同人誌を印刷するとき、他社で作成した表紙は持ち込める?
同人誌を作るときは表紙と中身を同時に作ってもらうというのがスタンダードな方法ですが、まずは表紙だけ作ってもらった場合もあるでしょう。そして、表紙を作ってもらった会社と別のところで、中身を印刷してもらいたいと考えることもあるはずです。他社に作ってもらった表紙を持ち込める会社もあるため、利用しましょう。
どこでも持ち込めるわけではないので注意
表紙だけを頼める印刷会社は数多くあるため、中身を注文するまえに外見だけを作ってもらった方もいることでしょう。表紙だけを作成できるというのは当たり前のサービスで、たくさんのところが対応してくれます。そのため、表紙を持ち込んでの注文に対応するところも、たくさんあると考えるかもしれません。
しかし、他社の表紙を使って同人誌を作ると、トラブルが起こる可能性があるので、一切受け付けていないところもあります。お目当てにしていたところに頼もうとして、連絡を取ると断られてしまう場合があるので気をつけましょう。
表紙を持ち込めるかどうかは印刷会社によって異なるため、できると考えて注文するのではなく、事前にきちんと調べておくことをおすすめします。
なお、持ち込みがOKかどうかは『利用ガイド』に記載されている場合もありますし『よくある質問』に掲載されている場合もあります。公式ウェブサイトのさまざまなコンテンツを確認して、他社のものを利用できるのか確認してみましょう。
ただし、表紙を持ち込むという注文方法は当たり前ではないため、さっと公式ウェブサイトを見ただけでは見つけられないこともあります。どこかしらに載っている可能性はあるのですが、すべてのページに目を通すのは大変だと考えてしまう場合もあるでしょう。
そのときは、問い合わせてみるか、分かりやすく明記してある印刷会社を探してみるとよいです。質問したいなら、公式ウェブサイトには電話番号やメールアドレスが載っているので、そちらから表紙持ち込みの件に関して聞いてみましょう。
ただし、どうしてもそこに依頼したのなら別ですが、どこでもよいと考えているのなら別のところを調べてみたほうが早いかもしれません。公式ウェブサイトにハッキリと『表紙持ち込みOK』と明記しているとこも数多くあるため、問い合わせるのが面倒なら確実に頼めるところを探してみましょう。
今すぐ注文したいけれど、電話の受け付け時間が終わっていたりメールの返信を待つ時間もなかったりするのなら、ほかのところを探すのがベストな方法だといえます。ちなみに、クオリティーがしっかりとしているのなら、製本をどこに頼んでもよいと考えている場合もあるはずです。
もしも、表紙のクオリティーが気に入っているのなら、他社への依頼を考えるまえに、表紙を作ってくれたところに頼めないか確認してみることをおすすめします。同じところならば滅多にトラブルが起こらないため、持ち込みでの作成にきちんと対応しているはずです。同じところで頼むメリットと違うところで頼むメリットをきちんと考慮して、製本してもらうところを決定すると満足できます。
注意書きを読んでから注文をすること
表紙と中身をセットで注文する場合も、さまざまな注意すべきことがあるため、きちんと利用ガイドを読まなければいけません。フォントやサイズなど指定すべきところがたくさんあるので、それらを理解したうえで注文しなければ、完璧な同人誌にはならないからです。
したがって、表紙の持ち込みという一般とは異なった方法で注文するのなら、さらに気を配る必要があるのが理解できるはずです。公式ウェブサイトには、表紙持ち込みで注文する場合の利用ガイドが用意されている場合もあるので探してみましょう。
なお、いろいろな注意ポイントが記載されているでしょうが、その中で一番大切なのは予備に関することです。普通に表紙と中身をセットで注文する場合は、表紙の予備という考え方は存在しません。
しかし、すでに作ってある表紙を利用する場合は、印刷を失敗する可能性もあるのです。その印刷が失敗したときに備えて、用意しておかなければいけないのが予備の表紙です。製本してもらいたい同人誌の冊数、そして印刷会社によって、必要となる予備の数は異なるためどのくらい必要か確かめておきましょう。
したがって、製本して欲しい冊数がきっちり決まっているのなら、予備も余裕を持って渡さなければいけません。渡せる予備の数が少ないと、希望する冊数の同人誌を用意してもらえない可能性もあります。注文冊数の10パーセントくらいは予備が必要になる場合も多いので、きちんと計算したうえで注文をしましょう。
また、イベントなどに間に合わせたいと考えているのなら、郵送に必要な日数もしっかりと把握しておかなければいけません。表紙と中身をセットで作ってもらうなら、すぐに送れるアップロード入稿という便利なものがあるので、締め切り日のギリギリまで粘ることができます。
しかし、表紙を持ち込こみたいのなら、アップロード入稿を利用するのは無理なので、必ず郵送で送る必要があるのです。そのため、納期を間に合わせたいのなら、自分が住むエリアと印刷会社があるエリアを調べて、何日で到着するのか確かめておいたほうがよいでしょう。
到着日数が分かれば、いつまで郵送手続きをすれば、希望する納期に間に合うか分かります。ただし、郵送の場合は何かしらのアクシデントが起こる可能性もあるため、できる限り余裕を持って表紙を送ることをおすすめします。
どのくらい安くなるのかチェックしてみよう
表紙を持ち込むことの最大のメリットは、通常よりも安く同人誌を作成してもらえるということです。ただし、頼むところによって割引率が異なるので、安く作って欲しいのならしっかりとリサーチしましょう。料金は公式ホームページに記載されているため、その数値を比較すれば、安く同人誌を作ってもらうことが可能です。
ちなみに、それぞれの印刷会社では、同人誌の作成費用を安くしてくれるキャンペーンがおこなわれています。もしも、そのキャンペーンを使いたいのなら、表紙の持ち込みでも利用できるのか確認してみましょう。もしかすると、持ち込みの場合は利用できない可能性があるため確認しておかなければ損をしてしまいます。
キャンペーンに関する質問は間違った解釈をすると損をするため、確実性が欲しいのならスタッフに聞いてみることをおすすめします。メールアドレスを利用して、持ち込みでも利用できるかどうか質問してみれば的確な答えがすぐに返ってきます。
すべてのところではありませんが、依頼をすれば、表紙の持ち込みで同人誌を作ってくれるところは存在しています。何かしらの理由で表紙だけ手元にあるのなら、探して利用することを考えてみましょう。表紙と中身をセットで注文するよりも、安い料金で作ってもらえるので利用しないのはもったいないです。
なお、表紙を印刷会社に送るのなら、確実に同人誌を作ってもらうため、絶対に住所を間違えないようにしましょう。また、汚れないようにきちんと保護をして送らなければ、せっかく作った表紙がトラブルで駄目になるかもしれません。アップロード入稿とは手順も手間もかなり違うので、利用ガイドを読むなりスタッフに質問するなり、完璧に理解したうえで注文するようにしましょう。