おすすめの同人誌印刷所を比較形式で10選ご紹介!口コミでの評判も高い人気の業者を厳選!

同人誌を印刷するときは著作権に注意しよう

公開日:2020/03/01  最終更新日:2020/03/09

マンガやアニメのパロディを描くような同人誌の印刷をするとき著作権はどうなっているのか気になる人も多いでしょう。ですのでここでは、そうした法律に関する基本的なことや注意点について分かりやすく紹介していきます。

そもそも同人誌とはどんなものか

法律の話をする前に、まず同人誌とはそもそもどんなものなのかということを一度整理しておきましょう。この手の冊子で多くの人がイメージするのは「マンガやアニメのキャラクターが、本来の作品とは違った感じに描かれたもの」というものかもしれません。

例えば、BLなどと呼ばれる男性の同性愛を表現するジャンルのものであれば、既存のマンガやアニメに出てくる男性のキャラクターを使ってそうした表現をするといったものがよくあります。

つまり元々の作品ではあり得ないようなことをあえて表現するということに独特の面白さがあるということでしょう。これは一種のパロディ表現であり、元々の作者とは別の人が、原作のキャラクターを活かして自由な表現をするという創作行為になると言えます。この手の冊子は、元々明治時代に文学が好きな人たちが、小説などを掲載した本を自費で発行したものが起源とされています。

「同人」というのは、同じ趣味を持っている人たちの集まりといった意味であり、日本には昔から趣味で本を発行するという文化がありました。

さらに言えば、鉄道好きや航空機好きの人たちによるものなど、さまざまな趣味に関するものがあると言えるでしょう。そのため、著作権の問題とはあまり関係ないようなジャンルのものもあるのですが、マンガやアニメのパロディの場合は法律の問題が発生することもあるため注意する必要があります。

どこからが著作権侵害になるのか

先ほどからお話している、マンガやアニメのパロディを描く同人誌にはいったいどんな法律的な問題が生じる可能性があるのかというと、それは「著作権侵害」です。この権利は、美術や音楽、文学といった著作物を対象としたもので、その著作者の権利を守るためのものだと言えます。

自分が創作した作品などを、誰かが勝手にコピーしてバラまいたり、真似されたりしたら困るため、それを防止するために法律で規制されているというわけです。では、この手の冊子を作る場合、どこからが侵害行為になるのかというと、コピーや真似をしただけで権利侵害になってしまいます。

もちろん、コピーなどは私的利用の範囲内であれば問題ないとされていますが、出版する場合は私的利用の範囲を超えているため、権利侵害になってしまうと言えるでしょう。

ただし、この権利侵害は「親告罪」になっているので、元々の作者が訴えることではじめて罪に問われるという特徴があります。そのため逆に言えば、元々の作者からの訴えがなければ、いくらこの権利を侵害していても罪には問われないということです。

この手の冊子は、人気のあるものだとその販売によって大きな収入を得ることも可能なのですが、その場合でも訴えられなければ問題は起こらないということになります。ですが、訴えられなければ罪にはならないのかというとそうではなく、権利侵害をおこなった時点でそれは罪であり、いつ訴えられて立件されてもおかしくはないということも知っておきましょう。

では、実際に訴えられてしまったらどうなるのかというと、民事訴訟にかけられるか刑事訴訟として処罰されてしまいます。民事の場合であれば、ケースごとに請求額が変わってきますが、損害賠償の請求などがあると言えます。

そして刑事訴訟の場合は、出版物のケースであれば10年以下の懲役、または1000万円以下の罰金が課されることになるのです。つまり結論を言うと、マンガやアニメのパロディを描くようなタイプのものは、それ自体が違法であり、法律的にはやってはいけない行為だということになります。

この手の冊子は、元々の作者に訴えられるかどうかという、危うい状況で制作や販売をしているということになるのです。実際に元々の作者から訴えられて販売中止に追い込まれるケースもありますし、最悪のケースでは、損害賠償請求や刑事訴訟に発展してしまうこともあり得ます。

大規模に開催されるコミケなどで販売をおこない、何百万円も稼ぐ人もいるようですが、もし訴えられてしまったら、大変な損害を被ってしまうこともあるということです。そのためこの手の冊子を作る場合は、他の人もやっているからと安易に考えずに、訴えられる可能性があることを常に考えておくことが重要だと言えるでしょう。

なぜ今でも同人誌の文化は続いているのか

マンガやアニメのパロディを描くような同人誌は違法行為にあたり、訴えられることもあるということを説明してきましたが、この手の冊子は今でも大変人気がありますし、作られ続けています。なぜそんなことが可能なのかというと、実際に制作して販売しても元々の作者から訴えられないことが多いからです。

そもそもこの手の冊子を買う人というのは、元ネタになっているマンガやアニメが好きな人たちだと言えます。この手の冊子では、原作ではクールなキャラクターが、それとは逆にゆるい感じに描かれていたり、原作では脇役になっているキャラクターが主人公になったりすることがあります。

もちろん、原作ではあり得ないような方向に描かれる場合も多いですし、そうしたものは特に高い人気を得ていると言えるでしょう。こうしたパロディは、原作が好きなファンの妄想が表現されたものですし、原作の世界を広げるものだという考え方もできます。

あるいは、原作は知らなくても、コミケなどでこの手の冊子を見つけて原作に興味を持つということもあり得ます。そのため、元々の作者にとってもそれほどデメリットがあるものではなく、むしろメリットになる可能性もあるということもあり、許容されている部分もあるのです。

よく芸能人のモノマネを披露するテレビ番組がありますが、モノマネをされることによって芸能人としての格が上がったり、人気が出てきたりすることがあります。それと同じように、この手の冊子の存在もまた、元々の作者にとって必ずしもマイナスになるわけではないということです。

そのため違法行為であっても元々の作者が見て見ぬふりをすることが多く、問題にならないことが多いということも言えます。しかしそうした寛容な原作者ばかりかというとそうではなく、中には権利問題に厳しい作品もあるので、その点は注意しておく必要があります。

また著作権に関しては、今後法改正がおこなわれて非親告罪になってしまう可能性があるという話もあるため、そうした法改正の動きもチェックしておくことが重要です。

 

同人誌にはさまざまなジャンルのものがありますが、最近はマンガやアニメのパロディを描くものが多く、その場合は基本的に著作権侵害になってしまいます。

ただしこの権利侵害は親告罪になっているので、原作者に訴えられない限り罪に問われることはありませんし、全体的に見れば許容されているケースが多いと言えるでしょう。しかし、その行為自体は罪になるため、常に訴えられるリスクがあるということを考えておく必要があります。

 
サイト内検索
記事一覧