同人誌印刷を業者に依頼した際の完成までの流れとは?
大きなイベントでサークルが描いた同人誌を売りたいとき、きちんと完成された本を作るために、印刷に対応するオンライン業者に依頼をして、クオリティの高い同人誌を用意しようと考えているかもしれません。
そのような方に向けて、こちらではオンライン業者に頼んだ場合の、仕事の流れを紹介します。
注文の依頼をしたらまずは入金
同人誌を作ってくれるオンライン業者に仕事を始めて欲しいのなら、まずは入金をしなければいけません。お金を支払わなければ、どのようなアクションを起こしたとしても、印刷を開始してくれないで注意しましょう。
支払う方法はオンライン業者によって異なりますが、まず間違いなく用意されているのが、クレジットカード払いです。オンライン業者のウェブサイトに使えるクレジットカードのブランドが載っているので、対応するものを使って入金しましょう。
また、高確率で、銀行とコンビニを使った支払い方法も用意されているので、クレジットカードを持っていない場合も安心です。口座情報やコンビニを使った支払い方法が掲載されているので、手順を守って振り込みましょう。
ちなみに、クレジットカードを持っていなくても、銀行口座を持っているのなら、デビットカードで便利に支払える可能性があります。デビットカードはクレジットカードのように、支払えるカードなので、口座を持っている銀行に作成できないか聞いてみましょう。
たくさんの銀行がデビットカードの発行に対応しているため、もしかするとすぐに手に入れられるかもしれません。デビットカードの詳細や使い方を知りたいのなら、銀行の紹介コンテンツを読んでみましょう。これからも、同人誌の印刷をお願いするのなら、1枚は持っておくと便利になります。
そして、入金の確認が取れたら、メールで知らせてくれるので、次の流れへと移ることになります。もしも、きちんと支払ったのに、何も連絡がないのなら、トラブルが起こっているのかもしれません。そのときは、オンライン業者に連絡をして、支払い状況がどのようになっているか教えてもらい、トラブルも解決してもらいましょう。
データを入稿しないと始まらない
オンライン業者は、インターネットからすべての手続きができるため、スタッフに一度も合う必要はありません。とても便利ですが、原稿データを手渡しできないため、入稿方法は実店舗とはまったく違うので気をつけましょう。
基本的にオンライン業者では、データの入稿もインターネットで受け付けています。そのため、手持ちのデータをそのまま、メールで送ろうと考えるかもしれません。
しかし、同人誌の原稿データは、メールに添付するには大きすぎるサイズなので、メールではエラーがでてしまいます。オンライン業者のウェブサイトには入稿用のフォームが用意されているため、メールなど使わずに専門の窓口を利用しましょう。
ちなみに、入稿するときは、オンライン業者が利用できるファイル形式の確認が必要です。対応していないファイル形式の原稿データを送ると、印刷はしてもらえないので納期が遅れてしまいます。
また、対応していたとしても、印刷のときに劣化してしまうファイル形式もあるため、きちんと考えたうえで使うものを選びましょう。フォームを利用する場合の詳しい入稿方法は、オンライン業者のウェブサイトにある利用ガイドを見ればすぐに分かります。初めて注文する方でも迷わなくて済むように説明されているので、注文前にチェックしておいたほうがよいでしょう。
疑問に思ったのなら、データ入稿する前にオンライン業者に連絡を取って、解決してもらうことをおすすめします。間違った形式で送ったのでは、再度入稿し直さなければいけないため、二度手間となってしまうでしょう。
なお、デジタルデータとしてではなく、アナログ原稿を宅配業者を使って送ることもできるオンライン業者もあります。ただ、アナログ原稿の場合は汚れてしまったら終わりなので、しっかりとカバーをして、汚れや水気から守ったうえで送りましょう。また、万が一の紛失も怖いため、きちんとコピーを取って、バックアップを用意してから宅配業者に託したほうがよいです。
どのような方法を使って入稿するとしても、原稿に不備があったのなら意味がありません。もしも、不備があった場合は、オンライン業者では判断できないため、そのまま印刷されてしまいます。
そのため、入稿する場合は、完成された原稿なのかしっかりと何度も確かめて、枚数もチェックしたうえで、オンライン業者に渡すようにしましょう。不備に気がついたとき、すでに印刷作業が始まっていたのなら、データを差し替えることはできません。
同人誌は指定した場所に届けてもらえる
原稿データを入稿したら、あとはすべてオンライン業者がやってくれるため、届けてもらうのを待つだけです。届けてもらう場所は、注文のときに入力するので、きちんと考えておきましょう。
自宅はもちろんのこと、イベント会場も対象となっているため、重いものをわざわざ自分たちで運ぶ必要はありません。大きなイベントの場合は、駐車場の確保も難しいでしょうから、会場に直接届けてもらったほうが便利です。
なお、入稿した原稿データを変更するのはシビアなタイミングが必要ですが、指定場所の変更は条件がとても緩いです。そのため、指定場所を変えて欲しいと考えたのなら、とりあえずでも、オンライン業者に連絡を取ってみましょう。
余裕があるのならメールで連絡を取るのもよいですが、イベントが近いのならば電話をしたほうが早いです。新たな住所を伝えて、届けて欲しいところに、完成した同人誌を配達してもらいましょう。
ちなみに、大きなイベントに間に合わせたいのなら、締め切り日が決められているので、確認しておかなければいけません。その日を超えてしまうと、大きなイベントまで印刷が終わらないため、同人誌を売るのが難しくなってしまいます。
参加権を得るだけでも大変なイベントなのですから、目的を果たせるように絶対に締め切りは守るようにしましょう。もしも、守れそうもないのなら、スピード印刷してくれる、別のオンライン業者を探すのも賢い選択だといえます。
同人誌を業者に依頼したときの流れを把握したのなら、さっそく印刷してもらう業者を探し始めましょう。その場合は、予算だけで選ぶのもよいですが、クオリティも考えることをおすすめします。
やはり、見た目によって売り上げに差がでてしまうので、クオリティが低いものを作るのはやめておきましょう。人気サークルならまだしも、大きなイベントに参加するのが初めての場合は、売れ残ってしまう可能性が高いです。
ちなみに、多くの業者では料金を安くできるキャンペーンを開催してくれているので、活用すれば、高クオリティの同人誌を安価で仕上げてもらえます。大きなイベントの開催日よりもずっと早く注文したり大量の冊数を頼んだりすることで、安くなりますので、キャンペーン情報を読んでみるとよいです。
ただし、キャンペーンを利用するために、予定よりも早く仕上げるなどして、作品自体のクオリティを落とすのは本末転倒なので絶対止めましょう。