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同人誌の表紙にはコート紙がおすすめ!特徴やほかの紙との違いを解説

公開日:2022/09/01  

同人誌の表紙にはコート紙がおすすめ!

コート紙は日常生活のさまざまな場面で活用されています。その特徴やメリット、デメリットはどのようなものがあるかご存じでしょうか。ここでは、コート紙はどんな特徴を持つ紙なのか、コート紙とほかの紙との違い、同人誌の表紙にコート紙がおすすめの理由について解説します。

コート紙ってどんな印刷用紙?

コート紙は、上質紙、中質紙にコート材を添付して表面を加工したものです。上質紙、中質紙は紙のランクを意味し、上質紙は最上位、中質紙はその一つ下位に位置します。その下には上更紙、その下の最下位には更紙があります。

上質紙は、原料であるパルプに化学パルプを100%使用しているものだけが表示を許されているのです。非常に高品質であるにもかかわらず、表面加工された紙と違って価格が安く、ビジネス、個人問わず、あらゆる場面で使用されています。

具体的には、カレンダー、カタログ、企業紹介などのパンフレット、ペーパークラフト、冊子、書籍、雑誌、コピー用紙などです。中質紙は、上質紙ほどの品質はありませんが、コストが安く雑誌や書籍の本体部分に利用され、化学パルプの含有率は70%以上となっています。

上更紙は、少しざらざらしていて質感が悪くなります。それでも筆記などにはまったく支障のないレベルです。化学パルプの含有率は40%以上になります。上更紙は漫画や週刊誌の本体部分などに活用されています。

更紙はさらにざらざら、ゴワゴワ感が出てくるのです。色もグレーや茶色のような色が強くなり、いかにも安い紙といった印象を受ける紙です。耐久性や美観は望めませんが、コストがとにかく安く、大量に生産できるので多く出回っています。

化学パルプの含有率は40%以下になります。新聞紙、ボール紙、藁半紙といわれるものがこれにあたり、とくに新聞紙は化学パルプの含有率が5%ほど、残りは砕木パルプやインクを取り除いた再生新聞紙です。

通常の紙でもこれだけの種類があり、用途に応じてさまざまに使い分けられ、日常に溶け込んでいるのは驚きではないでしょうか。

さて、コート紙はこれら非塗工印刷用紙を元に作成され、上質紙を利用したコート紙はA2上質コート紙、中質紙を使用したものはB2中質コート紙と分類されます。その特徴をお教えすると、第一に光沢性です。表面は光を放っており、印刷するとテカテカした印象になります。

触った感じはツルツルした感じになるのです。表面にコート材を添付した後、ローラーで表面が滑らかになるように加工しているためそのような仕上がりになります。

印刷した後は発色がよく光沢の効果と相まって、対象をはっきりと際立たせてくれる効果を得ることができます。コート材を添付している性質上、コート紙はほかの塗工紙と比較して乾燥が早いほうですが、非塗工印刷用紙と比較するとインクが染み込みにくく、定着しにくいという特徴があるのです。

さらに、大量のインクを使用するいわゆる塗りつぶしといわれることを行うと、擦れたり滲んだりする可能性があり、レーザープリンターやインクジェットプリンターでの利用には向きません。

これでは、せっかく高いお金を出した紙がダメになってしまいます。印刷の設備や技術がない方は、素直に印刷業者に依頼をするのが無難です。彼らは印刷のプロです。

印刷設備や経験はもちろん、どのような表現方法がどのような紙を使用して最大の効果が得られるのかを熟知しています。

また、それぞれの紙の仕上がりを比較できるようにサンプルも用意しており、まったく知識がなくても、視覚的にその効果が実感できるように対応してくれることでしょう。

上記のような特徴を持つコート紙は、どのようなものに利用されているのでしょうか。コート紙はその光沢と発色のよさから、商品やサービスを視覚的にアピールするのにぴったりな紙です。

「きれいな海の絵を際立たせたい」「色彩豊かな絵画の魅力を存分に伝えたい」「車のつや、コーナーの美しさを表現して、高級感を伝えたい」「自社の新しく、きれいなオフィスや診療所などをPRしたい」などの要望にしっかりと答えられるものであり、企業のパンフレット、ポスター、雑誌、書籍、カレンダー、DM、ポストカードなどさまざまなものに活用されています。

また、安価でコストパフォーマンスに優れることから、大量にきれいな印刷物を配布したい場合など、販売促進のチラシの素材などにも向いているものです。

コート紙とほかの紙との違い

コート紙は光沢があり、手触りは滑らか、印刷は対象を色彩豊かに表現できる紙だと述べました。

これの対極にあるのがマット紙といわれるものです。マット紙は、コート紙とは逆に光沢を抑える艶消し加工を紙に行っているものです。落ち着いた雰囲気を醸し出し、手触りはサラサラとして、印刷は文字を際立たせる表現を可能にする紙になります。

「和食の店なので落ち着いた雰囲気を演出したい」「伝統芸能の公演のお知らせを行いたいが、普通の紙では味気ない」「高級マンションの案内を送りたいが、高級感を演出したい」「お得意様に日頃の感謝を伝えるDMを送りたい」などといったことに対応できるのがマット紙になります。

その落ち着いた見た目、質感は手に取った方に高級感と安心感を与えるものです。コート紙が光沢や色彩の鮮やかさからインパクト重視で相手に訴えかけるのに対し、マット紙は重厚なその存在感でいぶし銀な働きをしてくれることでしょう。

これをよく表しているのが、名刺を作成する場合にはマット紙を使う方が多いということでしょう。落ち着いたシックな印象を与え、印字された文字をくっきり印象的に見せてくれるマット紙は名刺の素材にぴったりです。

短い時間で効果的に自分を宣伝するには、名刺の存在感は重要です。マット紙はビジネスでの信用獲得にも一役買っています。コート紙に似たようなものにアート紙といわれるものがあります。

アート紙もコート紙と同様、光沢があり発色が豊かですが、違いは添付するコート材の量にあるのです。コート紙は一平米あたり20グラムくらい、アート紙は一平米あたり40グラムくらいといわれています。

コート材の量が違うということは品質にも大きな影響を与えます。一般的にアート紙の方がコート紙に比べ、光沢が強く発色が鮮やかです。

これは、実際に印刷して見比べてみると一目瞭然です。当然、価格はアート紙のほうが高くなるので、使用部位を絞って活用するなどの工夫を行うことでメリハリをつけるのもよいでしょう。

同人誌の表紙にはコート紙がおすすめ

コート紙は、光沢のある表面加工された紙のなかでは比較的安価な部類に入ります。コート紙のような光沢があり、発色がよい紙を利用するのは、作品の視覚的なインパクトを手っ取り早く向上させるのに役立つものです。

かといって、すべての紙面をコート紙にするとコストが嵩むので、表紙や登場人物のイラストの入った重要部分はコート紙、中身は上質紙などといった使い分けが必要になってくるでしょう。

また、コート紙は光沢があるので、テカテカした印象があります。これは長時間見ていると目がチカチカして疲れることを意味し、とくに活字が多い冊子の場合には多用は避けたほうが無難です。

まとめ

コート紙はどんな印刷用紙なのか、コート紙とほかの紙との違い、同人誌の表紙にはコート紙がおすすめの理由について解説しました。コート紙は多くのものに取り入れられ、日常に多く存在します。

その特徴とメリット、デメリットを頭に入れておくことで、同人誌の活用方法も見えてくることでしょう。上記を参考に、コート紙を同人誌作成の素材に採用してみてはいかがでしょうか。

 
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