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同人誌を作るなら知っておきたい!フォントの特徴と違いを覚えよう!

公開日:2022/09/15  最終更新日:2022/09/01

フォントの特徴と違いを覚えよう!同人誌を作る際に持っておきたい知識の中にフォントがあります。フォントとは文字の種類のことで、フォント選びによって同人誌が読みやすくも読みにくくもなります。ここでは同人誌作りに役立つ、おすすめのフォントや不向きなフォント、フォントを選ぶ際に気をつけるポイントについてご紹介しましょう。

同人誌におすすめのフォントとは

フォントにはたくさんの種類がありますが、ある程度特徴と種類を把握しておくことで自分の作品に適したフォントを選ぶことができます。日本語フォントの中で代表的なものにゴシック体と明朝体があります。

ゴシック体は線の太さが均一なフォントで統一感があり、明朝体と比べるとポップで親しみやすい印象もあるのです。

文字が小さくなっても読みやすいのもゴシック体の特徴です。明朝体は縦線が横線よりも太く、筆で書いたような形をしていて、とめ、はね、はらいといった筆書きの特徴も表現されています。

横線が細い分、ゴシック体よりもすっきりとして上品な印象があり和のイメージにマッチします。明朝体は新聞にも採用されているのです。ゴシック体、明朝体の中にもたくさんの種類のフォントがあります。

同人誌には、明朝体であればリュウミン、游明朝体、A1明朝、源暎こぶり明朝、筑紫明朝、ヒラギノ明朝、ゴシック体であればこぶりなゴシックなどがおすすめで、実際によく使われています

リュウミンは市販されている書籍でもっとも多く使用されている、スタンダードな明朝フォントです。游明朝体はウィンドウズ8.1以降のパソコンであれば、最初からインストールされています。

すっきりとして読みやすく、ほとんどのパソコンにもとから入っているので、フォントを探したりインストールしたりする手間もかかりません。A1明朝はとめやはね、はらいが強調されたフォントで、墨だまりの雰囲気も特徴的です。

やわらかさと自然さを兼ね備えた比較的新しいフォントで、視認性にも優れているので幅広いジャンルの作品にマッチします。源暎こぶり明朝は文字に癖がなく、縦書きにしたときにも非常に読みやすいフォントです。

フリーフォントとして配布されているので、誰でも費用をかけることなくインストールして使用できます。筑紫明朝はインクだまりのような印象的な癖があり、小説っぽい雰囲気を演出できます。

ヒラギノ明朝はMacOSに標準でインストールされているフォントで、市販の書籍でもよく使用されているのです。こぶりなゴシックはやわらかい印象のゴシック体で少し癖がありますが、読みやすくあたたかい雰囲気の小説などにおすすめです。

同じフォントでも線の太さが複数種類用意されているものがあります。フォントファミリーにEL、L、R、M、B、Eといった記載のある場合は太さにバリエーションがあるということです。

ELがもっとも細く、LはLight(細い)、RはRegular(標準)、MはMedium(標準と太字の間)、BはBold(太い)、EはExtra Bold(かなり太い)という具合です。

線の太いフォントは力強さやインパクトのある印象を与え、線の細いフォントはあたたかく親近感を与えることができます。

太字はタイトルや見出しなどで使用します。書籍の本文であれば、標準か細めのフォントを選ぶと目が疲れにくく読みやすくなるでしょう。

同人誌に向かないフォントもある

フォントの中には横書きでの利用を前提に作られ、縦書きには対応していないフォントもあります。

また、一見縦書きに対応しているように見えて“三点リーダー(…)”などがきちんと表示できないなど、記号や数字に対応していないフォントもあります。気になるフォントがあれば、三点リーダーがきちんと表示されるか確認しておくとよいでしょう。

見出しやロゴマークに使用することを意図して作成されたフォントは、書籍の本文には不向きです。あまり個性的なフォントを読み物に使用すると、読み手が疲れやすくなるので気をつけてください。

書籍にスタンダードで癖のないフォントが多く採用されているのは、読みやすさへの配慮によるものです。また、フォントには商用利用禁止のものもあります。

商用利用禁止のフォントで同人誌を作成すると規約違反として違約金が請求されることもあります。フリーフォントを利用する際は、利用規約についてしっかりと確認して適切な利用をしてください。

フリーフォントの中には漢字の用意が少ないものもあります。表示できない文字があるフォントは当然利用することはできません。

濁点つきのひらがななど、日本語にはさまざまな表現があるため、心配な方はOSに標準搭載された広く使われているフォントから選ぶと安心です。また、フォントには等幅フォントとプロポーショナルフォントがあります。

これらの違いは文字の間隔です。プロポーショナルフォントは文字が並んだときに、間隔が不自然にならないよう調整したフォントのことです。

ひらがなは漢字と比べて画数が多いため、漢字とひらがなを同じ感覚で並べるとひらがなの部分が間延びした雰囲気になります。プロポーショナルフォントはそうした余白の不自然さを解消しています。

ただ、プロポーショナルフォントは横書きでは読みやすく感じるのですが、縦書きにしたときに読みやすいのは等幅フォントです。

ほとんどのフォントは、横書きではプロポーショナル、縦書きでは等幅と自動で処理されますが、中には縦書きなのにプロポーショナルのままの表示になってしまうフォントもあるので気をつけてください。

同人誌で使うフォントの選び方

フォントは種類によって見た人の受け取る印象が異なります。そのため、同人誌で使うフォントは作品の雰囲気に合ったものを選んでください。

エッセイなどで親しみやすい印象を与えたいのであれば丸みや温かみを感じさせることのできるゴシック体、ミステリー小説や時代小説、シリアスな内容であれば真面目な印象の明朝体がおすすめです。

作品の雰囲気にそぐわないフォントは読者に違和感を与えてしまいます。逆に作品の雰囲気にマッチしたフォントであれば、文字の印象だけでもどういう作品なのかが読者に伝わり作品への没入を手助けしてくれます。

自分の本が何をテーマにしているのか、どのような内容なのかというところから、適したフォントを選びましょう。フォントは種類だけでなくサイズにも注意が必要です。

印刷費を節約するために1ページにたくさんの文字を入れようとすると、文字のサイズが小さくなってしまいます。小さい文字は当然ですが読みにくく、画数の多い文字の場合は印刷時に文字がつぶれてしまい読めなくなることもあります。

一般に販売されている文庫本のフォントサイズは8.5ポイント~9.5ポイントくらいです。B6や四六判の書籍の場合、フォントサイズは9~12ポイント程度なので、フォントサイズを決める際の参考にしてみてください。

文字の間隔のほか、行間も読みやすさと関係があります。一般的に読みやすい行間は50~70%といわれています。文字間や行間にも考慮することが、読みやすい本づくりには必要不可欠です。

まとめ

同人誌を作る際はフォント選びが重要ということがお分かりいただけましたか。フォントにはたくさんの種類がありますが、大切なのは作品とマッチして読みやすいことです。

フリーフォントの場合は利用規約のチェックも忘れずにしてください。文字間や行間も読みやすさに関係します。こちらで紹介した内容も参考に、同人誌の内容や雰囲気にあったフォントを選んでください。

 
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