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入稿時の拡張子で印刷後の仕上がりに違いは出るのか

公開日:2020/08/15  最終更新日:2020/07/22

同人誌などを制作するときには、印刷会社に原稿を入稿してプリントアウトや製本をしてもらいますが、入稿時にはデータの拡張子が指定されていることもあります。しかし入稿時の拡張子によってその後の仕上がりに違いはあるのでしょうか?そこで、拡張子で仕上がりに違いが出るかについて、詳しく解説していきます。

入稿時に指定する「拡張子」とは?

印刷会社に本の原稿を入稿する際に画像ファイルに特定の文字列が指定されたり、いくつかの文字列の中から選ぶようになっていたりします。このような文字列は拡張子といわれ、ファイル名の後ろのところに「.jpg」や「.png」などのように3、4文字くらいのアルファベットが用いられ、ピリオドで区切られたようになっているものです。

このアルファベットの文字列は画像や動画などのさまざまなデータの種類を表しており、こうした特定のアルファベットの文字列は、音声やプログラムの実行ファイルなどについても表すことができます。

たとえば、入稿する際の画像ファイルで用いられるものには「jpg(jpeg)」や「png」「gif」といったものが用いられていますが、この英文字によって見た目が全く同じ画像でも、その保存形式を指定するので、どういった形で保存されているのかという点が違っているのです。

エンジニアなどのIT技術に詳しい人であればそれぞれの形式ごとに、プリントアウトしたときの仕上がりに違いがあるのかどうかすでに知っているかもしれません。しかし、専門家以外の人が「同人誌などを制作したいから入稿する」といった場合には拡張子ごとの違いはよくわからないことも多いかもしれません。

特に初めて製本のために入稿するという方などの場合であれば、これらの文字列の違いがどのように違うのか知りたいという方も多いでしょう。

せっかく印刷するなら、できるだけきれいになるほうがいいですし、完成度も高い作品を作ることができますので、こうした特定の文字列によって仕上がりに違いが出るのかは気になりますよね。そこで、拡張子が仕上がりに影響するのかどうかなどについてこれからご紹介してみたいと思います。

拡張子によって仕上がりに違いは出るのか

本などを制作するときに入稿時に拡張子が指定されていることも多くありますが、このアルファベットの文字列はその後の印刷の仕上がりに影響するのでしょうか?結論からいうと「拡張子の違いは仕上がりに影響する」といえます。適切な拡張子で入稿することがその後のプリントをより美しい状態にしてくれるのです。

しかし、一体なぜ拡張子の違いがその後の仕上がりに影響を与えるのでしょうか。その理由は保存形式の違いにあります。原稿を入稿して印刷をしてもらう場合、ファイルの保存形式によって画像の解像度と画像の色に違いが出てきます。

画像の解像度が大きいと、よりきれいに仕上がるため、印刷に適している画像解像度は実寸サイズで解像度350dpiとされています。解像度350dpiは、Web画像が72〜96dpiが適切だと考えられているのと比較すると、非常に大きなサイズといえます。

Web上の画像はパソコンやスマホなどで閲覧していると美しく見えるのですが、実際の解像度は低く、印刷すると荒く見えてしまします。解像度は拡張子によって保存される解像度が決まっているため、ファイル名の最後に指定するアルファベットの文字列によって仕上がりは違ってくるのです。

つまり、印刷をする場合にはWeb画像よりもさらに大きな解像度になるものを適切に選択しなければ、せっかくきれいな画像を用意しても美しく印刷できないことになります。せっかく描いた絵が印刷した際に美しく見えないのは非常に残念ですし、本来の魅力が読者に伝わりにくくなってしまうでしょう。

そのため、用途によって画像の解像度はそれぞれ設定されているのです。印刷用の解像度はWeb画像用よりも大きな解像度を必要とするといえます。このような大きな解像度でプリントに適した形式で保存ができる文字列には「jpg(jpeg)」や「tiff(tif)」などがあります。

ただ、解像度と併せてプリントのための保存形式で注意しておきたい点があります。それは、解像度とデータ容量のバランスとることが望ましいということです。

たとえば、プリント用の画像をデジタルカメラやスマホで撮影すると解像度が高くなっていますが、その画像をそのまま使用するとデータ容量も大きくなり、データが重くなってしまいます。容量が大きすぎて重くならないようにしなければ、きれいに入稿できないということになってしまうでしょう。

さらに色についてもデータ容量とバランスできることが望ましいといえ、保存できる色の数が多いほうがきれいにできます。文字列には最大256色まで保存可能な画像形式のものもありますので、こうした点も適切なものを選ぶとよりきれいに印刷することができます。

具体的にはどのようなものが適切なのか

印刷に適している拡張子を選ぶと、プリントもきれいな仕上がりになるため、適切に保存形式を選択することは魅力的な作品作りのための大切なポイントいえます。たとえば、jpg(jpeg)は1677万色フルカラー対応した画像の形式ファイル用の文字列で、一部データを捨てて圧縮する非可逆圧縮という保存形式で保存をすることができるという特徴があります。

つまり、画質はそのままの美しさを保ちながら容量を小さくすることができるというメリットがあり、容量が大きくなりがちなデジタルカメラ撮影された写真であれば、このファイル形式での保存がとてもおすすめです。

デジタルカメラ画像にとてもよく用いられている文字列ですが、一方でデータ保存する度に圧縮されてしまうため、何度もデータ保存をしていると大切な画質が劣化しやすい点が注意点として挙げられます。

この文字列での保存は元データをそのままプリントアウトしてもらうときと画像編集ソフトで加工してすぐに保存したものをプリントしてもらうなどには適切ですが、この文字列を用いて編集・保存を繰り返した後にプリントする場合はあまり向きません。

tiff(tif)という文字列は画像データを圧縮することなしに保存できるという特徴がありますので、画像劣化がなく、きれいにプリントできるという点にあります。また、何度保存を繰り返しても画像が粗くならずきれいにプリントアウトができるため、実際に本の画像などによく用いられている形式になります。

しかし、圧縮を行わないため、ファイルのサイズが他の文字列を使って保存した場合と比較すると格段に大きくなるという点がデメリットです。よい点だけでなく短所もありますが、これらの拡張子を用いて画像を保存して印刷会社に送ることで、他の形式で保存するよりもよりきれいな仕上がりが期待できます。

 

今回は、同人誌などを制作するために印刷会社に依頼して製本をおこなってもらう場合などに指定される「拡張子」について解説しました。たった3~4字が違うだけで仕上がりに大きな違いが出てしまう拡張子は、適切なものを選んで入稿をする必要があります。

プリントを行う場合には、解像度とカラーそしてデータ容量などで総合的に判断して拡張子を選ぶようにしましょう。正しい拡張子を選ぶことは、大切に描いた作品のテイストを正しく読者に伝えるために重要なポイントとなります。入稿前には指定の拡張子をしっかりとチェックして、間違いのないようにしましょう。

 
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