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同人誌の表紙にピッタリ?初心者ならアート紙がおすすめの理由とは

公開日:2022/09/01  

同人誌の表紙にピッタリ?

アート紙は同人誌に限らず、幅広い用途で使用されている紙です。その特徴を知ることで、有効に活用できるでしょう。ここでは、アート紙はどのような紙かといったことやコート紙やマット紙との違いについて、アート紙が同人誌や冊子の表紙におすすめである理由について解説します。

アート紙ってどんな紙?

アート紙は上質紙に塗料を添付して表面を加工した紙になります。上質紙とは、原料に化学パルプを100%使用した紙で、アート紙、コート紙、マット紙などあらゆる表面加工された用紙の素体になる高品質な紙です。

紙は、化学パルプの配合量によって等級が分かれており、上質紙はその最上位に位置する紙になります。それより下級の紙は、砕木パルプや古紙を混ぜているものになります。表面に添付する物質は、顔料と接着剤を混ぜ合わせて乾燥させたものです。

顔料はサチンホワイトやカオリンなどで、鉱物から生成されます。顔料を紙面に固定させる接着剤は、ポリビニルアルコールやカゼイン、合成ラテックスなどになります。

いずれも工業製品として人工的に生成されたものですが、このうちポリビニルアルコールは、石油由来で主に事務に使うのりや使い捨てコンタクトレンズの素体に活用されていますが、動物実験で発がん性や腫瘍が発生するのを促進する作用が確認されている物質です。

直接人体に取り込まないものではありますが、あまり使ってほしくはない物質ではあります。アート紙は光沢、厚みがあり、人や物などを色彩豊かに表現できます。

それゆえ、カレンダーやカタログ、会社案内、美術誌、雑誌など冊子の表紙、ポスター、パンフレットなど非常に幅広い用途に活用されているのです。

これらは、対象をはっきりと人に視認させる必要のあるものが描かれていることが多く、アート紙が先述のような用途に最適なものであることを示しています。

同じように表面に光沢が施されたものにミラーコート紙というものがありますが、これは、別名キャストコート紙とも呼ばれ、アート紙以上に光沢と質感の滑らかさを追求したものです。

高級美術紙、高級ブランドや宝飾類のパンフレット、DMなどに利用されています。大雑把にいうと、この上なくピカピカ、ツルツルした紙ですが、人や物などの印刷再現性は非常に高いものがあります。

反面、コストが高く分厚い冊子全体に活用するのは難しいという側面があるのです。表紙、重要部分のみに使用するなどピンポイントで活用するのがよいでしょう。それゆえ、価格面でのコストパフォーマンスはアート紙のほうが優れているといえるでしょう。

アート紙のデメリットとしては、表面がコート加工されているのでインクが染み込みづらく、多くのインクを使用する部分が擦れたりぼやけたりする可能性があることです。

インクを噴射するインクジェットプリンターとの相性が悪いのも、不利点といえるでしょう。これを解消するには、乾燥時間を多めに取ったり、表面をニスなどで不具合が出ないよう加工したりする必要があります。

コート紙やマット紙との違いとは

コート紙は主に上質紙に光沢のある表面加工を施した紙をいいますが、この部分ではアート紙と変わるものではありません。では何が違うのかというと、表面に塗る塗料の量が違います。

アート紙が1平米あたり40グラムほどなのに対し、コート紙はその半分の20グラムほどです。この違いは、紙の性質、厚みに大きな影響を与えるのです。

塗料の量が多いため、光沢、発色、表面の質感の滑らかさはアート紙のほうが優っており、より高品質であることが分かります。また、塗料の分、厚みが増したことで耐久性にも優れています。

ただし、当然のことながら価格はアート紙のほうが高くなるので、使い分けが必要といえるでしょう。

“真っ青な海”“湯気の立った美味しそうな料理”“発色が鮮やかなスポーツカー”“華やかな色とりどりの花”など、しっかりとした色彩と光沢を前面に出して表現する必要がある場合はアート紙、アート紙より品質は劣ってもよいので大量に印刷したい場合はコート紙を選択するのがよいでしょう。

契約や販売の場面では、この印刷品質の違いが勝敗を分けるになることも多くあります。品質の違いを確認したい場合は、発注元のサンプルを確認するか、実際に印刷して見比べてみることをおすすめします。

おそらく、その違いに驚くことでしょう。マット紙は、表面に光沢が出ないように加工された紙をいいます。表面に光沢がない分、落ち着いた雰囲気を醸し出します。

アート紙は光沢がある分、人や物をはっきり表現するには有効ですがチカチカするため、長時間見ると目が疲れてしまうでしょう。

また、文字を印字すると光って見えづらいなどの問題があります。対してマット紙は、光沢のない紙の性質上、文字が際立って見えます。文字以外の印刷再現性も高く、用途を問わずあらゆるものに使用できるのです。

マット紙の用途として一般的なのが、名刺や会社案内、パンフレットなどのビジネスに関わるものです。光沢のあるアート紙は、インパクトはありますが比較的派手な印象を与えます。

名刺や会社案内は浮いたような印象を与えないよう、必要充分な情報をシンプルで分かりやすく表示し、図や絵も効果的に配置することが求められます。また、文字で説明、表記する部分も多く、時間をかけて読んでも疲れない工夫が必要になるのです。

ビジネスの場面では、とくに名刺は自分の名前が書かれた分身といえるほど大事なものです。自身の名前や会社名などがはっきり印字でき、質感もサラッとしたマット紙はビジネスのシーンで活用するには最良の素材といえるでしょう。

アート紙は同人誌や冊子の表紙におすすめ

上記のような特徴を持つアート紙ですが、同人誌や冊子ではどのように活用するのがよいのでしょうか。

アート紙の光沢と耐久性は同人誌や冊子の表紙におすすめといえます。光沢のある紙面は色彩豊かでインパクトのある絵を表現するのにぴったりです。人物や風景、感情描写が多い同人誌において、色彩は重要な意味を持ちます。

それは、人の肌の血色、登場人物の精神状況の描写などを繊細かつ大胆に表現する必要のある場面が多いためです。また、冊子の表紙は冊子を手に取ってもらうのに、非常に重要なものです。

冊子がはっきりしない印字や色彩であったり、地味な感じであったりするとなかなか読者にインパクトを与えるのが難しい側面があります。

ぱっと見のインパクトを手っ取り早く得たいのであれば、アート紙のような光沢があり、はっきりとした色彩が表現できる紙を利用するのが理想といえます。

また、冊子の表紙はもっとも手に触れる回数の多いものです。アート紙は表面コートの塗料の量が多いため、その分耐久性があるので、この点も活用するメリットといえるでしょう。

また、アート紙はポストカードなどの少ない印面のものを印象深くするためにも有効です。冊子とともにあわせてアピールすることで訴求能力をアップさせることができるでしょう。

まとめ

アート紙はどのような紙か、コート紙やマット紙との違いについて、アート紙が同人誌や冊子の表紙におすすめである理由について解説しました。アート紙の特徴、メリット、デメリットが分かったのではないでしょうか。

「さまざまな紙の種類があって、どれを選択すればよいか分からない」という方は、ひとまずアート紙を活用することをおすすめします。上記を参考に、素敵な同人誌を作成してください。

 
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