけるジャンル・ジャンルコードとは?創作の区分について解説

公開日:2023/04/15  最終更新日:2023/04/14
ジャンル・ジャンルコードとは?
同人誌におけるジャンルとは、アニメやマンガなどの作品や、その掲載誌、または創作の傾向を指します。一方ジャンルコードとは、同人イベントを運営するうえで、事務処理の効率化をはかるために主催者が定めた数字や記号を指します。どちらも同人では必要な知識です。この記事では、同人誌におけるジャンルやジャンルコードについて解説します。

同人誌におけるジャンルとは

同人誌におけるジャンルとは、創作の区分を指し、多くはアニメ、マンガ、ゲーム、小説などの作品や、その掲載誌、または創作の傾向のことをいいます。作品とは、アニメでいえばポケットモンスター、マンガでいえばドラゴンボールなどです。掲載誌とは、週刊少年ジャンプなどです。創作の傾向とは、SFやファンタジーなどを指します。
そして、版権元が存在する作品を二次創作と呼び、オリジナルの作品を一次創作と呼びます。二次創作は作品がジャンルとされますが、一次創作はSFやファンタジーなどがジャンルとされます。
また、一次創作はキャラクターから世界観に至るまで、作者自身が創作することで楽しむものであるのに対し、二次創作は版権元が存在する作品のキャラクターや世界観を掘り下げることで楽しむものです。
二次創作のジャンルには覇権ジャンルや旬ジャンルと呼ばれる、そのとき人気のジャンルが存在し、おおむね放送中のアニメ、連載中のマンガなど、今注目を集める作品を指しています。人気ジャンルは同人において、同人誌の発行部数やイベントの運営に関わる、重要な要素です。
人気ジャンルであると、同人誌の閲覧回数や発行部数が多くなる傾向にあり、ファン層の厚さからイベント規模も大きく、ジャンルが配置されている付近は混雑します。人気ジャンルは、アニメの放送終了やマンガの連載終了などをきっかけに入れ替わる傾向にあり、人気が落ち着くにつれて同人誌の閲覧数や発行部数、イベントの規模なども落ち着いていきます。
一次創作には、二次創作のように人気ジャンルというものがほぼ存在しません。しかし、作家独自の世界観に魅了され、一定数の人に支持され続けるジャンルです。
一次創作も二次創作も、大きく特徴が異なり、どちらも同人において欠かせないものといえるでしょう。このように、同人誌におけるジャンルとは、多くは作品や創作の傾向を指し、同人活動をするうえで、大事な要素となっているのです。

同人誌におけるジャンルコード

一般的にジャンルコードといわれて、ピンとくる方は少ないのではないでしょうか。同人イベントの参加、とくにサークルとして参加しようとした際に、ジャンルコードの存在を知るケースが多いでしょう。同人誌におけるジャンルコードとは、同人イベントを運営するうえで、事務処理の効率化をはかるために主催者が定めた数字や記号を指します。
この数字や記号はジャンルごとなどに割り振られ、参加サークルの管理に役立てられています。とりわけコミックマーケットは、イベント開催ごとに膨大なサークルの申し込みを処理する必要があり、その数は2万件以上です。
コミックマーケットは、ジャンルコードの一部変更や大幅な変更をイベントの開催ごとに行い、世界最大規模の同人イベントを存続させているのです。同人誌は、一般販売されている書籍のジャンル分けとは考え方が違っているため注意しましょう。
一般書籍は、出版社や作者ごとに棚が分けられているのを本屋で見かけますよね。一方、同人誌は出版社などでさらに細分化し、作品名でジャンル分けする傾向があります。作品ごとにジャンル分けしないと、イベント運営側は膨大な作品群をまとめて管理しなければなりません。
一般客が同人誌を購入するために、広いホール内を駆けずり回ることになります。よって、出版社や作者などでジャンル分けすると、イベント運営側も管理者しやすくなり、一般客も買いやすくなるというメリットが生まれます。コミックマーケット102のジャンルコードを例にいくつか解説します。

111~116

111~114は主に一次創作の少年マンガ、青年マンガ、少女マンガ、女性マンガ、動物、JUNE、BL、文芸、小説を指し、歴史もここに該当します。115は学漫で、主に同人誌(マンガ)を作るための高校および大学のサークル、同好会を指します。116はオリジナル雑貨で、ドールや服飾、アクセサリーを取り扱うサークルです。

232~335

このジャンルコードは、スマートフォン用ゲームや家庭用ゲーム、ネットゲーム、ソーシャルゲーム、ボードゲームなどを指します。モンスターハンター、ゼルダの伝説、スーパーマリオブラザーズ、ドラゴンクエスト、コールオブクトゥルフ、ほかにも多くのゲームがこちらに分類されます。

400

週刊少年ジャンプを中心としたジャンプ作品です。荒木飛呂彦、車田正美、高橋陽一、冨樫義博といった作者の作品や、ドラゴンボール、BLEACH、銀魂などがここに属します。

500~535

忍たま乱太郎、ポケットモンスター、プリキュアシリーズ、ガンダムシリーズなど、さまざまなアニメ作品がこれらのジャンルコードにあたります。

811

小説のジャンルコードです。小野不由美や京極夏彦など、多くの小説家による作品が該当します。

812~813

少年マンガ、少女マンガ、青年マンガ作品が揃っています。サンデー、マガジン、チャンピオン、モーニング、りぼん、ちゃおなどに掲載されている作品です。

836

名探偵コナンおよび青山剛昌作品のジャンルコードです。

メジャー作品になるとジャンルは細分化される

メジャー作品になるとジャンルは細分化されます。たとえば、週刊少年ジャンプには多くの人気作品が属しており、ドラゴンボールやシティハンター、遊戯王、ワンピース、テニスの王子様、NARUTO、鬼滅の刃、呪術廻戦、ハイキュー、チェンソーマンなど多岐にわたるのです。

ジャンルごとのイベントも開催されている

同人イベントは、ジャンルごとにも開催されていて、オンリーイベントと呼ばれています。オンリーイベントは人気ジャンルで開催されることが多いため需要が高く、同人イベントを運営する赤ブーブー通信社のもとにも、オンリーイベントの開催リクエストが数多く寄せられています。
こうして開催されたオンリーイベントは、集客力がとても高く、結果として参加サークル、一般客、イベント運営会社、同人誌印刷所に相互利益をもたらしているのです。そしてオンリーイベントに対して、ジャンルを限定することなく開催されているイベントが、オールジャンルイベントと呼ばれます。
また、プチオンリーというイベントの形も存在します。有志が赤ブーブー通信社などのイベント運営会社に申請し、許可を得る形で特定のジャンルやキャラクター、カップリングの小さなイベントを、同人イベント運営会社のイベント内で開催するのです。
プチオンリーも、特定のジャンルなどに特化しているため、人気を博しています。このように、ジャンルごとに開催されているイベントは需要が高く、毎年数多く開催されているのです。

まとめ

同人ジャンルにおけるジャンルやジャンルコードについて解説しました。ジャンルは多くはアニメやマンガ、ゲーム、小説などの作品や、その掲載誌、または創作の傾向を指し、ジャンルコードは同人イベントを運営するうえで、主催がジャンルを管理するために割り振った数字や記号を指します。ジャンルもジャンルコードも、同人イベントでサークル参加をするなら、知っていなければならない要素です。とくにコミックマーケットでは、ジャンルコードを間違えて申し込むと、書類不備として落選につながります。イベントは作品を発表するための大切な機会です。その大切な機会を逃さないためにも、ジャンルやジャンルコードに対する知識を深めてみてはいかがでしょうか。
 
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