同人誌印刷の入稿アップロードができない場合は?
何かしらの原因があって、入稿アップロードができなくなってしまう可能性もあります。こちらでは、その理由と対処法を説明していきます。締め切り日が決まっている場合もあるでしょうから、アクシデントが起きときに焦らないようにしておきましょう。
回線が利用できているかをチェックしよう
完成した同人誌を入稿アップロードしたい場合は、まずは方法を調べるようにしましょう。印刷業者の公式ホームページには利用ガイドが記載してあって、そこにはオンラインで原稿を提出するための方法がきちんと掲載されているはずです。その方法を間違ってしまうと絶対に提出することはできないので、正しいやり方をチェックしておきましょう。
なお、オンラインで注文ができる、ほとんどの印刷業者では、公式ホームページに入稿アップロード用のフォームが設置してあります。保存しているデータを選ぶだけで、簡単に送れるようになっています。フォームはとても簡単に使えようになっていますので、原稿のデータの指定だけは間違わないようにして送りましょう。
ただ、利用ガイドには原稿の形式についても説明があるので、目を通しておかなければいけません。指定されているファイル形式を間違えば、無事に送れたとしても機器で読み取ることができないため印刷してもらないからです。利用ガイドには原稿を提出するまえに確認すべきチェックポイントも記載されていることが多いため、ミスのない同人誌にするために役立てましょう。
もしも、利用ガイドに記載されている手順を守っても、入稿アップロードができないのなら、回線がきちんと利用できているのか確認してみましょう。回線が繋がっていない場合はもちろん、遅すぎてもフォームからの提出がうまくいかない可能性があります。
同人誌を製本してもらう場合は、大きなサイズの画像データを送ることになるので低速回線では難しいと考えましょう。回線の速度が気になるのなら、インターネットで計測ができるところがあるので確かめてみることをおすすめします。スピードがどのくらいなのか数値で分かるので、遅いのか速いのかチェックをしてみましょう。
なお、多くのところではダウンロードの計測が主流となっているので気をつけなければいけません。原稿をフォームから提出するときに必要なのは、ダウンロードの速さではなく、アップロードの速さなので間違わずに確認しましょう。
速度が十分なのにフォームがうまく利用できないのなら、印刷業者の機器にトラブルが起こっている可能性もあります。しばらく待てば直る可能性が高いので、時間をおいて再度チャレンジしてみましょう。
しばらく待っても直らないのならば問い合わせて、機器にトラブルが起こってないか聞いたほうがよいです。機器にまったくトラブルが起こっていないというのなら、自分のところに問題があるのが分かるので適切な対処法を考えられます。
低速なら別回線を用意することを考えよう
スピード計測をした結果、明らかに遅い状態になっているのなら、速くするための手段を実行してみましょう。ほとんどの方はパソコンを使って送ろうとしているでしょうから、まずは再起動してみるとよいです。
また、インターネットに繋げるためのルーターがあるのなら、そちらも同じように再起動してみましょう。それだけで、回線速度が速くなる可能性もあるので、駄目で元々と考えて実行することをおすすめします。
再起動したあとは、インターネットで再計測をして回線のスピードが速くなっていないか確かめてみましょう。それでも、速度が遅いと感じるのなら、利用している回線で送るのは諦めて、ほかの回線でインターネットに繋ぐことを考えたほうがよいです。
ほかの回線を用意するのは難しいように感じますが、現在ではスマートフォンを利用すれば簡単におこなうことが可能です。スマートフォンでテザリングの設定をおこなえば、そちらの通信回線を使って、パソコンでインターネットがおこなえるようになります。使っているスマートフォンのOSの種類やバージョンによって、テザリングの設定方法は異なるので利用したいのなら調べてみましょう。
そして、パソコンの設定もそれぞれで異なるため、きちんと把握してから実行しなければいけません。ほとんどのスマートフォンの回線では入稿アップロードをするための速度は十分にでるため、完成した原稿を送ることができるはずです。
なお、スマートフォンでテザリングする場合は、別途費用が発生する可能性もあるので気をつけなければいけません。テザリングが別料金かどうかは、通信会社の公式ホームページをチェックすればすぐに分かります。
また、カフェやショッピングセンターなど、さまざまなところに無料で利用できるWi-Fiがあるので、そちらを活用して送るのもよいでしょう。しかし、無料で使えるところはセキュリティーが甘く、利用にそれなりの危険を伴う場合もあります。
そのため、無料Wi-Fiを利用するのなら、セキュリティーがしっかりとしているところを選定して、インターネットに繋ぐようにしましょう。詳細が不明なアクセスポイントがパソコンに表示されるかもしれませんが、データが読み取られてしまう可能性もあるため使ってはいけません。
郵送で送ることも可能かどうか確かめる
どうやっても入稿アップロードができないのなら、オンラインではなく郵送で送ることができないか確かめてみましょう。郵送で送れるのなら利用ガイドに記載されているので、わざわざ問い合わせる必要はありません。住所もきちんと載っているため、そちらに送れば、オンラインで原稿を提出するときと同じように印刷をおこなってもらえます。
なお、郵送する場合はパソコンに入っている原稿データをプリントアウトしなければいけません。どのような形式やサイズでプリントアウトすべきなのかは、利用ガイドにあるはずなので必ず目を通すようにしましょう。プリントアウトしたものを印刷してもらうので、キレイに製本をして欲しいのなら完璧な原稿を渡す必要があります。
ちなみに、郵送の場合は宅配業者に運んでもらう必要がありますが、何かしらのアクシデントで原稿が汚れてしまう可能性もあります。そのため、原稿を送るときは、水に濡れたり曲がってしまったりしないように、対策をおこなっておいたほうが安心です。
イベントに間に合わせられるように同人誌を作る場合は、印刷業者が設定する締め切り日を守る必要があります。もしも、締め切り日にきちんと間に合わせたいのなら、余裕を持って入稿アップロードをするようにしましょう。
それは、使えないことが分かって郵送をすることになると、締め切り日に間に合わなくなる可能性があるからです。フォームから送るのなら24時間対応なのでいつでも送れて、簡単な作業ですぐに提出可能です。
しかし、郵送になると原稿を入れるものや切手を買ってこないといけませんし、郵便局やポストまでいく時間も考えなければいけません。目標があって頑張ってきたのなら、それを達成するために、アクシデントがあったとしてもスムーズに印刷業者を活用できるようになってきましょう。