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無配の小冊子を作りたい!作る時に気を付けるポイントとは

公開日:2022/06/15  最終更新日:2022/06/30

作る時に気を付けるポイント

企業のパンフレットや無料の求人誌など、私たちの生活のなかには、さまざまな小冊子が溢れています。近年は、同人誌即売会で無料の小冊子を配布するサークルさんも増え、趣味の世界でも身近な存在になりました。実はこの小冊子、個人でも作れる印刷所があります。どんな風に作るのか、製作のポイントを紹介しましょう。

そもそも小冊子とは?

小冊子とは、薄い本のことです。ページ数が少ない本といえばわかりやすいでしょうか?たとえば、学校の入学案内の際には、教育理念や施設案内を小冊子に記載して、来場者に配布します。自治体のイベント案内を小冊子にまとめて、配布することもあります。観光客向けに、観光名所の薄い冊子を配布しているところもあるでしょう。

このように、私たちの生活の至るところに小冊子があり、生活に根付いています。だからこそ「個人で小冊子を作りたい」という方もいますし、少部数に対応する印刷所も増えてきました。

小冊子の基準とは?

「どんな厚さが小冊子か?」については明確な基準はありませんが、ユネスコが定めた「国際連合教育科学文化機関」では、5~48ページに当たるものを「小冊子」と定義しています。

ただし、この通りでなければいけないわけではなく、好きなページ数で制作できます。大きさもページ数も自由自在。でも自由だからこそ、自分で決めなければいけないことも多いです。小冊子を作る前に、作り方のポイントや印刷費のことなど、基本を押さえておきましょう。

小冊子の厚さ・大きさと印刷費の関係

小冊子を作る場合、モノクロよりカラーの方が値段は高め。ページ数が多ければ多いほど、大きさが大きいほど、印刷費は高くなります。カラーは発色によっても値段が上下するので、無配の場合はとくに「印刷費の上限設定」が重要です。

逆に、印刷する冊数が多ければ多いほど1冊あたりの印刷費は安くなり、お得な価格になります。最初に装丁と冊数を決め、印刷費を確認してから作業に入りましょう。この順番を間違えると「印刷費の価格が予算を越えてしまった」というトラブルになりかねません。

文字が多め・大きめの時はモノクロに、写真が多めのときはカラーにしてページ数を減らすなど、工夫を凝らしてみてください。カラーページとモノクロページを分け、印刷費を減らす方法もあります。

無配で小冊子を作る時の注意点とは

無配の小冊子を作るときは、「お金のかけすぎ」に注意しましょう。予算の上限を決めて、その範囲内で制作することを徹底しましょう。当たり前のことの様で難しいことなので「まず予算を厳守すること」を常に頭に入れておきましょう。小冊子に限りませんが、製作過程で「これもやってみたい」「あれも入れたい」と理想が高くなることも少ない話ではありません。

無配は収益がないので、凝りすぎると大きなマイナスにもつながります。「予算のなかで、最大限によいものを作る」ということを忘れずに、多くの人に喜ばれる小冊子を作りたいものです。

用途に合わせて大きさを選ぼう

小冊子というと、小さめの本を連想する方も多いのではないでしょうか?小冊子の大きさにはとくに決まりはなく、好きな大きさで作ることができます。だからこそ「用途に合う大きさ」を自分で設定することが大切です。

小冊子は、大きすぎても小さすぎても、読みにくいものになってしまいます。「何を伝えたいのか」をまず考え、文字の大きさや写真の数を決めたうえで、丁度いい大きさを選択しましょう。

小冊子サイズの基本的な考え方

まず、印刷費はサイズが大きい、またページ数が多いほど割高になります(カラーかモノクロかでまた違ってきますが)。写真を大きく載せてページ数が少ないときには、大きめサイズのA4を指定しましょう。文字数が多く、厚みのある小冊子を作りたい時は、A5サイズ以下を選択するとよいでしょう。

A5とA4の間のサイズはB5になります。写真と文字をバランスよく配置したい時は、このB5サイズを検討してみてください。必ず本のサイズを考えてから、作業に入ることを忘れずに。サイズによって原稿の解像度も変わってきますので、サイズを含めて構成を最初に決めておきましょう。

一般的な小冊子はA4サイズ(210×297)

一般的に多い小冊子のサイズはA4サイズになります。雑誌やクリアファイルと同じ大きさです。もし大きさに迷った場合は、A4サイズを基準に考えるとよいでしょう。一番慣れ親しんだ大きさなので、見やすくて保存もしやすいです。写真と文字をバランスよく配置でき、製作側からしてもメリットが多いです。

注意点としては、かさばりやすいことでしょうか。一般的なサイズではありますが、バッグに入れるには少し大きめ。厚みがあるとさらにかさばるため、ページ数によっては配慮が必要です。

週刊誌サイズならB5(182×257)

A5ほど一般的ではないものの、週刊誌やプリント・チラシでよく見るサイズがB5です。B5サイズはA4ほど大きくない上、写真や文字も入れやすい大きさになります。

とくに厚みのある冊子を作る場合は、A5サイズだと持ち運びも見やすさも最適です。「A5だと少し大きいな」と思ったら、B5サイズで検討してみてはいかがでしょうか。

小さめの小冊子ならA5サイズに(148×210)

A4サイズの半分に当たるのが、A5サイズです。A4の紙を半分に折った大きさだと考えてください。自費出版で作る本や、同人誌即売会で配布されるノベルティ(無料配布本)には、このA5サイズがよく見られます。

A4やB5と比べて小さめではあるものの、持ち歩きやすいサイズなので、厚みのある冊子を作りたいときにおすすめです。文字が多い小冊子にも向いています。

製本方法の選び方

小冊子には、大きく分けて2つの製本方法があります。

・中綴じ

・無線綴じ

この2つの製本方法について解説します。

中綴じとは?

本の真ん中をホチキスのように止める製本方法。A5の本を作るときは、A4の左右に印刷して製本を行います。自分でもできる製本方法なので、見たことがある人も多いはず。薄めの小冊子に使われることが多いです。中綴じで小冊子を作るときは、ページ数に注意が必要です。中綴じは中央をホチキスのように留めるため、ページ数に上限があります。

あまりにページ数が多いと、本の真ん中からページが外れてしまう可能性もあるので注意。また、分厚い中綴じの本は見た目もよくありません。ページ数の上限は印刷所によって異なるので、事前によく確認しておきましょう。もしページ数が厚くなる場合は、中綴じより平綴じ・無線綴じをおすすめします。

無線綴じとは?

週間の漫画雑誌やファッション雑誌のように、片方にノリを付けて閉じるタイプの製本方法です。中綴じはその構造上、厚めの冊子には向いていません。その点、無線綴じは本の厚さに左右されませんので、分厚い冊子でも対応が可能です。ただし、接着剤は年月とともに劣化するため、長期保存には向かない一面もあります。

印刷用紙を選ぶ時のポイント

小冊子を作る時、重要になるのが印刷に使う紙です。表紙も大切ですが、中のページに使用する紙も大切です。なぜなら、それで冊子の厚さも変わりますし、発色に違いが出ることもあるためです。

ページに利用する紙の選び方は?

ページの紙は、写真を使うのならコート紙がオススメ。ツルツルしていて光沢があり、写真が綺麗に映える用紙です。一方、イラストを印刷するならマットコート紙がよいでしょう。

マットコート紙は、ツヤを押さえた深みのある印刷ができます。イラストの色をより美しく魅せてくれるので、積極的に使っていきたいですね。

紙の厚さの選び方

紙の厚さはグラムで表示されています。グラム数が大きければ大きいほど、厚い紙ということになります。表紙にも本文にもよく使用されるコート紙は、本文なら90gがよく使用されます。表紙であれば130gからが一般的です。

しかし、表紙と本文の厚さが同じ小冊子もありますので、色んな小冊子を参考に体裁を決めるとよいでしょう。厚い紙はゴージャス感があり、薄いページでも厚みを出せます。

ですが、逆にページ数が多めの冊子だと厚くなりすぎるため、丁度いい厚さを模索しましょう。デジタルの普及とともに、個人でイラスト集や自伝本を作る人も増えてきました。

また、同人誌即売会のような趣味の世界で、ノベルティとして無配本を作る方もいます。小冊子に具体的な定義はないので、理想の形を目指して製作してはいかがでしょうか。

 

製作段階で分からないことがあれば、印刷所に質問をしてみるのも手です。印刷所は印刷のプロですから、どんな質問にも分かりやすく丁寧に教えてくれます。その場合は、締め切りから余裕があるうちに、聞くことを心がけましょう。印刷所の力を借りながら、世界に1つだけの素敵な小冊子を作りましょう。

 
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