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同人誌の印刷代が決まる要素は?印刷コストを抑えるコツはある?

公開日:2022/05/01  最終更新日:2022/05/20

印刷代

ご自身の自慢の1冊を手軽に販売できる同人誌ですが、気になるのはやはりコストです。同人誌の価格は時間をかけて作った絵や文章によるものではなく、印刷のコストに影響されます。少しでも利益を生むためにはどんな工夫が必要でしょうか。この記事では同人誌の印刷代がどのように決まるのかをテーマに詳しく解説します。

同人誌の印刷代はページ数・部数で変わる

手慣れた同人作家やサークルの方々はご存じですが、同人誌の印刷代の基本は「ページ数」および「部数」です。同人誌には一般の書店で販売されるような文庫・単行本などのサイズとは異なり、別の規格があるといっても過言ではありません。

たとえば、本のサイズは「B5判」が多く「A5判」のサイズも好まれています。本の綴じ方としての主流は中綴じや無線綴じが多く、サークル形式で参加作家が多い場合には、ページ数が多い無線綴じを使うことが一般的です。このように同人誌ならではの文化があることをまずは念頭に置いておきましょう。同人誌の印刷代は単純な計算です。

ページ数が多ければ多い、部数が多ければ多いほど印刷代が単純に上がるので高くなります。ここで疑問なのは「大量生産すればコストは下がるのではないか」という疑問です。1つの作家やサークルが作る同人誌は一般流通する商業向けの本とは異なり、どうしても部数自体を大量生産することはできません。

そのため、どんなに人気のサークルであっても発行する部数には限りがあります。そのため、商業誌のコストよりも同人誌のコストはやや高めに設定されているのです。同人作家やサークル側としての希望は「できる限り値段を抑える」ことや「在庫リスクを抱えないこと」にあるでしょう。

よって、印刷するページ数や部数は、初心者の方はできる限り慎重に、検討を重ねておくことが大切です。とくに小説系の同人作家・サークルの場合は表紙にある程度のインパクトを持たせ、手に取ってもらうハードルを下げる工夫をする必要があります。

同人誌世界も圧倒的に強いのは、漫画・イラストであり小説系の売り上げはやや低めです。一方で小説系の部数はカラー印刷部分が少ないので、漫画やイラストと比べると工夫次第では印刷代を抑えることもできます。

使用する紙の重さ・厚さも考えよう

同人誌発行の際にはページ数・部数が鍵となると解説しましたが、印刷代を左右する鍵はまだあります。それは「紙の重さ」と「厚さ」です。これは商業誌にもいえることですが、紙が重く厚さがある本はそれだけ価格は高くなります。百科事典などの本や厚みのある図鑑は価格が高く設定されているのも、紙が重く厚さがあることが多いためです。

しかし、紙に重さがあるというのは印刷に親しみがないと実感しにくいのではないでしょうか。例として、一般的なコピー用紙であるA4の場合は約4グラム、B5サイズで約3グラムです。同じ紙質であっても大きさが異なれば単純に紙の重さは減ります。では、一般的に使われている同人誌の紙の重さは、1枚当たりどの程度なのでしょうか。

実は少しわかりにくいのですが、紙の重さの表記は「kg」が使われています。1枚当たりがkgなのではなく、1000枚当たりの重さをkgで表示しているのです。しかし、kgであっても表示されている数字が大きければ大きいほど、1枚当たりの重さも重くなることに変わりはありません。例として、同人誌に好まれる紙には「上質紙」と呼ばれるものがあります。

この用紙はザラザラとしたパルプ紙なのですが一般的なコピー用紙と捉えて問題ありません。この用紙は多くの白黒漫画・小説に活用されており、主に「70kg・90kg・110kg」があります。つまり、先にご説明のとおり、110kgが重い紙のため、枚数が多いと70kgよりもコストはかかることを意味します。

あまりに用紙が薄いとチープな手触りになってしまうのもあり、現在好まれているのは90~110kgゾーンです。しかし、ご自身の作品によっては、70kgに抑えて生産をする方法も何ら問題はなく、同人作家やサークルのなかには、好んで70kgを使っているケースもたくさんあります。少部数で気楽に挑戦したい作家さんたちも、低コストで抑えるためにkg数は小さめに設定していることも多いのです。

また、紙質と重量のバランスも大切です。発行する枚数が多いとそれだけ紙の量が必要になるわけですから、紙も重く枚数も多いとコストは大きくなってしまいます。重量の側面を踏まえるとあえて紙質を軽くすることも有意義な選択肢なのです。

また、ちょっと話は逸れますが重くて枚数が多い本は「売れにくい」という側面もあります。厚みがある本で重すぎると、たくさん同人誌を購入して回る方が多い即売会(コミックマーケット等)では不向きなのです。

同人作家やサークルの方々も重い本を大量に抱えて即売会に向かうのは大変な徒労であり、薄手の紙にして少しでも手軽になるようにと工夫することもあります。売る側の事情だけではなく、買う側の事情も踏まえて本を作ることで在庫リスクや運搬の徒労を減らせることもできるのです。

印刷コストを抑えるには

同人誌にチャレンジし、販売を楽しむためには「印刷コスト」という厚い壁を乗り越える必要があります。では、印刷コストを抑えて安く同人誌を作るにはどんな工夫が必要でしょうか。おすすめの方法は3つあります。

まず1つ目は「自分に合った印刷所を見つけること」です。同人誌の印刷業者は多数あり、昔よりも手軽に印刷を依頼できるようになりました。たとえば、たくさんの部数を依頼することで安くなる印刷所もあります。100部以上、200部以上など高部数であればあるほど1部当たりのコストが下がるので、人気のある同人作家やサークルの方におすすめです。

一方で、少部数の同人誌印刷向けの業者も増加しています。配本用に小ロットで作りたい、前回多すぎたので今回はこぢんまりと印刷したいなどの要望に応えてくれる業者です。少部数向けの印刷にはオンデマンド印刷が多いですが、一定の規格内(用紙の種類やサイズなど)であれば安く抑えている業者もあります。自分の求める部数や方針に合っていれば少部数歓迎の業者を選ぶこともおすすめです。

2つ目は「見積もり」です。とくにまだあまり経験のない同人作家やサークルの方は、どんな印刷業者にすべきか悩んでしまうでしょう。そこで、複数の気になる業者へ見積もりを依頼してみることがおすすめです。業者の中には簡単に行える見積もりサービスも多くなっています。綴じ方の種類や用紙の種類など選ぶと自動で見積もりができます。低コストの業者を見つけるよい方法ですので、ぜひ挑戦してみてください。

最後に3つ目は「入稿を早めること」です。ほとんどの印刷業者は多忙を避ける意図もあって「早期割引」を導入しています。とくに大型の同人誌即売会の前には全国的に印刷業者が多忙を極めます。作家側としては早期の入稿は厳しいという側面もありますが、印刷コストを下げるためには入稿を早く行うことも検討しましょう。

価格だけではなく、入稿を早くすることで修正や納期などにも焦りが生まれなくなります。このように安くコストを抑えるコツもたくさんあります。紙質を落とす、部数を減らす以外にも方法があるので、あきらめずに見積もり等を通して業者を選びましょう。

 

この記事では同人誌の印刷代がどのように決まるのか、コストを抑えるにはどうするべきかなど詳しく解説しました。同人誌の印刷業者にもさまざまな個性があるので、皆さんにピッタリの業者が見つかるはずです。印刷コストには業者に共通したしくみがあるため、印刷の厚みや用紙、枚数などを踏まえて安心の同人誌印刷に挑戦してください。

 
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