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同人誌の印刷で気になる「青インク」の発色について

公開日:2020/11/15  最終更新日:2020/10/26

パソコンで作った同人誌用のイラストやデータを印刷してみたら、画面と違うような少しくすんだ色に見えた経験のある人も多いと思います。とくに青系が思った通りの色が出ません。これは、普段の製作環境であるパソコン画面で見える色と印刷物に使われるカラーで再現できる色が同じではないことから起こります。

モニターと印刷物により色の違いが生じる

パソコン画面のモニターと同人誌では使われているカラーの再現できる色の領域が異なっています。そのためパソコンできれいに配色できたと思っていたものがまったく違った仕上がりになるのです。パソコンのモニター画面はRGB、印刷に使われているのはCMYKです。

両者とも目に見えるすべての色を表現できているわけではないので、表現方法や色の幅が異なりまったく違ったように見えてくるというわけです。基本的にRGBの方がCMYKよりも発色の領域が広く鮮やかになり、そちらで慣れているとCMYKで出力した場合色がくすんで見えます

自分のモニター画面と印刷物の色を合わせることは非常に難しいのですが、知識があればある程度合わせることは可能です。業者の指定がCMYKの場合は、自分でカラーマネージメントをできるように普段から準備しておくことが大切です。

できるだけ用紙に合わせた紙を用意しプリンターで出力して、希望通りの色が出るようにモニター画面を調整したりソフトを設定したりして、自分のパソコン環境を整えておきましょう。

パソコンのモニター画面はRGBで色を表現

パソコンのモニター画面ではデジタルで画像を表示するため、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3色(RGB)でカラー画像を表示しています。RGBは光の三原色と呼ばれていて、赤と緑と青の三つを組み合わせることでいろんな色を表現していきます。

各色を256段階の強さで表現でき3色を組み合わせると16,777,216色と発色の領域が広いです。そのためテレビやデジカメ端末のディスプレイなど光を発する媒体はすべてRGBを使って色を表現しています。パソコンのイラストソフトであるPhotoshopやIllustratorなどでは、パラメータを0~255で指定できるなどさらに微妙な色合いも表現できます。

ウェブサイトを制作する際の6桁の数字やアルファベットで指定されているコードは16進数カラーコードで、RGBのおかげで多くの色を扱うことができます。RGBは光で色を表現する仕組みで重ねるほど明るくなっていくので、重ねれば重ねるほど白に近づいていきます。逆にすべての光を吸収した場合、黒色と認識されるわけです。

印刷物に使われるのはCMYKの4色

同人誌をはじめ印刷物のインクに使われるカラーは、色の三原色と呼ばれCMYKと書きます。シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)の色材の三原色にキープレート(Keyplate)を加えた再現方法です。キープレートとは画像の輪郭などを示すのに用いられた印刷版のことで、黒インクが使用されるため事実上黒を指します。このKはよく黒と勘違いされますが、Keyplate(キープレート)の頭文字であるKです。

インクの濃度は0から100の数字で表し、数値が大きければ大きいほど濃い色です。CMYKは混ぜれば混ぜるほど暗い黒に近い色になっていくので、プロセスカラーと呼ばれています。家庭用のプリンターでも6色インクの機種も出てきていますが、この4色で表現するCMYKの機種が基本となっています。

RGBとの違いはこの黒の存在です。CMYの三原色を用いれば黒はできるのですが、完全な真っ黒にはできないので黒の単色インクが使われます。白は存在せず、基本的に紙が真っ白なので、印刷されてない部分が白色となります。色域はRGBに比べるとかなり狭く、モニター画面で見える鮮やかな色は同人誌では表現が難しいということになります。青インクをはっきり出したくても、モニター画面と同じようにはなかなかならないのはこのためです。

モニターなど個人の制作環境に起因する場合も

画面の印象と印刷結果のインクの発色の違いはRGBとCMYKの色域の違いによるものが大きいのですが、個人のモニターやパソコン、ソフトといった制作環境が大きく影響していることもあります。個人によって持っているモニターのレベルは違いますし、表現色も当然異なってきます。自分の思い通りの色にしたいならば、製作用モニターは画面を調整できるものを選びましょう

モニターキャリブレーションを行えばまず間違いはありませんが、そこまでしなくてもある程度のカラーマネージメントをすることは可能です。カラーマネージメントとは、自分と別の人の異なる機器の間で同じ色を扱うための環境を整備することです。自分が使っているモニター画面を相手も使えるとは限らないので、相手の人ができるだけ実物に近いデータを見ることができるように設定してあげる必要があるのです。

モニター画面は経年劣化するので、定期的にカラーマネージメントをする必要があります。また、作業環境の光の入り方でも画面の見え方は違ってきます。制作する段階から気をつける必要があるのです。

RGBをCMYKに変換する方法

まずRGBでデータを作成し、後でCMYKに変換するのが普通です。元の絵のデータを残しておいて、比較しながら調整していきましょう。CMYKへの変換はイラストソフトを使えば大体のソフトで可能です。

その前にまず、モニターとプリンターのカラーマネージメントも設定しておきましょう。できるだけ希望の絵や発色に近づけるためには、モニター画面とプリンターとソフトそれぞれに適切なICCプロファイルが付与されていることが必要になってきます。

プリンターで出力しながら希望の色に調整します。Photoshop、IllustratorといったAdobeのソフトはOSに依存しないCMSを利用しているため、WindowsでもMacでも環境に影響されることなく作業できます。使用している業者や人も多く、なるべく使いたいソフトです。

また、Macを使えばOSが色の調整を行う仕組みになっているので、アプリが違ってもほぼ同じ色を再現しています。ただ、Macを使っていてもモニターに違うICCプロファイルが当てられていた場合、色が異なってくるので注意が必要です。どうしても明るい青インクの色を出したい場合、最近ではRGBで入稿できるところもありますので、印刷所に合わせて入稿形式を変えてみるのもよいかもしれません。

同人誌の色を希望の色に近づけるには

モニターやソフトのプロファイルを確認し、PhotoshopやIllustratorといったソフトで設定した後プリンターで出力して、その色と画面を比べてみるといった調整をしていくことで希望の色に近づけることができます。これは普段のプリンターでも同じ作業になります。RGBで出力する場合も同様ですので、業者に丸投げすることなく自分で確認するようにしましょう。

ソフトはPhotoshopやIllustrator、CLIPSTUDIOなどのイラストソフトがあれば、ある程度設定できます。ない場合でもフリーソフトのGIMPを使うなどで対応できます。まったく同じようにすることは難しいですが、ある程度自分の希望の配色に近づけることは可能です。

印刷所は最近ではWindowsやRGBを使えるところも増えていますが、主にMac、Photoshopという環境が多く、カラーマネージメントにおいてはPhotoshopを使うことがより確実といえます。今は月額で使うこともできるので、モニターと同じ色を出したい場合は導入してみましょう。

 

印刷ではCMYKを利用しているため、青インクを含め全体的に色がくすんでしまうのはある程度仕方がないところがあります。その辺を考慮した上で配色を考え、同人誌データを作成する必要があります。自分の印象はモニター画面なので、印刷したときに違うと感じてしまうのです。自分でもプリンターで出力してみたりできるだけ希望の色を出せるように努力してみることが必要です。

 
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