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同人誌印刷の入稿方法:ComicStudioのサイズ・色・書き出し設定

公開日:2021/01/15  最終更新日:2021/02/03


マンガやイラストの同人誌を作りたいと思ったものの、原稿作成自体が初めての場合はデータの設定や入稿方法など知らないことがいっぱいで不安という方も多いことでしょう。ここでは同人誌を作成するにあたって原稿データの設定に関するルールをはじめ、印刷会社への入稿の際に気を付けたいポイントやComicStudioの書き出し設定について解説します。

原稿作成時における設定について

まずは原稿の作成に入る前に、最初に行う設定から見ていきます。データの新規作成時の注意点として、解像度が挙げられます。はじめに一度でも低く設定してしまうと、後から数値を高くしても元の画像には戻らず粗いデータになってしまうため注意が必要です。適正の解像度を入力してから、原稿の作成を始めるのが鉄則です。

また入稿する印刷会社によっては、ComicStudio用のテンプレートデータを用意してくれていたり適切な数値を記述している場合があるため、一度チェックしてみることが重要となります。 用紙のサイズはA5サイズの場合はB5を、B5サイズの原稿を作成したいのであればA4をといったように、A・B判のそれぞれ1つ大きいものを用意します。

ちなみに文庫サイズであれば、B6のものを用意しましょう。なお表1と4を繋げた表紙や見開き本文の原稿を作成する際、ComicStudioの新規作成画面から作るのではなく、印刷会社の指定するテンプレートを使うことが多いです。

同人誌に限らず、全ての入稿データを作成する際には仕上がり枠に注意する必要があります。塗りしろとも呼ばれる部分であり、A5判であれば幅14.80cmで高さ21cmといった風に設定します。枠いっぱいに原稿データを作成すると、印刷した時にはみ出してしまう可能性が高いからです。加えて裁ち落とし幅は0.3~0.5cmに、基本線数は60までに留めておくのが一般的です。

原稿ファイルの書き出し・出力サイズと範囲

マンガおよびイラストの同人誌の原稿データが完了したと仮定して、次はファイルの書き出しの設定を見ていきます。印刷会社への入稿可能なファイル形式は、tiff形式もしくはpsd形式と呼ばれる拡張子です。いずれもアドビ社が管理しているソフトからの形式ではあるものの、それらのソフトを所有していなくても変換することは可能です。

両者ともにさまざまなソフトで読み込みおよび編集が可能であるため、同人誌に限らず多くのデザインの現場で用いられています。モノクロ原稿オンリーであればbmp形式でも入稿できますが、データ容量が大きくなりすぎるため余りおすすめしません。作業中のパソコンやタブレットに、不要な負荷をかけるばかりでなく入稿の際にもトラブルが発生しやすいからです。

なお多くの印刷会社では、ComicStudioのデフォルトのファイル形式であるcstやcpgといった拡張子には対応していないことが多いため注意が必要です。 書き出す際には、等倍で出力と書かれた項目にチェックマークを入れます。等倍で出力していない場合、原稿のサイズが変わるだけでなく縞模様のノイズであるモアレが発生してしまいます。出力範囲に関しては、トンボの裁ち落としまでかページ全体を選ぶのがベストです。内側まで選んでしまうと、塗りたし部分が不足して冊子の端に白地部分が出来てしまいます。

原稿ファイルの書き出し・色とトーン

出力と範囲に関する項目が終わったら、次は色にまつわる項目へ移行します。色深度については、モノクロ原稿とカラーとで指定方法が異なります。白黒のみの原稿の場合は、まずグレースケールを選択するのが通常です。間違えてモノクロ2階調を選択してしまうと、グレーの部分が擬似階調化されてしまうため注意が必要です。

特にトーンを用いた場合は擬似階調の現象が顕著であり、画面の白飛びやつぶれが発生します。解像度を低くしてしまった時のように、ザラついた画面ノイズが発生するため注意してください。なおグレーを一切使用していない場合は、2階調で書き出しても問題はないです。

加えてトーンを使用している場合、出力の項目は全てモノクロの網点で出力するようにチェックを入れます。デフォルトの状態のままだと、網点にアンチエイリアスがかかり結果的にこちらもモアレが発生するからです。アンチエイリエアスを外す機能がないComicStudioDebutを使用している場合、モアレが発生するため必ず2階調で書き出すかトーンを利用しないようにしましょう。

原稿ファイルの書き出し・ページ情報

色に関しての項目を押さえたら、ページ情報へと移ります。書き出しの際はページ情報の項目にて、ノンブルにチェックマークを入れるのが鉄則です。ノンブルがない原稿については、乱丁・落丁といったトラブルが発生しやすいため注意が必要です。この項目でミスをすると、もし乱丁・落丁が発生しても印刷会社は責任を取ってくれない場合がほとんどなので気を付けてください。

この後にトンボにチェックを入れますが、出力範囲をトンボの裁ち落ちにしている場合はチェックを入れなくても問題ないです。加えて下描きや基本枠のチェックも、外しておくのは必須です。 冒頭でも述べた通り、ファイルの拡張子はpsdもしくはtiff形式を選択します。

一応bmp形式で入稿することもできますが、データ容量が大きくなりパソコンでの作業時や入稿の際のデータトラブルを起こす確率が高くなるためやめておいた方が賢明です。書き出しをpsd形式で行う場合は、レイヤーを統合して出力するようにします。統合を怠ると必要なレイヤーの欠損や、不要なレイヤーが印刷に出てしまうなど印刷トラブルが多発します。

その他のComicStudioのデータ作成時の留意点

データを書き出す際はもとより、ComicStudioでデータを作成する際に注意したいポイントとしては擬似諧調の使用に関してです。特に細かい点を施すトーンなど効果を使用する際に危険であり、トーンの小さな点が非常に細かいドットへと勝手に変換されてしまいます。

これにより画面内のトーンに白飛びやつぶれなど、本来の効果とは異なるエフェクトに変わります。見た目の印象が変わってしまうだけでなく、出来上がった印刷物を見た際にクオリティが低く感じる原因となるため必ず擬似階調を使わないようにしましょう。

避ける方法としてはメニューバーの中のファイルをクリックして、環境設定のツール内へと遷移します。その中のツール動作における、1Bit・2Bitのラスターレイヤーについての項目のディザリングで描画という部分のチェックを外します。加えて8Bitのグレー擬似階調レイヤーを、使用せずに原稿を作成することが大切です。

またグレーを使用している原稿で、色深度の欄にてモノクロ2階調を選択した場合も同じくモアレが発生するため注意が必要です。解像度に関してはカラーの場合は350dpi、単色およびモノクロ原稿の場合は600dpiを厳守してください。特に600dpi以外を選択した場合、確実にモアレが発生します。

原稿データ入稿時において全般的に気を付けたいポイント

原稿データそのものの設定の他にも、入稿の際には気を付けなければならないポイントがあります。同人誌はもちろん全てのデザイン原稿の入稿の際、確認用の見本を用意しなければなりません。原稿データの中身に不備があった場合や、色味・印象などが依頼者の思惑を体現できているのかをチェックする際に必要なのが確認用見本です。

そうは言っても難しいものではなく、原稿データをjpeg形式など画像データで出力すればすぐに用意できます。多くの印刷会社では、原稿データが格納されているフォルダと分けることを指定するためそのルールに従ってアップロードしましょう。

ファイル名に関しても多く、日本語で保存してしまっているケースがトラブルに発展しやすいです。圧縮した後のファイル名は、必ず半角英数で名付けるようにしてください。特に他のOSで作られたデータを、マッキントッシュ製のOS搭載パソコンで受信した際に文字化けが発生します。

同様に逆の場合でも文字化けの現象が見られるため、入稿の際に限らず普段から半角英数文字を使用するよう心がけるのが大切です。原稿データが文字化けしていたり開けなかったりして、納品が間に合わないケースも非常に多いため注意が必要です。オンライン入稿の際は、いずれのOSであってもzip形式で圧縮すると問題が発生しにくくなります。

 

同人誌の原稿をComicStudioで作成する場合、新規ファイルの設定と印刷会社の指示・ルールを確認するのが鉄則です。会社によってはテンプレートデータを用意している場合もあるため、初心者はそちらを利用すると安心です。大切な原稿を自分の思った通りの理想の形で印刷するためにも、正しく設定を行って早めに入稿するのが重要になります。

 
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